2014年12月アーカイブ

さらば一番星

| コメント(0)

生前の父がよく連れて行ってくれた映画の中に、菅原文太氏主演の「トラック野郎」シリーズがあり、菅原文太氏演じる星桃次郎のアクションシーンや、一見がさつながら義理と人情を重んじる彼が運転するデコトラが風雨や障害物に傷だらけ泥だらけになりながらも、積み荷を目的地に届ける為に突っ走る姿に、子供心が踊った。

映画の中には必ず星桃次郎がソープランド(当時はトルコ風呂)で、泡まみれになりながらソープランド嬢と励むシーンがあり、大人目線で考えてもまだ小学生の我が子と見る映画かどうかは疑問ではあるけれど、映画の世界も今のようにR15なんていう年齢規制も無かったし、もし仮に翌日の小学校でそのシーンを再現してしまったとして、クラスの女子に告げ口された結果、学校に呼び出され頭を下げるのは必ず母親の方であり、その母は必ず「お父さんには言わんき、もうせられんぞね。」と厳しい顔で叱るのだけれど、その原因が父に連れられて行った映画にあるとは露ほども思っていなかっただろう。

先日の高倉健さんといい、またひとつ昭和の映画スターの訃報に寂しい限り。
ボクと父との思い出の一番星、故・菅原文太さんのご冥福をお祈りいたします。
BGMは『一番星のブルース』___。

男の旅は独り旅
女の道は帰り道
所詮通わぬ道だけど
惚れたはれたが交差点
一番星 空から 俺の心を見てるだろう___。

マグナム言いたいだけ

| コメント(0)

今日からの本格的な冷え込みと北日本の冬の嵐はどーやら北極からの寒波と最近の温暖化が原因だと言うニュースを見て思い出した無駄話をひとつ。

人間それぞれに性格も違えば癖も違い、TAXI運転手さんの世界も人それぞれ。
無口な方もいればお喋り好きな方もいて、気遣いに優れた方もいる一方で運転席を後ろから蹴りたくなるような無神経な運転手もいれば、運転が上手な方もいる反面、素人のようなベテランもいて、前職は会社役員からチンピラ、教職員などなど、それぞれのタイプが組み合わさってそれはそれは千差万別の世界。
先月、高知に帰省した際、実家から繁華街まで乗車したTAXIの運転手さんは、どうやら最近の異常気象や火山の噴火を憂いているご様子で___。

「この間の御嶽山の噴火もそーやけど、最近世界の何処でもかしこでも火山がボンボンボンボン噴火しゆーろぉ? ありゃー地球温暖化のせいで地下のマグナムを冷やせんなっちゅーきやないろうか。」

もちろん、彼の言うここでの『マグナム』とは99.9%『マグマ』の事だろうし、こっちに伝わっているのだから、わざわざ訂正するのも野暮ったいと思い、彼が『マグナム』と発する度に、火山口から突き出るデカイ銃口を想像しては吹き出しそうになるのを堪えながら、彼の『地球温暖化のせいでマグナム調子に乗ってます論』を後部座席で聞くボク。

「昔は地球の表面もある程度は冷えちょったき、そのおかげでマグナ・・・ムも冷やされちょったがやないろーかと、アシャー思うがよ。」

__惜しい。『マグナ』で一瞬は止まったのに。
それに最近の日本の火山活動は数千年に1度の活動周期に入ったという説をつい先日のTVか何かで偉い学者先生が説いていたのだけれど、運転手さんが言う説もひょっとしたらひょっとするので否定もせず、彼がハンドルを放した左手でフツフツと煮えたぎる真似をしてまで連発するその『マグナム』に適当な相づちを添えながら聞き続けた結果、俯瞰で見ると馬鹿二人が織りなすコントのようにも思えた、そんな乗車時間わずか10分足らずの中の一期一会___。

未熟者の小唄

| コメント(0)

確定申告に国際免許更新に島の友人らへのお土産買いに、あと何だっけ?
まだまだやらねばならぬ事とやり残した事の双方ともただただズルズルと引き摺りっぱなしで、気がつくと引き摺られて原型も留めぬほどにボロボロになったそれを見て、はてこれはなんだったっけ?と、とぼけられるようになるまではまだまだ時間がかかりそうな水曜日___。

妄想船長

| コメント(0)

日なたは暖かいけれど高層ビルの影は肌寒く、その両方を「あったけー。つめてー。」などと交互に楽しみながら、国際免許更新の為に午前中に出向いた都庁からビルの森を縫うように新宿駅の方へ歩き、大ガードをくぐった所で宝くじを買い、その当たりそうも無い番号のくじを舌打ちしながら懐に仕舞い、化粧の剥がれた昼の歌舞伎町の脇をなぞるように歩いて目的の釣り具屋へ。

