2013年11月アーカイブ

会場裏口は体育館の裏と同じく

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本日は、前日深夜までフィギアを眺めていたボクの為に、じゃなかった、盲導犬育成基金チャリティーの為に、お忙しい中お越し下さった方々、誠に有り難うございました。

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本番中は皆様より一段高いステージ上から、いかにも"良い人"に見せる愛想笑いも多分に含まれてはおりますけれども、『いつでもどこでも誰にでも』をモットーに、本気度100%の自分をさらけ出させて頂く事が出来、これもひとえに客席からのご声援の賜であり、心から感謝いたしております。

演奏終了直後、楽屋に楽器を置くやいなや汗も拭かず、天然パーマの乱れも直さず、裏口の喫煙所までメンバーを集め、普段の"柄の悪いアンちゃん"に戻り、自身を含めた反省会を開くのも、次回はさらに皆様に楽しんで頂きたい一心からであり、けっして「すぐにタバコが吸いたかった」わけではございませんので、くれぐれも誤解無きようお願いいたします。

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では次回も元気な顔で、元気な顔で逢いませう____。

34年前の今日の夜。2日前、ボクの進路問題で初めて子供の前で夫婦喧嘩を見せ、家を飛び出した先から自分が経営する店に通っていた母が、その日の夜、まだ店の営業時間だというのに家に帰って来た。慌てた様子で引き出しの中から父親の健康保険証を取り出した後、まだ事情が飲み込めないままそんな母とテレビを交互に見ていたボクと弟に、「お父さんが倒れた。一緒に病院に来なさい。」と言った時の母の真剣な表情を生まれて初めて見た当時まだ子供だったボクは、2日ぶりに家に帰って来た母と共に急にやって来たその望まざる非日常的な恐怖に押しつぶされないよう、口を真一文字に結んだまま、家の前で待たせてあった車に乗り込み父の搬送先の病院に向かった。

車中での母の説明によると、父は会社の同僚たちとの麻雀の最中に気分が悪くなり、途中その輪を抜け自分の車を取りに行った駐車場で倒れて病院に搬送されたらしく、すぐにその一報が母に知らされ、母も大急ぎで一度病院に向かったらしい。母が駆けつけた時に父は朦朧ながらも意識を取り戻していたらしく、「気持ち悪いき、背中さすってくれ。」という父の要望に応えていたらしい。しばらくして、入院の手続きをする為、看護師の詰め所で書類を書いている最中、父の病室から大声で父を呼び続ける看護師の声に気づき慌てて病室に戻ってみると、父は再び意識をなくしていたという。

ボクらを乗せた車が夜の病院に到着。緑色の非常灯だけが灯る夜間出入り口から建物に入り、暗い廊下を看護師の案内のもと、父の居る場所へと走る。母に手を引かれている弟はまだ幼すぎて事の重大さが理解出来ておらず、暗い廊下の先をみつめながら走る母に眠気を訴えている。
ボクらが案内された先は、I.C.U。集中治療室。大きなガラスに隔てられたその部屋で、様々な医療器具が稼働しているその中央のベッドに父は仰向けで寝ていて、部屋に入り父に近づくと、酸素マスクはもちろんの事、父の鼻の穴や着せられた青い布きれの中から出たたくさんのチューブがその医療器具に繋がれている。
「手を握って声をかけちゃりなさい。」と言う母に促され、恐る恐る父の手のひらを握ったのだけれど、その大きく分厚い手のひらがこちらを握り返す事はなく、それだけならまだしも、あんなに怖くて強かった父親が、鼻の穴にチューブを通されても何ひとつ文句も言わず無抵抗に目を閉じている事が、子供ながらに悔しくて、「お父さん・・・。」と呼びかけというには余りにも小さい声で呟いただけで、少ししてからI.C.Uを出て、その先の真っ暗な廊下で泣いた。
声が響きすぎる夜の病院の廊下。なるべく泣き声をあげないように食いしばる歯がガチガチとあたる頬から顎へとつたう涙は拭われる事もなく、そのまま顎の両端からポタポタと廊下に落ちてゆく。拭えないのだ。拳を堅く握ったままの両腕はその『悔しさ』を堪えるべく力が入り過ぎ、動かせないでいる。さっき父の傍らで感じた無抵抗な父の姿への悔しさに、数日前に初めて子供に見せた大きな夫婦喧嘩。その原因がボクの進路問題だったので、つまりはボクのせいで父がこんな目に遭ったんじゃないかという自分自身への腹立たしさが相まって、声を殺したまま、それでもボクを慰めようと声をかけてくれる叔父さんの言葉も無視して、誰にはばかることなく泣いた。

