2015年1月アーカイブ

明けましておめでとう2015

新年明けましておめでとうございます。今年も何卒宜しゅうお願いいたします。
此処パンコール島でイカ釣りに夢中になる余り、新年のご挨拶が遅れました事何卒ご容赦下さい。

と、かた苦しい挨拶はここまでにして____。


またイカ釣りか? と呆れる其処のアナタ。
アナタが想像するほど日がなボートの上でイカ釣りばかりしているわけではなく、海岸通りにあるボート屋のテントの下で仲間たちとするくだらない会話で笑い合ったり、客のマレー人観光客とお喋りしたり、部屋に戻って洗濯をしたり、知り合いの子供たちの怪獣役になったり。そんな事に疲れたら疲れたでバイクを走らせた先の隣のビーチでハンモックに揺られ小一時間ほどうたた寝したりしていると、あっという間に夕暮れが来て、部屋に戻ってシャワーを浴びて、夜用の服に着替え外出し、島の何処かしらの食堂で仲間たちと夕食を食べ、ボート屋主人の家がある村まで行きそこで寛ぐ時もあれば、再び海岸通りまで戻り、馴染みの食堂にコーヒーを飲みに行ったり、仲間の土産物屋の店先でほぼ毎晩のように唄ったりして、良い感じでヘトヘトになった身体で部屋に戻り、着替えなどの寝る準備を済ませ、白湯の入ったマグカップ片手にベッドに入るとすぐに睡魔がやって来るので、初夢も覚えていない。アナタが出てきたような出てこなかったような。そんな事を無駄だと知りつつ思い出そうとしている間に今夜もまた眠りの国へ小舟で運ばれる______。

防音という概念を彼らに

日本では七草粥ですな。
こちらマレーシアも月曜から仕事初めだったようで、観光客の数も随分と減り、すぐに赤くなるくせに日中日差しの強い浜辺に馬鹿みたいに寝転んで過ごす欧米人バックパッカーと少数のローカル観光客がチラホラといるだけで、いつもの静けさを取り戻した海岸通り。この調子だと概ね静かな夜になりそう。


で、現在午後11時過ぎなわけだが、斜向かいのホテルからやっぱり野外コンサート会場のような音量のカラオケがガンガンと流れてきて寝れないのだよ。しかも歌い手と歌い手とが変わる間に司会までついている。


おっ、終わったか? やった、ようやく寝られる。
と思ったらまたイントロが始まった。へ、下手過ぎる。下手過ぎるのに余りにも堂々と声を張り上げて唄うオマエは偉いっ! でも死ねっ‼︎
次回からは耳栓を忘れずに持ってこようね自分_____________。

居心地の良いその場所で

かれこれ15年近くも同じ宿を使っている事もあり、チェックイン時のパスポート提出や記入も一切なく、普段の飲み喰いは自由というか、時にスタッフと一緒にまかないを食べ、時に厨房に入り飲み物や簡単な料理を自分で作り、業務用の洗濯機も使わせてもらい、スタッフと一緒に自室のベッドシーツや枕カバーを変え、寝る時に足に砂浜の砂が少しでも付くのが嫌なので部屋の床の箒がけはこまめに自分でする。
そんな調子なので他の宿泊客にスタッフと間違われ、トイレットペーパーやシャンプーなどの補充を頼まれ、スタッフのフリをしてそのままこなす事もしばしば。


今日は夕方からずっと雨で、バイクで何処にも出掛けられず、宿のレストランのスタッフ用テーブルで道の向こう側で雨に濡れる椰子の木を咥えタバコでぼんやり眺めていたボクに、やっぱりというか他のホテルに宿泊する欧米人客からアイスコーヒーのオーダーが入った。

イエッサー。
でもオイラの入れるコーヒーはとびきり苦いかとびきり甘いかのどちらかだぜマドモァーゼル_____。

やはり此処は外国だと認識する時

陽もとっぷり暮れ、バイクにまたがり宿から10kmほど離れた島の反対側に位置する華僑街に釣り具を買いに行った帰り。
フェリーの船着場の前で盗っ人の男と被害者の男との乱闘に出喰わす。自分を含め、事情を呑み込めない多くの者たちが遠巻きに見ていたのだけれど、間も無くして盗っ人の方が取り押さえられ、屋台の台にねじ伏せられた時に、いったい何があったのかと被害者の男性に聞いて初めて事の成り行きを理解した友人と二人でバイクから降り、なんとか隙を見て逃げようとする諦めの悪い盗っ人をしっかりと抑え、被害者が警察に連絡。間も無くして、カブに乗った私服の警官が到着し、盗っ人を後ろ手に手錠を掛け騒動は終わったのだけれど、後から応援に来る警官も無く、あのヒョロっとした私服の警官1人で果たして大丈夫かいな、などと思いながら、日に焼けた腕とノーヘルの髪の毛をビュンビュン風に晒して、宿のある島の反対側へと帰る午後8時過ぎ____。

