2012年11月アーカイブ

愚か者たちの社交場

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「向こうの端が点いたらこの台も点くで、ニィちゃん。」
1200回越えても1回も当たりを引かないその台のデータが表示された
パトランプと、同じ列の遥か彼方の双方を交互に指差して、自慢げな
顔でボクに指南をしてくる見ず知らずの婆ぁさん。もちろん今日
初めて会った、いや、去年の夏にも、金と欲にまみれたその人懐っ
い顔で役に立たないアドバイスをくれた事を此処にも書いたっけ。
(「一年ぶりの帰省」2011年8月21日参照)

高知の賭博場は、ボクのような新参者に対しても、まるで以前からの
知り合いだったかのように話しかけてくる、そんなお婆ぁやお爺ぃが
たくさんいて楽しいのだよ。
ま、結果はまったくもって楽しくなかったわけだけれど__________。

はらたいら7回忌前夜祭

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「土佐の"結婚式"と"葬式"の違いは
 酔っぱらいが1人少ないだけである____はらたいら」

彼の描いた大きな一コマ漫画の隣りに並ぶ彼の言葉。
ボクはたいらさんのこういうセンスが大好きだった。

故・はらたいら氏の7回忌を記念して、彼が生前大好きだった宴会を
ホテル南水の大広間を貸し切って行われた本日。
トリを務めさせて頂いたボクの唄も、ご来場頂いた皆様が故人を
思い出すひと時に役立った様子で、ホッと胸を撫で下ろしたついでに
言うと、たいらさんの目論見通りに多数の酔っ払いを生んで無事終了。

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※「雉撃ち」を演じる漫画家・佐藤氏

はらたいら7回忌記念公演「狂言の会」

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赤岡町の弁天座まで向かうタクシーの車中で、
「まぁ、椅子に座ってうたた寝出来るろ。」と、シャーシャーと言い放つ
我が母親もボクも、生まれてこの方、狂言などという古典伝統芸能とは
まったく無縁な人間であり、たぶん、会場に来られた方々のほとんどが
失礼ながらボクらと同じ会話をしたであろうと思われ、ホラやっぱりと
いうか、狂言の舞台が始まる少し前にはすでに、ボクの席の隣り、丸め
たチリ紙で鼻水を拭く地元のお婆ぁちゃんたちは、銘々がコックリコッ
クリと舟を漕ぎ、反対隣りを横目で見るとこれまた我が母親が頭を垂らし。
あぁ、無教養の羊たちの群れでごめんね関係者の皆さん。メェェェェ。
さてボクも羊の一員になるとするか、と椅子の背に深くもたれた時に
丁度始まったその狂言の舞台は、さっきまで舟を漕いでいた老羊たち
の目を覚まさせたばかりでなく、時に多くの笑い声や拍手を客席から
生み出し、各云うボクも多いに楽しませてもらい、「嬉しい裏切り」を
久々に感じられた日曜日。

はらたいら7回忌記念公演「狂言の会」は立ち見が出る程の満員御礼、
且つ大盛況だったのだよ。
狂言師・高澤祐介さんを始め演者のみなさん、スタッフの方々、
本当にお疲れ様でした&有難うございました。



父の命日を前に

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33年前に亡くなった亭主が眠る墓の周りに生えた雑草たちを、
不出来な長男に、昔自分が亭主と交わした会話というほとんど
昔話のような話などを聞かせながら、せっせとせっせと抜くその
姿を、こちらも同じ作業をしつつ横目で見ながら、あぁこの人も
歳をとったのだなぁとつくづく思わされた。
この年老いた母を少しは楽にさせてやりたい思いは十分にある
のだけれど、どうしたら楽にさせてやれるのかも分からないので、
今はせめて彼女より多めに草を抜く事ぐらいしか出来ない___。

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ヒトデナシ

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20年ぶり以上逢っていない友人との再会に、
わざわざ自分の実家のすぐ目の前にある喫茶店まで来てもらい、
あげくに待ち合わせの時間に5分ほど遅刻して言う言葉が、
「久しぶり。」でもなく「全然変わらんね。」でもなく、
「ごめんやけど、40分しか話せんで。」

その理由が、待ち合わせの喫茶店のすぐ隣にあるパチンコ屋で
時間つぶしに打っていた台が待ち合わせ時間の10分前に確率変動という
博打打ちにとってはこの上なく幸せな状態になり、仕方なしに
最長40分迄自分の台を離れていられる「昼食休憩」の札を置いて
喫茶店に駆け足でやって来たという、二十数年ぶりの再会を楽しみに
してくれていた友人からすれば、「オマエは売れっ子芸能人か。」と
突っ込まれても何も言えない、まったくもって『人でなし』な火曜日___。