医師の説明によると、父の血液型はRHマイナスで、緊急手術をする血液が足らないのと、仮に血液が足りていたとしても手術をして回復する見込みはゼロに等しく、どんなに状況が好転したとしても、このまま生命維持装置を付けた状態で"植物人間"のままだと言う。今でいうところの『脳死状態』だったのだろう。
それでも母はその夜から24時間ずっと父の傍から離れる事なく看病をし続け、その数日後、ボクが学校から帰って来た家の奥の部屋で、煌びやかな布団を肩まで掛け息せぬまま寝ている父の枕元で母は正座を崩す事もなく、病院での看病の最中に見た父の夢の話を、父の寝顔を見守りながら穏やかな口調でボクに聞かせてくれた事を今でも覚えている。

と、ここまで長々と書いたのだけれど、要するに今日は「こりゃ死んでいるんじゃないか?」と自身が思うほど日中からずっと寝てばかりいたというだけのお話____。

もっともな言い理由を探すとしたら

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一昨日より背中が痛くておじぃちゃんみたいな動きなので、
しばらく人前には出られません、ではでは_______。

たぶん今年最後のライブになるかと。
来年は1月末頃から桜の花が咲く頃まで
東南アジアツアーに出る。うん、嘘。

老眼で見づらいボクのようなアナタは二枚目の画像を
クリックすれば新しいウィンドウに『しば魂HP(仮設)』が
表示されるので、そちらでチェックしてね。
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誰かボクに、2ヶ月半程度のマレーシア滞在費
(たまの贅沢込みで30万程度)を稼がせて下さいな___。

無期という名の執行猶予

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今日は33回目の父の命日であるので、なるべく心穏やかに過ごそう、そうだ、父の好きだったギャンブルでもして自分なりの供養をしてあげようと心に決めていた矢先に、二代目から浮気の嫌疑をかけられた。
もちろん濡れ衣なのだけれど、冷静に相手を追い詰めておいて時折「今だったら罪も軽い。」みたいな甘い言葉を織り交ぜてくる警察の刑事みたいな尋問に、ややもするとこちらも「はい、自分がやりました。」と言いそうになり、「あー、冤罪ってこーして生まれるのか。」と、虚ろな眼が宙を漂う。
自分はある意味『前科持ち』なので、怪しまれて当然と言えば当然なのだけれど、前科持ちゆえに「やっていない時」に「やっただろキサマ」と言われたら腹も立つのに加え、ステージ上での冨岡ツカサも含め日常において若い女性からモテている実感も無いので、これはこれで自分自身にも腹が立ち、やり場のないこの腹立たしさをブツける場所もなく、だからといって啖呵を切って飛び出る先のあても無く、結局最後は気力もチンコも萎んでゆく。

と、これだけを読めばなんだか二代目が悪いような感があるのだけれど、彼女はちっとも悪くはなく、むしろ今回の非はこちらにあり、二代目としてはいたらぬ部分は多々あれど、自分に余計な負担はかけまいと、仕事も忙しい日々の中で二代目としての任務を全うしている。老犬に近いこんな自分が冬の到来間近の肌寒い夜にファストフード店のゴミ箱を漁らないで済むのも全ては二代目のお陰であると重々承知しており、まさしく二代目様々である。

が、敢えて前科もすべて棚に上げて、さらには世の中の女性たちを敵に回す覚悟で声を大にして言おうじゃないか。
そんなんでいちいち目くじら立てよってオレの二代目が務まるかぁーーー!! ボケーーーーッ!!
ふぅ、ちょっとだけスッキリしたので寝る、コタツで。
____父さん、アナタは死ぬまでに母さんに何度責め立てられましたか?