パンコール島の友人に頼まれたリールと餌木(イカ釣り用ルアー)を買いに来たのだけれど、平日の昼前という事もあり閑散とした店内で独り、用も無いコーナーの隅々まで見回りながら、妄想の中で釣り上げた大物と、これまた妄想の中の翌日のほど良い筋肉痛に胸躍らせる、懐の中のその当たりそうも無い番号の宝くじが当たったら、まず船を買いそうな勢いのエアー釣り師の金曜日____。

残念なお知らせ

| コメント(0)

ボクのソロLiveに来てくれた人はご存じの高校時代の先輩がオーナーをしている三鷹のライブ・バー「バイユーゲイト」が一昨日の夜、隣の店からの出火により延焼。当面営業は無理となったのだよ。今日ようやく連絡のついた先輩いはく、数千枚の貴重なレコード盤を始めとする店内の物のほとんどが水を被り、未だに焼け落ちて空の見える天井からあちこちに水が流れ落ちてきているという。

当時店内はライブ営業中だったらしく、先輩の誘導でお客さんや出演者を非難させたらしい。命あってのモノ種なので、死者や怪我人が無かった事は不幸中の幸いだったとは思うけれど、これから先の事を考えると「幸い」とは言い難く、Facebookなどでも先輩の同郷のご友人たちが中心となって、カンパなどの支援の呼びかけをしているので、これを目にされた方で、もしご寄付の意思をお持ちの方は下記まで宜しくお願いね。

三菱東京UFJ銀行 広尾支店
0834176 普通口座 澤村智裕(サワムラ トモヒロ)

尚、賛同者と金額のリストを作成するので、振込人欄には氏名の入力を忘れず記載して下さいとの事。

または

ゆうちょ銀行普通預金
【店番】008
【口座番号】9973373
三鷹バイユーゲイト再開支援の会
(ミタカバイユーゲイトサイカイシエンノカイ)


まだ彼が店を始める前に、彼と一緒に内見をしに行った時から9年。同じ高校の先輩と後輩という事もあり、それに甘えて、本当に好き勝手に演らしてもらった数々のLiveの思い出を胸に、これから自分に出来る事をやってゆこうと思うのだよ。

火事は火を出した方も出された方も大変な目に遭う。くれぐれも火の元にはご用心を___。

焦げ臭さの残るその場所で

| コメント(0)

「子供に"お父ちゃんの店が火事になったき今年はクリスマスケーキも買ぅてくれんし、お年玉もくれん"言うて泣かれたあげくにグレられても厭やろ?」

隣店からの延焼被害で当面営業不可能となったUくんのポケットに、自分でもちょっと無理した感の否めない額の見舞金をねじ込んだ後、消防の放水で濡れたレコードを一枚一枚ジャケットから取り出し、それぞれに新聞紙を被せてゆく作業を手伝いに駆けつけてくれた方々と一緒に手伝うも、数千枚にも及ぶその膨大な量の数に気を失いかける。

「保険屋が気持ち良ぉ支払えるように、今度はこっちから火ぃ出しちゃろか?
 そしたらUくんも諦めがつくろ?」
「そのうちオマエん家も燃えらぁや。楽しみや。」
こんな窮地に立たされてもそんなキツイ冗談を言い合うボクとUくんの関係を余り知らない、Uくんの店をこよなく愛してくれている人たちには不快な思いをさせてしまったかもしれない。

表だっての支援は、Uくんや彼の店を愛してくれる常連さん始め、ミュージシャンの方々にお任せするとして、普段から斜に構えた人間であるボクは自分に出来る事を胸に、報われぬ事も多かれどそれでも諦めずに頑張っている仲間がちゃんと報われる方向に向かうよう、その溝を影でゴゾゴゾとひいてゆこうと、首をすぼめたジャンパーの襟元に染みついた焦げ臭いその現実を嗅ぎながら乗り込んだ冬の夕闇・中央線___。

2014.12.10.jpg

窓際のポッポ

| コメント(0)

旧暦の話ではあるが、12月13日は「鬼」の日とされ、昔から婚礼以外の催しは吉。神社のすす払いなど新しい年神様を迎える為の行事が各地で行われる、つまり大掃除に相応しい日らしいのだよ。

