2017年11月アーカイブ

家族の時間

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その山肌の表面に朝陽が当たるか当たらないかの早朝。
王様の如く椅子に腰かけた甥っ子3rd(4歳)が見守る中、皆せっせと雑草を抜く。
自分が何故ここに連れてこられたのかも理解出来ていない幼い王様は、眠気で閉じそうな瞼をしばしばさせては、時折、皆の懸命な働きに背を向け、空宙に視線を漂わせながら歌を唄う。

「つーちゃんは王様やないき、サボらんとこっち来て草抜きや。」
今年中学生になり、そんなもっともな事を言う甥っ子1stに対して、「ちん毛がボーボーになってから俺に意見せい。」と大人げ無い反論と共に王様の傍を離れないボクはここでも怠け者である。

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家族がこうして揃ってお喋りしながら草を抜く事が大切、と一向に父親の墓に砂利を敷こうとしない我が母親を指さしながら「この人が死んでから此処に砂利を敷くぞ、草が生える隙間もないくらいびっしりと。」と、わざと憎まれ口を叩いてみると、「そんな悲しい事言われん。」と甥っ子1stと2ndに諭された。祖母にあたる我が母親に対し普段は生意気な口をきく二人だが、うん、一応は優しい人間に育っているらしい。

父親の37回目の命日を高知で迎えた11月第1週のお話____。

子供染みた言い理由

「どーせオンナがおるがやろ、おるに違い無い!」

先日、帰省した折の食事の席で、約40年ぶりぐらいに偶然再会した元同級生に、自分はここ17年間ほど冬はマレーシアにいると言った時のその元同級生の反応。人づてに聞いた話によれば、彼は中学校を卒業してから頑張って働き、事業の成功もあり10億円以上もの金を稼いだ成功者であり、隣に座らせたタレントの卵だか鶏の卵だかわからぬ若い女性にメロメロの中年男である。ボクとの共通点は中年男というぐらいで、収入金額も歩んできた道もまったく違う彼の物差しからすれば、ボクは「マレーシアにオンナがいるので17年間もせっせと通っている」という理由が一番納得がいくのだろう。

別段、腹も立たない。
自分の身近な人の中でも、その話題が出る度「オンナがいるのよ、きっと。」と、意地の悪いお局さまのような笑みを周囲に撒き散らす年老いたオカマを現に一人知っているし。

ま、大人になるという事は単にチン毛が生えてくる事ではなくて、様々な場面で清濁併せ呑むその度に心のあちこちに汚れがへばりつき、その汚れにも鈍感になってゆくと云う事でもあり、戸籍まで汚した自分が言える立場でない事は重々承知しているのだけれど、それでも声を大にして言おう。

子供の頃のままピッカピカにしておきたい箇所のひとつやふたつはあるでしょーよ___。

お面を探す散歩の末に

再来月からの18回目のマレーシア渡航に向け、そう言えば島の子供と交わした「そんなにウルトラマンが好きなら今度ウルトラマンのマスクを持って来てやるよ。」という約束を思い出し、値段の高いマスクは無理だとしてもウルトラマンのお面程度ならあげられるし、丁度、今夜で今年最後の酉の市・三の酉が開催されている新宿花園神社なら屋台も出ているだろうしと、晩飯探しのついでにフラリと家を出た夜8時半。

神社が近づくに連れ、去年買った熊手を返しに行く人たちが目につき始め、神社に向かう人々の塊はみるみる大きくなって、屋台が並ぶ神社入り口付近の舗道からは歩くペースもグンと遅くなるほどの賑わいを見せる中、参道奥までの両脇に並ぶ屋台の一軒一軒を、イカ焼きの醤油の匂いやベビーカステラの甘い匂いに惑わされながら、いやいや、まずはお面だお面、と目的の屋台を探す。

けれど、境内中を人混みに交じってウネウネと歩くも最後まで見つける事が出来ず、熊手を買った人たちに送られる威勢の良い三本締めの掛け声が響き渡る夜の空の下で独り途方に暮れながら、せっかく来たんだから酉の市の雰囲気だけでもカメラに収めて帰ろうと、参拝客の行列が並ぶ本殿にスマホを向けてパシャリ。
「最近はお面もネット通販の時代かぁ、なんだかなぁ。」と、時代の流れに取り残されたような寂しさに晩飯を買う事すら忘れ、見世物小屋のアナウンスのおばちゃんのダミ声に背中をさすられながら、神社を後にした。

自宅へ戻り、ジャージに着替えコタツに潜り込み、しばらくして、さっき撮った写真を確認しようと寝転んだ態勢のまま覗いたスマホの画面。写真の左下の方に映り込んでいるその屋台に、嗚呼自分は本当に老いたんだ、老いたのでなければ呆けたのだと痛感した2017年11月の終わり____。

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来期パンコール島キャンプ日程

今回で18年目を重ねるマレーシア・パンコール島の日程がようやく決まったのでお知らせしておきますね。
1月26日出国、4月4日帰国。

毎回のようにこの期間は日本の携帯電話番号にかけられても出ませんし、おまけに今回はSIMフリーのスマホを使用中につき、あちらで買った携帯電話SIMカードと日本のSIMカードをスパッと挿し替えるので、たとえ貴方が電話をしてきても、こちらはその事すら気づかないでしょう。
あちらでの電話番号はいつものように此処にでも載せておきますので、ご連絡はそちらかメールか各種SNSアプリで宜しくです。

これも毎回の事ながら、貴方の日本からのお越しをお待ちしております。
「行ってみた〜い♪」と鼻に掛かった声で言うオンナに限って絶対来やしない事ぐらい、これまでの長い渡航歴の経験から痛いほど解ってはおります。解ってはおりますが今回も敢えて言いますね。

可愛い貴女はクアラ・ルンプールの空港まで片道4時間半かけてお迎えにあがりますし、そうでもない方、及び、髭剃り痕の残る可愛い貴方は島の港まではお迎えにあがりますし、いやいや、ツカサさんに負担はかけたくないという心優しいアナタは島のビーチでお迎えいたしますので、私作のパンコール島情報サイトをご参考の上、是非遊びに来て下さいまし___。

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プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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