フェードインからフェードアウト

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・・・ラン♪ラン♪ララ・ラン♪ラン♪ラン♪
風の谷のナウシカの『遠い日々』を口ずさみながら、PM2.5原産国を中心とする世界中からの不正IPをせっせとせっせと書き加えてゆく作業は、その物悲しいメロディーラインのせいか三途の川の石積みを思わせる。

そもそも、戯れ言だらけの此処にわざわざ窓からコソッと忍び込むような真似をして、いったい何が知りたいのか、相手が自動ロボットだけにその真意は計りかねるのだけれど、傾向としてはやたら2011年の8月の戯れ言を中心にアタックを仕掛けてくるわけで、いったいその頃に自分が何をほざいたのかページを遡るのだけれど、其処に国家の存亡を握る秘密が書かれているわけでなし、国民を奮い立たせる言葉が綴られているわけでなし、「汝、パンのみで生きてみろよこんにゃろー、ホラ、タンパク質は必要でしょ?」みたいな有り難いお言葉が記されているわけでもなし、何度読み返してみても本当に本当にくだらぬ戯れ言ばかり。

いや待てよ、この世に無意味なモノなど何一つ無いとすれば、例えばこの戯れ言をあちら側の言葉に訳したり数式に変換すると、偶然にもそれは現在の科学では開発さえ不可能だった癌の特効薬、いや、不老不死の秘薬に関するモノだったり、いやいや、もはや自分自身が母親の胎内に、地球外知的生命体によって仕込まれた存在であって、世界中の宗教観が崩壊するほどのキーワードを無意識的に書き綴っているとしたら。父はその秘密を息子に話そうと決心した34年前の夜に何者かに暗殺され・・・、ん!? いかん! このままでは母の身が危ないっ! と、妄想は尽きる事はなく。そんなボクの妄想も含めて、飽きずに読んでくれているアナタへ感謝の意を表して、良い週末を___。
と、ここまではアナタへ。

さて、ここからは不正アクセス対策で閉め出された国、人数の方が断然多くなっているとはいえ、未だ不正にアクセスをしてくる輩へ。もはや相手がロボットだろうとロボコンだろうとかまわぬ。
これから私が言う有り難いお言葉をそのパソコンモニターに映し出すがよい。そして訳すがよい。
オマエらが「嗚呼、これじゃ資源と労力の無駄使いだ。オレの人生なんなのよ。」とガッカリするほど有り難いそのお言葉を。

「大切なモノを守る為に曲がりくねっているのさ。
 人生も。チン毛も。」
ラン♪ラン♪ララ・ラン♪ラン♪ラン♪・・・____。

新入り歓迎会

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昨日、楽器店にて手頃なエレアコ(アンプに挿したら音が鳴るヤツね)を購入。自宅に持ち帰り、整備不良でギターケースの中で寝かしておいたエレアコも含めすべてのアコースティックギターの弦を張り替え、1本1本を弾き比べてみながら、あーやっぱりこれはね、まっ、値段相応か、中学生の時に買ったギターが一番良い音するかも、だとかブツブツ独り言を一通り言って、さっさとそれらを元の位置に片付ける。

しかしなんだね、弦を張り替えたばかりのギターたちを眺めながら「オレちゃんとしてるじゃん。」と思ってしまうところが、やっぱりダメダメな証拠だね___。

次回のライブに向けてのミーティング兼クジラのコロと牛スジをおでんで食す会の為に、ベーシストであり我がグループNo.1の調理の腕前を持ち、今回もわざわざ仕込みの段階から他のメンバーよりも早くやって来る予定時刻が昼間の2時頃。
それまで寝ていようと、朝方に布団に潜った自分の携帯電話が正午前に鳴るので、いくらなんでも早過ぎじゃボケッ!と自分勝手な言葉を喉元で堪えた理由は、電話の相手がFくんではなく、つのだ☆ひろ氏の奥方からだったわけで。

「おはよう。とりあえず2時までに家に来てねー。」「へ?」この時点でまだ寝惚けている自分。「へ?じゃなくて。今日、前から言ってたボクシングの世界タイトルマッチ。」「あ、あ、あああああああーっ!!」奥方からの電話を切りすぐさまFくんに連絡を入れ、事情を話し、仕込み開始時間を3時間遅らせてもらい、大急ぎでシャワーを浴び身支度を整えた後、季節外れの生暖かい外気に寝不足の体がややもすると地面に崩れ落ちそうになるのを膝で懸命に踏ん張りながら、☆ひろ氏宅へ向かったのだよ。