と言うことで、窓を拭く。2階の窓の縁にまたがり身を乗り出して、ただ黙々と、ついでに咥えタバコで煙もモクモクと窓を拭く。数日前に痛めた腰に巻いたコルセットがただでさえ柔軟性の無い身体の自由をさらに奪ってはいるものの、なーにまだまだ動けるさ、そろりそろりとではあるけれど____。

平和な冬の片隅で

| コメント(0)

未だに痛みの取れぬ腰にコルセットを巻き、寝癖の髪の毛を帽子で隠し、近所の小学校に選挙の投票に行ったその足で新宿に出てみたのだよ。冬の陽射しに吐息が白くキラキラと溶けるのを寄り目で確認しながら、陽の当たる場所を選び歩く。脳内で忌野清志郎の『太陽の当たる場所』が流れる。ま、とりあえず平和だ。

丁度、ビル影に入った時に、家を出た辺りから自分が尿意を我慢していた事を思い出し、かといってクリスマスシーズンの休日という事もありお洒落な格好をしたカップルで賑わう繁華街の通りを、独り小走りするのも恥ずかしいので、周りに挙動不審に見られない程度の早歩きにテンポアップ。脳内BGMが清志郎からユーロビートに変わり、平和に怪しい雲がかかる。

我がチンチンの根元辺りまで迫って来ているその緊迫感をいたって平常心を保ってます的な表情で覆い隠し、賭博場の自動ドアをくぐり、遊戯台へは脇目も振らずそのまま真っ直ぐ男子トイレへ。無事、男子トイレの小便器の前に立ち、ユーロビートは一旦止まり、ズボンのジッパーをおろし先客の隣のオッサンと並んで仲良く・・・と思った次の瞬間、割と腰の低い位置に巻いてあったコルセットに気づく。おまけにズボンの下には冬は手放せない防寒用のスパッツも履いていて、解りやすく説明すると、我がチンチンに辿り着くまでには外側からジーンズ→スパッツ→コルセット→パンツという、幾重にも重なった壁を突破せねばならぬ。しかも、寒さを防ぐ為にスパッツとコルセットの間に下着のシャツの裾を丁寧に挟んであったりする。1度油断した尿意はちょっとやそっとじゃ収まらぬ。一旦止まったユーロビートの代わりにかかった2ビートのオイパンクに追われるように、ズボンのベルトを外し、ボタンを外したジッパー全開のV字の渓谷を猛スピードで突き進むかのように、はぐってはぐってまたはぐる。途中、コルセットの部分で勢い余ってマジックテープが剥がれたビリビリというその音に、隣のオッサンがギョッとした風にこちらを見て立ち去るのを視界の端に、進めよ進め突き進めオイオイオイ!
____時限爆弾で云うところの残り0.01秒。バッハの『G線上のアリア』と共に無事解放されてゆく先程まで自分の敵にさえ思えた同士たちの歓声も次第にやんで、最後まで諦めずに頑張って今は燃え尽きたように眠る我がチンチンに丁寧に掛け布団をかけてあげるように、重ねて重ねてまた重ねて仕舞う、平和な、とても平和な冬の日曜日____。

大好物喰い溜め週間につき

| コメント(0)

冷蔵庫の中には カズノコがひとつ♪
冷蔵庫を叩くと カズノコはふたつ♪♪
もひとつ叩くと カズノコはみっつ♪♪♪
叩いてみるたび カズノコは増える♪♪♪♪

そんな不思議な "カズノコ"が欲しい♪
冷蔵庫を壊してでも "カズノコ"が欲しい♪

ええ、痛風ですが何か?_____。

2014.12.15.jpg

大好物喰い溜め週間につき2

| コメント(0)

前回からの続き。
さーいくよー。せーのーさんはいっ!

冨士そばの中には ミニひれカツ丼ひとつ♪
冨士そばを叩くと ミニひれカツ丼ふたつ♪♪
もひとつ叩くと  ミニひれカツ丼みっつ♪♪♪
叩いてみるたび  ミニひれカツ丼ふえる♪♪♪♪

こんな不思議な  ミニひれカツ丼ほ・し・い♪♪
警察呼ばれても  ミニひれカツ丼ほ・し・い♪♪

2014.12.16.jpg

大好物喰い溜め週間につき3

| コメント(0)

前々回、前回からの続き。
もう飽きてる其処のアナタ、まだまだいっくよー♪
せーのーさんはいっ♪

冷蔵庫の中には 明太子がひとつ♪
冷蔵庫を叩くと 明太子はふたつ♪♪
もひとつ叩くと 明太子はみっつ♪♪♪
叩いてみるたび 明太子はふえる♪♪♪♪

こんな不思議な 明太子がほ・し・い♪♪
片足腫れても  明太子ほ・し・い♪♪

2014.12.17.jpg

しなやかな人

| コメント(0)

