2016年9月アーカイブ

ついこの間始まったと思ったら

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真夜中。
トイレの窓の向こう側から聞こえてくる隣家の庭先の虫たちの鳴き声が、今年も夏が終わりましたよと教えてくれる9月__。

謳歌か修行か

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昨日よりハナモゲラッチョ・セバスチャンが長期の海外出張の為、久々の独身生活を謳歌出来ると思ったのだけれど、前回の独身生活から早4年ほど経っていて、そう言えば前回は独りがどうしても寂しければ逃げ込める馴染みの店があったのだけれど今はもうないし、すぐに身体のあちこちが痛くなるお年頃なので好き放題の不摂生に耐えられそうもないし、一気に不安になってきたぞ。

実際に、昨日は立ち食い蕎麦屋とパンの2食。今日に至ってはペヤングとヤクルトだけで済ませてしまったという、これじゃあ楽しむどころか貧乏修行じゃないかっ! 食料の買い出しに行きたくても、窓を打つ雨の音にすらへこたれてしまい、空きっ腹を摩るだけのダメダメな真夜中3時___。

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良いんだよ雰囲気だけ味わえれば

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集合時間・朝9時。集合場所・吉祥寺。
おひおひ、ただでさえ電車が嫌いなのに何故朝の通勤ラッシュに巻き込まれにゃならんのよ。
という事で、朝から張り切る仲間たちには申し訳ないが、昼までのんびり寝て、そこからゴゾゴゾと支度をして昼過ぎの新宿駅から独り『特急あずさ』に揺られる事約2時間半。長野県にある諏訪湖の畔にある上諏訪駅の改札を抜け、駅近くの観光案内所で頂いた地図を頼りに歩いて今夜の宿まで。

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夕方、宿のロビーで合流した仲間たちと夕食がてら入った寿司屋で、「長野に来たらやっぱりコレでしょ。」と言わんばかりに馬刺しやワカサギの揚げ物をつまみ、明日墓参りをする予定の故人の思い出話に花を咲かせながら、そのまま2件目へと場所を移し、ホテルに帰ってシャワーを浴びてベッドに入ってから初めて「嗚呼、此処は温泉旅館だったな、まっ、いいか。」と、眠りに就いた午前0時過ぎ___。

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新宿2丁目の少年

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____やっと来られたよ。

東京のボクの親代わりでもあり良き友人でもあった新宿2丁目のマスターが亡くなってこの冬で5年が経とうとしているのに、一度も墓参りをした事がないのには自分なりの理由があり、彼の魂は別に此処だけにあるわけでもなく、現在は沖縄に住む奥方と共にあったり、ボクの自宅のリビングの遺影の傍にあったり、仲の良かったバカマツの宮様の傍にあったり、思い出を共有する全ての人の胸の奥に今でも優しく貼り付いていて、人は生きていようが死んでいようが誰にも思い出されない事ほど寂しい事はないのだから、時折その人を思い出す事こそが大切なのであって、ボクからすればお墓も故人との思い出を辿るひとつのツールに過ぎないわけで、ボクを含めこれだけたくさんの人に思い出して貰える彼に、そもそもお墓自体必要無いんじゃないかと。

ただ、今回、此処まで来て良かったと思えたのは、彼のお墓のある高台から彼が生まれ育った故郷のその長閑な風景を眺めながら、店に二人きりの時にカウンター越しに彼がいつもボクに話してくれた彼の少年期の思い出の中にタイムスリップをしたような感覚を覚え、この湖の傍の静かな町から独り東京に出てやがて『柏木 和美 (杵屋 勝力也)』と成って行ったその少年の背中を見送った___。

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仲良しが一番さ

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故人の墓参りを終え、仲間達と別れ、再び独りで長野を北上。
長野駅傍に宿を取ったのだけれど、1泊17,500円の宿泊料金をカードで切りながら 「マレーシアでも伊平屋島でも一度もこんな高い宿に泊まった事ないのに・・・。」としょぼくれながらチェックインした部屋で、とうとう降り始めた雨に濡れ てゆく長野駅前ロータリーを見下ろしながら、ビニール傘を買うのにも躊躇する悲しきお財布事情。

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夜、止みそうもない雨に舌打ちを打ちながら宿を出て近くの百貨店に入り「一番安い折りたたみ傘を下さい。」と言って購入した傘を広げて長野駅まで戻り、そ こから電車に乗って友人の店に向かった。今の時代、携帯の地図アプリのおかげで迷子にこそならないので迷子マニアの自分としては多少の物足りなさを感じな がらも、長野市自体が初めてな上に、友人の店にも初めて行くわけで、まるで幼子が初めてお使いに出掛ける時のようなドキドキは楽しめている。その証拠に、 乗降時に手動で開けるローカル線のドアや、その下に書かれた「↑あつい!:冬季間はドアレールにヒーターが入りますので注意してください」の注意書きに、 おおっ長野だ、此処はやっぱり長野だ、と独り静かに座席に座りながらも内心は小躍りしている。

電車を降り地図アプリを頼りに友人夫婦の店 に到着。週末という事もあり賑わいを見せる店内に、マレーシア・パンコール島以来の再会をゆっくり喜び合う暇もなく忙しそうに調理をする2人に促され座っ たカウンター席で独り、お任せで出される料理も飲み物もどれもお世辞抜きで美味しくて、時折、カウンター隣のお客さんたちの「これ美味しいわー。」という 言葉を耳の隅っこで聞く度に、料理の出来ない自分までもなんだか「どんなもんだい」と鼻高々に成ってしまう不思議。