そこから車で本日の"WBC世界バンタム級タイトルマッチ 山中慎介VSアルベルト・ゲバラ戦"が行われる両国国技館まで行き、☆ひろ氏と二人で車を降りる。「え?オイラとひろさんだけ?」「そうよ、私、仕事あるもん。終わったら連絡ちょーだい、迎えに来るから。この人電話持ってないんで宜しくねー。」ブーン、あっ行っちゃった。
本来はここから付き人という役目に徹しなければならないわけだけれど、☆ひろ氏はボクが付き人としてまったく役に立たないのを今までの付き合いで知っているし、逆にミュージシャンの大先輩である彼の方から「ツカサー、あれ飲みたくね? あれ買ってみねぇ?」と、こちら気を使って下さるので、こっちも恐縮しっぱなし。「ヒロさん、オレ買って来ますよ。」と言っても、あの笑顔を頬に「いいよ、自分で行くよ。それにオマエに頼んだらまたどこかフラーッと行っちゃいそうだしさ(笑)。」と、ボクに"風来坊"と名付けた名付け親の彼独特の言い回しで気を使ってくれる。ま、早い話、彼と親子のような関係の直弟子・武田光太郎の方が遙かに信頼はされている。『信用』されているかどうかは別にしても。けれどボクの方も、光太郎さんが親父と仰ぐ☆ひろさんはボクにとっては兄弟分の親父、所謂、叔父貴なので、その二人の関係を彼らの少しだけ外側で見守り、時に全力で協力する立場は昔も今も変わらず、☆ひろ氏もそこをきちんとご理解して下さっているのが、ボクには有り難かったりするわけなのだよ。

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さて、話を戻して、会場のリングに限りなく近い『関係者席』と呼ばれるその席で、右隣に御大つのだ☆ひろ氏、左隣にくりーむしちゅー上田氏、すぐ前に六角精児氏と、こんな有名人たちのトライアングルの中心に据え置かれたのに加え、ボクらから少し離れた席に居並ぶ日本人元・現世界チャンプたちの姿に心はときめくも、寝不足の体は正直者で、試合観戦中もパンチを受けたボクサーのように時折意識が遠くのを柄の悪いサングラスで隠しながらも、メインイベントのタイトルマッチを含めた数試合のどれもが素晴らしい試合で、結局最後の最後まで興奮しっぱなしだったのだよ。
タイトルマッチ終了後、お迎え要請の電話を奥方に入れ、ほどなくしてやって来た車に乗り込み、ひとまず☆ひろ氏のスタジオまで戻り、そこから帰宅の途に。さぁ次はミーティング兼くじらのコロと牛スジメインのおでん会だ。
まだ眠るわけにはいかぬ。

自宅に戻ると、ベーシストのFくんはせっせと調理をし、彼の妻でありパーカッションのHちゃんは咥えタバコでコタツに潜り、ボクはボクで、あぁ今日は本当に悪かったね、ところでおでんはまだか? 眠いんじゃ眠いんじゃとわがまま言いたい放題で、そそくさとやっぱりコタツに肩まで潜る。
彼自慢のおでんを皆で食べた後、さっそく次回のライブの自分の頭に思い描く進行や演出を彼らに説明しながら、それでもいつものワンマンライブほどの時間は取れないので、ならば何処を削ろうかと試行錯誤をして、とりあえずのプログラムが出来上がったのが午前0時前。
FくんとHちゃんが帰宅準備をしている最中に携帯電話が鳴る。
「はいもしもし。」「ツカサさん、○○です。お疲れさまー。伊平屋島からよ、フットサルチームが全国大会に出て来ててさ、覚えてるよね? 今日、全国6位になってさ、今東京で飲んでるわけよ。」「おぅ。で、東京の何処で飲んでるの?」「俺は今回伊平屋に居残りだったからさ、東京の何処かわからないわけよ。で、今からツカサさん、出てこられるかってこっちに聞いてきてるわけよ。」「アホ。伊平屋の前泊から島尻に行くのとワケが違うぞ。東京の何処か、それ次第では今からの時間では不可能じゃ。」「じゃあツカサさんの電話番号をアイツらに教えておくから、歌舞伎町に着いたら電話させるし。」

そんな電話から早3時間が経ち只今午前2時50分。未だに伊平屋のフットサルメンバーからの連絡無し。そしてボクはすごーーーーーく眠い! そりゃあ今日という日を忘れていた自分がそもそも悪いのだけれども、もーね、今年も歌舞伎町でボッたくられてしまえ______。