アナタが居ない生活にもみんなだんだんと慣れてきてはいるものの、やはり心の何処かで、もしも今でもアナタが居ればさらに楽しいんだろうなと思う事が、特に独りの時間を持て余し気味のボクなんかは思うわけで、明日から再び南へ旅立つボクが諸事情でスーツケースに入れた年越し蕎麦を独りきりで食べる羽目になったのもきっと、「アンタ、ボクを置いて行く気かい? 死んだら化けて祟ってやるからね。」と、芝居掛かった斜め目線で言った後に必ず温かい笑顔をくれたアナタが仕掛けた悪戯だと思うわけで。

アナタのように人と人を紡げるようになるのは、未熟なボクにはまだまだずっと先のような気がしてならないけれど、とりあえずあの日の約束通り、いずれまたアナタに出逢えるその日まで、なるべく笑って、そしてなるべく笑わせていますよ。アナタの足もとには及ばないまでも。

立ち上る線香の煙の向こうの笑顔に誓う、今日はしなやかな人の3回目の命日____。

遺書のようなモノ2014・年末

| コメント(0)

今回は敢えて遺書のようなモノは書かないよ。
約2年前に書いた『遺書のようなモノ2013』と今年の1月に書いた『遺書のようなモノ2014』の両方でワンセットだもの。

______あえて書き足すとしたら。

どうか元気でいておくれ。心も身体も。

ぢゃ行ってきますね、フワッと___。

2014.12.21.jpg

再会ラッシュのちグッタリ

「ツカサ、肌が真っ白くなってる。でもまぁしばらくすれば元に戻るさ。」
「いや、これがオイラのナチュラルカラーだから。」


「いつ来たの?」「今回はいつまで居られるの?」


昼過ぎにスクールホリデーの影響で多くの観光客で賑わうパンコール島に着いてからずっと、ボクを知る人々と笑顔の再会を果たす度、彼ら彼女らがしてくる同じような質問やオウムのように同じ答えを返すのに疲れたのか、はたまた昨日の日本からマレーシアまでも含めて延べ12時間ほどの移動疲れなのか、この降ったり止んだりの空模様のせいなのか、ひと通り土産を配り終えた後、定宿のシャレーでいつものビーチボーイ姿に着替えて海岸通りのいつもの場所へ行ってはみたものの、「イカ王がイカ釣りに行くぞ!」と色めき立つ周りの高いテンションとは裏腹に、まったくボートで海に出る気が無いくらいにグッタリなっている自分を鑑みるに、前回この島を離れてからまだ9ヶ月も経っていないのに、やはり確実に歳を取っているのだろうね。あーやだやだ、楽しむ体力も無いなんて。


という事で、本日『イカ王』始動せず_____。

クリスマスは痛いです

Merry X'masな雰囲気は一部の華僑だけで、イスラム教徒が多いボクの周りはほとんど普段と何ひとつ変わらないクリスマスイブの夜に、素敵な出逢いがあるわけでなく、晴れ間の見えた今日1日だけで真っ赤に日焼けしてヒリヒリと痛む鼻や顔を、日本人家族連れの子供二人に摘まれたりつねられたりして、おかげで真っ赤なお鼻のトナカイ化した鼻の皮は剥け、拭いても拭いても汁が出る状態で、今朝は今朝で朝早くから、ボクの部屋のすぐ目の前にあるレストランで朝食ビュッフェの用意をするオカマのスタッフの甲高い歌声に叩き起こされ、今にも雨が落ちてきそうな雲の下、やっぱり痛い鼻の頭を手の甲で拭きながらコーヒーを飲む南の島のクリスマスの朝_____。

神様の次に無責任なサンタより

「ヨーロッパ圏と比べて清潔でない。」「人もフレンドリーではない。」
昨日知り合った北欧の女性は、それらの理由でどうやら此処マレーシアを始め東南アジアがどうも好きになれないらしい。


「衛生上での清潔」を求めるのであれば、飲食業を始めとするその国の人たち一人一人を教育指導すれば良い。そうすると、確かに「建前の上での衛生」は保たれる。しかしその分人件費も上がりそれが物価にも影響し、もはや誰もが知る『物価の安い東南アジア』ではなくなるし、ボクからすれば「キミら物価が安いからというのも理由のひとつで此処に来てるんじゃないの? 」と逆に問いたい。
想像してごらん。
安い食堂に来てミシュラン三つ星レストラン並みのクオリティを要求するアナタ自身の姿はどう見える?