全てのお客さんが帰った閉店後の店内で、3人で乾杯をして、何を話すと言うわけでもなく、ただただ仲良しな友人夫婦のその空気の中にチョコンと居られる喜びに終電ギリギリまで浸らせて貰ったとってもとっても幸せな時間___。

雨の松本

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朝10時前。宿をチェックアウトして長野駅へ。電車に乗り込み雨の信濃路を再び南下。
雨粒が斜めにつたう車窓の向こう、こんな悪天候でも撮影に来ている熱心な撮り鉄たちが並ぶ長閑な田園風景を眺めながら松本駅まで。

予約してあった宿のチェックイン時刻までだいぶ時間があったので、一旦荷物だけを宿に預けた後、散策に出掛けたものの、本降りになってきた雨に、撥水スプレーをし忘れた靴はすっかり色濃くなりにけり。
喫茶店でコーヒーを飲みながら雨が弱まるのを待ってから向かった松本城では、カップルやグループや家族連れで賑わう松本城。独りで来ている観光客もチラホラといるのだけれど、「やさぐれた格好の」というキーワードを付け加えたら自分一人に絞られてしまうほどこの場所では浮いてしまっているので、天守を写真に収めた後、入って来た正面からではなく、横の小さな通用門からさっさと出てホテル近くまで戻ったのだよ。

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夕方。
昨年、沖縄・伊平屋島から長野へ引っ越した友人家族らと食事。
元々、伊平屋島の海で潜りを得意としていた旦那は、海の無いこの長野で、島で培った価値観とのあらゆる違いに戸惑いを見せながらも、妻や子供らの為に敢えてそのギャップを楽しんでこの地で生きようと心に決めて頑張っている。

「島だったらもっと遅くまで呑めるのにねぇー。」
と土砂降りの中で、片手に雨傘、もう一方の手に子供を抱えて笑う彼は以前よりずっと逞しく見えた松本の夜___。

片道切符をポケットに

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はーちじぃ丁度のぉー♪ あずさ2号でぇー♪
私は私は貴方からっ 旅ぃ立ちぃますー♪

という少年時代の歌謡曲に感化され、無理して早起きをしてホテルをチェックアウトして松本駅まで行ってはみたものの、松本発の『あずさ2号』はとっくの2時間前に出てしまっていて、ガッカリしながら8時丁度の『スーパーあずさ6号』の自由席に身を沈め、小一時間ほどは南長野や山梨の風景を楽しんでいたのだけれど、そこから意識を失い、再び意識を取り戻した時は電車はもう阿佐ヶ谷辺りで、意識を失う前とはすっかり違う窓の外の景色に「やっぱり東京はいろんな意味で異常だな」と、上京したばかりの頃にいつも感じていた田舎者特有の違和感というか、ある種のハングリー精神というか、上手く表現出来ないのだけれど、長い東京暮らしですっかり忘れていた感覚が蘇った時間。

そうだった。少ない予算の中、JRの青春18切符をやりくりしながら、高知を出て東京を目指したものの路線を間違え、何故か野宿する羽目になった夏の長野・塩尻駅で、早朝ベタベタになった顔を仲間たちとホーム隅の水道で洗っていたあの高校生は、帰りの切符も買おうともせず、まだこの大都会にいたんだなと____。

外国人労働力と政府は言うが

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「ガラス ナイノデ ショーガ イレマスカ?」
「え? ガラス?」
「カラス・・・」

どうやら自分の注文した『とんかつ弁当』の和辛子の小袋を切らしているので練りショウガを入れましょうか?と業務用の大きな生姜チューブを手にこちらに聞いてくるアルバイト店員くんよ、日本人は昔から『とんかつ』には和辛子と決まっているのだ馬鹿者。幸い、自宅に和辛子が常備してあるので笑顔で「要らないよ。」と返した心優しい自分に、今度は「ジャア、バーベキューソース イレトキマスネ。」と言って来た時は、顔は笑顔だったけれど本気で『ご意見箱』を眼で探したぞ____。

ノスタルジーごっこ

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歌舞伎町の立ち食い蕎麦屋で天ぷら盛り蕎麦をササッとすすって、ご馳走さんの掛け声忘れず店を出た後、咥えた爪楊枝をくちびるの先で上下にクイクイさせながら歩く行儀の悪さを、「昔はこんなの普通」という言い理由の傘で独り覆う雨上がりの新宿___。

真夜中のコンビニにて

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____真夜中のコンビニは落ち着く。
ほとんど客も居ない店内の静けさの中で弁当やその他の食料品を選ぶ時、これは今から食べる分、これは明日食べる分、と順序立ててカゴに入れてゆく行動のお陰か、言葉やアイデアで散らかった頭の中が幾分スッキリしたような気分になる。

ただ繁華街に近いという土地柄、後から入店してきた何処のデパートの化粧品売り場かと思うほどの香水を下品に纏った女とその連れのホストが発するその匂いと、酒の勢いに任せた真夜中に似つかわしくない声のボリュームに、目深に被った帽子の下でチッと舌打ちをする自分自身を、オマエだって昔はたくさんの調和を壊してきたのだし、自分達だけが世界の中心に居ると錯覚出来る彼らの若さが羨ましく思える歳になったのだよ、と諫めながら、そのカップルが店を出るまで欲しくもない商品棚の前で、静けさが戻るのを待っていたりする。くたびれたジャージ姿で。

結局今夜も欲しい物と欲しくない物が混在して溢れそうなカゴをレジに置く午前4時____。

MTBlog50c2BetaInner

プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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