越冬計画開始

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北海道や東北地方に初冠雪が記録されたこの日。
東京地方も木枯らし1号が吹いたようで、どうりで寒いはずだ。そろそろ越冬の準備をせねばならぬ。また行くのか!?と思う人も多いだろう。そう、今回も行くよ、マレーシア・パンコール島に。予定では確定申告書が届く来年1月に、例年に比べても特に収入の少なかった今年の確定申告をさっさと済ませてから、寒い日本とおさらばですよ。いつ戻ってくるのかって? そりゃあ確定申告を済ませて行くっつーんだから、申告期限の3月15日を気にしなくていいわけでしょーよ。気温がほのかに温かくなって東京に桜の花が咲き始める頃にでも帰って来ますよ、へいへい。

「わ〜いいな〜、私も行きた〜い。」なんて鼻に掛かった声で思わせぶりな事を言う女性に限ってライブにもパンコール島にも来た試しが無いのは長年実証済みなれど、それでもやっぱり今回も言いますよ。可愛いアナタは島を出て片道4時間余りかけて国際空港まで迎えに参ります。髭の濃いアナタ、もちろん島のフェリー桟橋で笑顔でお迎えいたします_____。

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その愛、姫と家来の主従関係にも似て

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今日もコタツの中以外はやっぱり寒いので、南の島の思い出に肩までドップリ浸かって温まろう。

彼女が食べる為のひまわりの種の殻を口で割り、取り出した実のそのひとつひとつを彼女の前に差し出すボクと、そんなボクの行為に礼を言うわけでなく、ただ穏やかな笑顔をその実に投げかけた後、それを口へと運ぶ彼女。海岸からの風が心地良いその食堂の軒先で、そんな彼女の笑顔に3割、道を挟んだ向こう側の自分が手伝っているボート屋の様子に3割、こんな旅先で思い出すアナタの横顔に3割、すぐ傍の席で食事をする可愛い子ちゃんに1割と視線を散らし作業の手が止まりがちなボクに、彼女はボクの名前を呼んでさらなる催促の仕草を見せる。その都度、ボクはひまわりの種の殻を犬歯で割り、中の実を彼女の小っちゃなその指に渡し続ける。

食べるのにひととおり満足した彼女を建物の脇に設置された洗面台まで連れて行き、蛇口まで背丈の足らぬ彼女を片手で抱きかかえ、もう一方の手で彼女の手を洗う。再び元居た席に彼女を座らせ、道を渡りボート屋に戻ろうとするボクの後方で、ボクの名前を呼ぶ彼女。振り返れば、観光客やバイクや車が行き交うその道の向こうで、椅子の上に立ち、さっきよりも3割増しの笑顔でこちらに手招きをする彼女。その笑顔についついほだされて今渡った道を再び横切って彼女の元に戻る事もしばしばあり、まだ何かご用?と彼女に問うと、彼女は黙って自分で剥いたボロボロのひまわりの種をボクにくれようとする。ははっ! 有り難き幸せっ! その後でまた彼女が満たされるであろう分の殻剥きをさせられるわけなのだけれど。
母さん、オナゴの笑顔はやっぱり怖かです。

あと、20年もすりゃあボクのガールフレンドさ、と強がるボクに、食堂を営む彼女の家族やビーチボーイ仲間達は、車椅子でも押してもらうのかい?と笑い、その言葉に乗っかるようにヨボヨボの爺さんの真似をするボクの仕草に、また一同大笑い。そんな笑い声の理由さえ解っていない彼女がボクの名前を呼ぶので、彼女の方を振り向くと、やっぱり、穏やかな笑みを目元に浮かべ、まだ殻の剥けていないひまわりの種を一粒こちらに差し出している。御意____。

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基本忘れるべからず

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シンガーソングライター。肩書きだけは聞こえがいいかもしれないけれど、実はアナタにだって歌は創れる。いやいや、嘘じゃないってば。もっと正確に言うと、作曲なんてものは名作か駄作かは別にしても、自分の声または自分が発する何らかの音の違いを体のどこかで認識出来さえすれば誰にでも出来る。え? 楽器が弾けなきゃ出来ないんじゃないの? とお思いのアナタ。そりゃあピアノかギターが弾ける方が弾けないより多少便利というだけの話であって、ピアノに至っては片手でドレミファソラシドの白鍵とその間の黒鍵さえ弾ければ十分。要するにコード(和音)などは本来の作曲には必要がない。と言っても実際にはメロディを作りながら、同時にコードを鳴らす方が自身で"曲のイメージ"を感じ易いし、次のメロディも浮かびやすくなる時もある。がしかし、そのコードのせいでメロディの自由度が奪われる時も多分にある。
本来ならば、コード付けはアレンジ(編曲)の部分であり、編曲というものは、出来上がったメロディに対し、その作品をどのように色付けるかでそのメロディの持つポテンシャルを最大限に引き出してあげるかの作業であり、これはこれで結構責任重大な役割で、その為にアレンジャー(編曲者)という職業が作曲家・作詞家と同様、分離独立している。
作詞に関しては、韻を踏んだり、メロディラインと結びついた時に生理的に余りにも不自然だったりする箇所の変更時に、センスの良し悪しは別としても、代わりに補えるだけの"言葉"を量的に知っておかなければならない。しかも、そもそも聴き手に何を訴えたいかを失わせずに、此処の言葉を変えたら其処の言葉の効力が消えてしまう、だったらこちらをこー変えて、あらら、そしたらあちらの韻とのバランスが崩れた、などというまるで化学反応の連発で、国語と化学を同時にしている感覚で、しかも結局最後には赤の他人に「センスねー。」などと無責任な批評をされてしまうのでお薦めはしない。