フレンドリーではないという偏見も、誰もがボクのように詐欺師のような涼しい笑みを浮かべられるわけでなく、殊更、仏頂面での対応が初期設定の東南アジアで、フレンドリーを求めるのであれば、まずは自分が笑顔を見せる事が先でしょ。マレーシアを旅する間は、「Thank you」の代わりに「Terima kasih(トゥリマ カシ)」と言ってごらん、そしたら今よりはたくさん笑顔をくれる場面に逢えるかもよ、とたどたどしい英語でボクがしたアドバイスも彼女は忘れてしまっているかもしれない。


常夏の国には常夏の国の良さも悪さもあり、大切なのは互いが相手の良い所はもちろん、悪い所も認めてあげて、譲り合い補い合う事。「More more(もっとくれ もっとくれ)」からはろくな物は生まれない。Give & Take これ大事。いやいや、旅人してとかではなく人と人とが共に生きてゆく上でのオ・ハ・ナ・シ。


ま、そんな偉そうな事を神様の次に無責任なボクが言っても詮無き事かな、いとかなし。
お節介を焼いて自分が疲れて寝込む程度の親切心なら最初からするなという反省もこめて、長文のこれを読んでくれたアナタにMerry X'mas____。

何故か? そこに海があるからだ

島に入ってから珍しく雨の日が多いのだけれど、それでも雨雲が切れて強い日差しが照りつけるその僅かな時間を狙い、オンボロボートを操船し海原に出ては竿を振る。日焼け止めクリームを塗り忘れた顔や手足が真っ赤になりヒリヒリ痛む中でも、なんだか気持ち良いのだよ。


先日知り合った方に「何故そんなにイカ釣りが好きなんですか?」と聞かれた時、無意識に「余計な事を考えなくて済むからね。」と答えてしまい、直ぐ後にそんな気障な答えを出してしまったのが恥ずかしくなりすぐに「だってこんなにボートやジェットスキーが行き交う海の上で他の事をボーっと考えてたら事故したり岩に乗り上げたりするでしょーよ。」と慌てて付け足したけれど、まんざら外れているわけでもない。仕事でも遊びでもなにかに本気で集中出来る時間は幸せなのだよ。


雨雲が近づいて来るのをジャングルの向こうに確認し、海から戻りボートや釣り具を片付けた後、マダラ模様に皮の剥けた額や鼻の頭を指で摩りながら、ゆっくりとした足取りで砂浜をのぼるボクのつく大きなため息の中に混じるアナタの朧げな笑顔が、後ろから吹いてくる海風に運ばれ何処かに消えてゆく夕暮れ時____。


2014.12.27.jpg

試練の部屋から

昼間、長時間雨にうたれた事もあり、ヘトヘトな上に体調不良で眠いのに眠れないのは、別にアナタを思い出しているせいでもなく、斜向かいのホテルのカラオケがボクのシャレーまでガンガンに響いてきているせいで五月蝿くて眠れないだけ。まるでコンサート会場に居るぐらいの音量が硝子戸1枚隔てただけのボクの部屋に無遠慮に飛び込んでくる。歌が上手けりゃまだ良いさ。日本人にはまずいないくらいの桁外れに音痴な歌声を強制的に聴かされる、しかも体調不良の時に。この時ばかりは、いくらマレーシア好きなボクでさえ、心の底から「死ね、今すぐ死ね。」と思うのだよ。


あ、またイントロが流れ始めた、チッ。
午前零時まで己の我慢が試される試練の部屋のベッドの上からおやすみなさい___。

振り返れば

日本はもう年が明けたのだけれど、こちらは1時間の時差があるので、2014年を振り返ってみようとしたのだけれど、みんなのそれぞれの笑顔が見られたから良しとするか。
来年も他人を妬まず羨まず、このままこのパンコール島の海のように穏やかな気持ちでいられるよう、そして、ボクと少なからず繋がっているアナタや誰かのそのまっすぐな努力が報われるよう、ボクとアナタと誰かにとって素敵な年でありますように。


今年最後のBGMは忌野清志郎で『太陽のあたる場所』____。

MTBlog50c2BetaInner

プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

最近のコメント

アイテム

  • 2014.12.27.jpg
  • 2014.12.21.jpg
  • 2014.12.17.jpg
  • 2014.12.16.jpg
  • 2014.12.15.jpg
  • 2014.12.10.jpg

月別 アーカイブ