痛みも全部楽しみながら

本日は朝から快晴なり。
いつもより風が強い割には、いつもと同じ凪のようなその海に、浜辺から波打ち際まで素足を砂浜にめり込ませながらヨッコラセとボートを押し、小さな、とても小さな波頭の向こうに全力で押し出した後、ボートに飛び乗る。毎回、自分の知らぬ間に出来た手足の傷に海水が沁みる瞬間。その傷ひとつひとつに絆創膏を貼ろうものならたぶんキリが無いので、なぁに多少の痛みも生きてる証拠、と強がりひとつ、エンジンスターターのロープを勢い良く引っ張り、今日も穏やかな表情を見せてくれる大好きな海の上を小さなボートで滑ってゆく_____。

荒っぽいけど素敵な文化

こちらパンコール島の二パー湾では夕方近くなると、時折、数隻の木造の大型漁船が目の前の海上を行ったり来たりして小魚の群れを探し、群れを見つけると其処に網を張るために円状に旋回し、しばらくすると、機械で網を巻き上げる。
この時、ボクらビーチボーイは一斉にバケツなどをボートに乗せ、沖の木造漁船を目指して我先にと真っしぐらに向かい、その後、漁船の側に到着順に容器を船員に手渡し、小魚を分けて貰う。順番を守らないヤツは、ボート後部のスクリューを水面近くに上げ、水しぶきをかけたりして追い払う。大型漁船が起こす波で揺れる沖合いで互いのボートをぶつけぬように待機するのは、素人のボクには至難の技で、ギアを前に後ろに舵を右に左にと独りアタフタするボクを、周りの舟の男たちが鼻で笑うけれど、こちとら必死なんじゃボケッと言う言葉を奥歯で噛みしめ、強がりの笑顔を返す。ホレ、お前の番だ‼︎早くそのバケツをよこせ‼︎と荒くれ者の船員が怒鳴るけれど、波で揺れる海上で舟を操船しながらバケツを手渡すのに四苦八苦なボクを他の舟のビーチボーイが助けてくれる。お裾分けを容器に貰って「有り難う‼︎」の言葉を舟先に投げた後、波で揺れる漁船から離れ次々に浜辺に引き返すボートの背後に広がる夕焼け空が今日も綺麗だ______。

男たちの浪漫

ただでさえ定宿のインターネット回線が遅いのに、尚且つそれをwi-fiで分け合って使うため、宿泊客が多い時期はFacebookのチェックすらノロノロ表示なのだよ。朝から夕方近くまで宿のレストランでラップトップと睨めっこしている欧米人ネェちゃんよ、オマエはこの島に何をしに来たのだい? 海に行け海に。そして他の欧米人と同じく、馬鹿みたいに肌が真っ赤になるまで焼いてこい。


幸い、自分はスタッフ専用のwi-ifを使っていて客専用のそれと比べ多少は早いものの、幹は同じなのでやはり利用者の数に左右される。おまけに男性スタッフが仕事を終える午後10時を過ぎると、一斉に自分のスマフォを弄り倒すのでやっぱり遅い。かといってスタッフ専用のそれにコッソリ仲間に加えて貰っている、謂わば間借りしている身では「おい! オマエらのせいでエッチな動画がしょっちゅう止まるぢゃないか‼︎」とも言えないでしょ。ヤツらにエッチな動画HPを教えた身では尚の事言えない。


「ツカサ、この間教えて貰ったエッチなHPは日本語が多くて解らないから違うの教えて。」
という男性スタッフの問いに対し、上目遣いで空中を見ながら暫く思案しているボクに、別の男性スタッフがその空中を指差して言う。
「どうやらツカサのエッチなHPは夜空にたくさんあるらしいぞ。」
男全員で見上げた屋根の隙間から見える空には星空とそれぞれの浪漫が広がる暑い夜____。

夕焼け独り

眠い。
こちらはまだ夜の7時過ぎでまだ陽も沈んでないというのに眠い。
ボート屋仲間も含め、此処の界隈のビーチボーイのほとんどが、ある者は朝から、またある者は昼過ぎから、此処パンコール島からボートで1時間ほど南へ行った処にあるスンビラン島にレクリエーションで行っている為、「行きたくねーよ。エアコンの効いた涼しい宿があるのに、なんでキャンプなんぞせにゃならんのよ?」と、友人らの誘いを断ったボクにとっては久々に訪れた独りの時間をどうやって過ごそうか楽しみにしていたのだけれど、結局は釣りから帰って来た後は、シャワーを浴び、洗濯をし、部屋のシーツや枕カバーを変えた後は、海岸通りに釣りに夢中になる余り食べそびれた昼ご飯代わりにハンバーガーを食べに行き、ビーチボーイでない友人らとお喋りをし、洗濯物が終わったのを見計らって宿に戻り、洗濯機から取り出した衣類をドライ運転の効いた部屋の壁にハンガーで吊るし、クィーンサイズのベッドに寝っ転がりながら此れを書いている今、まさに眠いのだよ。
でも今寝ると夜眠れなくなるのでとりあえず部屋を出て水平線に沈む夕陽でも見にゆこう。独りになったらなったで意外と時間を持て余すものだね_______。

MTBlog50c2BetaInner

プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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