で、やっとこさ話が作曲に戻るわけで、作曲なんぞは鼻歌で良い、いや、鼻歌が良い。拍子(リズム)が体で取れれば、意外と誰にでもメロディは作れるのだ。そんな馬鹿な、と思うアナタ。学生時代に学校で習った国語の詩でも、インターネットで見つけた他人の詩でもいいから、適当に音程をつけて唄ってごらん。意外と出来たりする。それでも出来ないのはその詩が歌に不向きなだけで、けしてアナタが悪いわけじゃない。それくらい作曲というのは、規則こそあれど、時にその規則の重要性を無視できるほどの自由度が其処に存在するわけなのだよ。さぁ、今日からアナタも作曲家だ。

と、ここまでは長い長い前振り。冒頭からここまで読むのに費やした時間を返せというアナタ。もう一度始めから、今度は沢田研二ジュリーの声で読んでごらん。どこかでピッタリはまる場所があるから。その間に、ボクはボクで先を行く、ぢゃ。

今朝、来月のライブに向けた準備をしている最中に、それとはまったく関係の無い曲と詞が同時に降ってくるという、自身からすれば至って日常的な現象に、「ほいほい。」などと空返事をしながらパソコンのソフトをそれまでのとは別のに切り替えた後、降ってきたメロディと言葉を口ずさんでは、詞だけを書き留めていたのだよ。時々、ギターを抱えていろんなコードを当て嵌めたりしながら、おーおーこれよりこっちの方がいいのー、なんてやってたわけ。
しかし、降ってくる量が土砂降りの時もあればにわか雨の時もあり、どうやら今回は後者だったらしく、だったらその雨が行き過ぎるまでの間に、一気に書いてしまえ! という勢いを、技法や知識が途中で検査員のように割り込んで来て止めてしまう。そーこーしているうちに、ワンコーラス目のサビ途中辺りでその通り雨もピタッと止んで、見上げれば光も射さず雨も降らず、ただの曇り空。

で、言葉を書き連ねたファイルを当然ながら保存しますわね。そして、元のライブの準備に戻りますわね。途中で気分転換にインターネットのニュースなんぞ読みますわね。時々、可愛いおねーちゃんの画像なんぞにウヒョッ♪と心躍りますわね。しばらくして、あっ、さっきの書きかけの新曲をもう一度唄ってみようと、作詞したファイルを開けますわね。メロディ忘れてますわね。ギターを弾いてせめて唄い出しだけでも思い出そうとしますわね。思い出せませんわね。ガッカリしてフォルダにそのファイルを戻しますわね。

___その『書きかけの新曲』というフォルダには、同じくメロディに去られ、取り残された作詞ファイルがそれはそれは数多くあり、その中に例えばアナタへの想いを書いた作品や、世に言う名曲があったとしても、今の時点では、ここの戯れ言ブログと同様、言葉のカケラの羅列でしかない。

作曲をする時は譜面に残すか、または録音しましょう。基本中の基本です___。

鎖を千切れ! いやソレじゃないってば!

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寝ている時に見る夢の中で、希にこれは夢だと自覚出来る時があり、そのほとんどは自覚した瞬間に覚めてゆく。いや、覚めてゆくから夢だと自覚出来るのかもしれないが、どちらにしろ、それを少しの間ぐらいなら覚めないように、繋ぎ止めておくぐらいの事は出来る。
自分の脳内が創り出した世界の中で、それを自覚した時の自身が見せるその狂気に、起きてからしばらくの間、規則や法律はごく一部分であり、自分を縛り付ける鎖のその大半は自身の中に在るのだと気づかされたりする。
良い意味で人間は自制心によって人間でいられるが、中には間違った鎖を自らが巻き、自身の可能性に気づけないケースを自身にまた他人に見るにつけ、千切る鎖さえ間違わなければ、個人個人の可能性も高まるのではないかと、ここまで敢えて堅っ苦しい哲学者口調で書いたのだけれど。

要するに昼も夜も寝てばかりの日曜日______。

時には背伸びも必要さ

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背伸びをして自分の能力より上の環境にその身を置く者の姿は、その逆を生きる者から見れば、その背伸びしたままでの行動や言動が時に滑稽かつ窮屈そうに見える。しかし、背伸び自体を否定するつもりは毛頭無く、その者の成長過程において背伸びをして生きる事が必要な時期というモノが確実にあり、それを経た上で初めて自身の身を置くのに相応しい場所、即ち、自分が心地良いと感じる場所を見つけられるのだと、オッサンのような人間は思う。

が、中にはいつまでも背伸びをして自身を見失っている者がおり、そういう者に限って、自分の背伸びが招いた結果を他人のせいにして文句を言ったり、最後には当人と逆を生きるオッサンのような人間を否定する事で、自分を保とうとする。オッサン自身は自分が否定されようが肯定されようが、テメェの勝手で生きているので別段気にもならない。がしかし、オッサンの周りの人間まで否定されると、オメェのそれはひと切れの生ハムみたいに薄くて向こうが透けているぞと意地悪なオッサンが顔を覗かせる事もあれど、如何せんブリンカーを付けて視野角の狭まった者には、意地の悪い言葉と諭す言葉との区別さえもつかない。そもそもこっち側がマザーテレサのような御心に成りきれていない時点でその者を救う事も出来ないし、端っから"救おう"などという大層な気持ちもさらさらないのだけれど、マザーテレサもキリストも我々と同じく屁は臭かったと思うぞ。それを踏まえて敢えて言おう。
悩みのない者などおらぬ。苦労の質こそ違えど皆それぞれに苦を抱え生きている。

要するにだ、他人は時に自身の鏡であり時に先生である、プー____。

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閑話休題

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ここんところ堅っ苦しい話が続いたので、
この辺で閑話休題。
あんパンマンの笑顔が怖く見えるひと言。

「ちなみに貯金はいくらあるんですかぁ?」
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ⓒNTV/やなせたかし事務所

Hey! カール! ぢゃなくてポール!

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「ポールに会いに行ってきます。」
「ポールに会いに来た!!」
「ポール最高に良かった!!」
呑み屋で、Facebook上で、メールで、ついでにLineでもポール、ポール。ここ数日、ポールの名前を見聞きしなかった日がないぐらい誰もかれもがポールである。
もちろんポール牧ではない。ポール牧に会うにはあの世への切符が必要で、ここでのポールは11年振りに来日を果たした元ビートルズのポール・マッカートニーの事である。今夜が日本ツアーの最終日だったのだ。
御年71歳。たぶん、生のポールが見られるのは今回が最後ではないかと巷で囁かれる今回の日本ツアーでのステージ上の彼は限りなく自然体、且つ、71歳とは思えぬほど限りなく情熱的であったらしい。ビートルズが好きな人からすれば何度も涙がチョチョ切れる場面もあり、「ジョンの為に唄うよ。」「ジョージの為に唄うよ。」と、亡きメンバーの曲を歌うポールや、アンコールに東北の被災地に向けて『イエスタデイ』を唄うポールと一緒に、同じ空間で同じ時間に同じ歌を唄いながら、最高の夜を過ごせたと友人の1人は語る。

あーぁ行けば良かった、ちくしょ。しばらくビートルズの曲を聴く度にモヤモヤした思いに駆られる事間違い無しの木曜日____。

22才ではないけれど

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何を演ってもいいオープンマイク企画に呼ばれて行けば、
ロック好きたちが即興で演る『22才の別れ』byかぐや姫。
新宿・歌舞伎町で唄うフォークは演歌とはまた別の意味で
心に沁みるのだよ。
あ〜なた〜の〜 誕生日に22本のロウソクを立て〜♪

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「だめだよ。僕は孤独になりたいんだ。来年の春、また会おう。」by スナフキン____。

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東京観光案内人

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東京観光に訪れたマレー人の友人(といってもかつてパンコール島に観光でやってきて一度だけしか会っていない現地人)を朝9時に東京駅まで迎えに行き、夜10時過ぎに自宅に帰り着くまでの今日一日を箇条書きにするとだね___。

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朝9時東京駅→JR→錦糸町→半蔵門線→東京スカイツリー(もちろん長蛇の列に並んで一緒に昇る)→京成線→浅草(仲見世・浅草寺)→昼食→銀座線→神田→JR→新宿→JR→原宿(竹下通り)→JR人身事故の為運転見合わせ/千代田線→霞ヶ関→日比谷線→六本木(ハードロックカフェ)→日比谷線→秋葉原(家電屋巡り)→居酒屋にて夕食(豚肉・アルコール類はもちろんの事、その他の肉類も一切NG)→成田のホテルまで帰る友人をホームで見送る。いくら宿泊料金が安いからって成田ってどーよ、成田って。

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とまぁ、箇条書きにすると、至って普通なのだけれど、目的地までの駅の数、駅から目的地までの距離とその往復、各所での人の多さ、夕方のラッシュアワー等々をご存じのアナタ、最初から終わりまで想像してみて。こんなに1日中東京を歩いたのは初めてなんじゃなかろーかと思えるほど歩いたよ、人混みばかりの中を。あと、せっかくオイラが作ってあげた"もんじゃ焼き"と"お好み焼き"に半端じゃない量の七味をかけて食べやがったよ彼ら。
さて、明日は皇居に行きたいそうな____。

おしくら饅頭状態の満員電車の中で身動きも取れず戸惑うマレー人観光客の彼らに、すぐ傍で同じく身動きの取れないボクがマレー語で言う。「これなら立ったまま寝られる、試してみ。」一瞬吹き出した後、相変わらずしかめっ面の周りの日本人たちの注目を浴び、恥ずかしそうにその場を取り繕う彼ら。
同じく次々に人が乗り込んでくる満員電車の中で、「これ以上押されたら、たぶんこのドアのステッカーみたいに貼り付いて、電車を降りる時にはペラペラになる。」だとか、ホント馬鹿馬鹿しい事を小声で言い続け、彼らの笑いと周囲の日本人からのひんしゅくを共に買いながらの東京観光案内も今日で最終日。

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この二日間、彼らが行きたい場所すべてをあげてもらい、それらをいかに効率よく巡るかの計画を立て、時折トイレの心配をしてあげ、食事には必ず大量の七味が必要という事を学び、買い足らないお土産があれば、東南アジア人御用達店の○慶屋などに連れて行き、彼らを見送る新幹線のホームで最後の最後まで彼らを笑わせ続ける。

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まーなんで自分はここまで、たった一度しか会った事のないマレー人の為にするのかというと、それはきっとたった一度だろうが旧知だろうが、せっかく日本に興味を持ってやって来てくれたのだから、初めての日本、東京旅行の思い出を少しでも楽しくしてあげたいという理由だけなのだよ。そりゃあ何処ぞの国からの観光客みたいに、札束で他人の頬を叩くような振る舞いで日本でのマナーも守らずツアーガイドを困らせる客とは経済力も違うので、1,000円のTシャツを買う事にも躊躇している彼らは、ツアーバスでなく満員電車にも乗らなければいけない。けれど、一生懸命貯めたお金で日本という国を選んでくれたのだから、こっちも存分に楽しませてあげたいし、何より日本をさらに好きになって欲しいもの。
と、ここまで書いて、なんだかマレーシア・パンコール島で知り合った日本人に対し、あれこれしてあげる自分となんら変わりない事に気づいたのだよ。ま、パンコール島では幾分雑な対応だけれども、現地人化しているので許せ。
なんにせよ、これがボク流のお・も・て・な・し___やだ言っちゃったよついに___。

2014越冬計画進行中

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「みんな元気か?」

「元気よー、ツカサも元気ぃー?」

「あぁ、金が無いだけで
 後は何も変わっちゃいない。」

「だったら用はないわね、バイバイ。」

「ちょ、待て、このオカマ。
 そもそもこれは予約の電話だ予約の。」

電話のこちらとあちらで無駄話に花が咲く。本日、パンコール島での定宿の予約完了。ただし、チャイニーズニューイヤーの繁盛期の間だけはいつものシャレーを明け渡さなければならないらしく、お湯の出る部屋ならという条件で承諾。こうして越冬計画は着々と進む11月最後の木曜日___。

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プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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