受け継がれし思い

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自分たちが習っているピアノの譜面を兄弟ケンカしながらそれぞれ
広げてボクにその腕前を聴かせてくれる甥っ子兄(7歳)と弟(5歳)。
代わりにボクが即興で彼らの好きなアニメのテーマソングのメロディーを
弾いてみせると、「つーちゃん、凄い!」と素直に驚いてくれる。
「つーちゃん、一応これが商売やきよ。」というボクの言葉は軽く無視され、
彼らの話題はすでにゲームの質問になっている。
そんなわけで、彼らにとってボクはピアノとゲームが彼らより少しだけ
上手な遊び相手なのだよ。

父親と風呂に入っている彼らのはしゃぎ声を背中で聞きながら、
ボクの父が生前、まだボクが幼い頃に母と二人で経営していた
喫茶店の本棚に揃えてあった漫画「ルパン三世」のテーマソングの
そのメロディーをゆっくりと右手でなぞる今日は父の命日____。

風邪を土産に

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高知に滞在中、親父の墓掃除を始め諸々の用事を済ませ、
只今高知空港で東京行きの飛行機への搭乗を待っている
のだけれど、一昨日からの風邪が悪化したようで、フー
フー言うてます。

音声認識出来ないんです

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なんだろうね、飲食店やファストフード店でその「商品名」だけを言う輩。
「下さい」や「お願いします」の言葉を習ってないか、はたまた日本に来て
日の浅い日本語の不自由な外国人なのか。
いやいや、身なりはどー見ても日本人である。おまけに腰下までスェット
パンツをズリ下げた所謂「腰パン」状態な、あれは腰の位置が異様に高い
黒人らがやってこそ様になるのだけれど、そーとーも知らずダックスフンド
な日本人の若者である。せめて「ひとつ」とか「ふたつ」とかの数量を示す
言葉ぐらいは使えよバカちん。

さて、前置きが長くなった。
「牛ハラミ弁当焙煎にんにくたれをひとつお願いします。」と、その若者に
わざと聞こえるように丁寧に言ったつもりが、あいにく昨日のレコーディン
グで珍しく喉を潰してしまい、まるで破れた蛇腹から空気の漏れるアコー
ディオンのようなボクのその言葉が他人に聞き取れるはずもなく、すぐに
「はい?」と聞き返してきた店員さんに対し、カウンター上のメニューを
黙って指さす、せつないったらありゃしない日曜深夜つい先ほどの出来事__。

Uh~翼の折れたエンジェル~

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先日録った新曲にだけ関して言うと、やはり自分の発声法が間違って
いたのだろうね。長い間、歌というものを唄っていて、喉が潰れたのは、
20年以上前に郷里・高知のよさこい祭りで朝から晩まで、しかも3日間
歌い続けた時に一度潰れたぐらいで、それからこちらは一度もこんな
経験をしてなかった。
まぁ、風邪をひいていたというコンディションの問題もあるのだろうけれど、
高熱のままステージに立った事もあり、それでも喉はこんな状態までに
なる事もなかったので、やはり今回は楽曲に想いを傾け過ぎてつい基本
を忘れたという、なんとも初歩的なミスのようにも思える。

「イルカの居る場所・居ない場所」のソロ・バージョンの唄入れ
を明日に控え、寂しい財布の中身に糸目をつけず、薬屋で購入した
あらゆる『喉用の薬』を試してはいるのだけれど、いかんせんそう若く
もない我が体ゆえ、その回復力の遅さが腹立たしいのだけれど、
腹を立てても喉が回復するわけでなし。

来月9日(日)のライブまでに製品を完成させる予定を変更するか否か。
いや、たぶん出来ないだろうし。かといって、皆さんに聴いて頂く限りは、
今自分が出来うる最高のモノを皆さんのお手元とその心に届けたいの
で、最終的には明日の喉の状態を見て、制作側と相談して決める事に
なりそうな、久々に本気で焦っている割には一人の部屋で「翼の折れた
エンジェル」(by中村あゆみ)を唄っては「ヤバッ! オレ似てるっ!」などと
ふざけて、眉間に寄りがちなその皺を紛らわす週の始まり_____。

こちとら破損性難聴ぢゃ

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『突発性難聴』という言葉を見かける事が多くなった今日この頃。
先日もミュージシャンのスガシカオ氏がこの病気を患っているのが
ネットでもニュースになった。

で、ボクの例の左耳はというとだね。4年前にパンコール島の海の底で
ブチューッと鼓膜が破れ、内耳に海水がダーッと入り込んで来て以来、
日本に帰国後3度もの鼓膜再生手術を経た現在もやはり聞こえが悪い。
誤解の無いように説明すると、普段の日常生活にはまったく支障はない
(いや、未だ耳栓をしていても長い時間泳げないのだから支障はある)
のだけれど、いかんせん超高音域がまったく聴き取れない。
端から見れば本当に些細な事なのかもしれないけれど、歌唄いにとって
楽器の演奏音はもちろんの事、自分の声のそのわずかな響きの違いが
聴き取れないのはこの上ない苦痛なのだよ。

術後の通院期間はそれはそれは何度も、密閉された無音検査室の中で
聴力検査を行い、データと照らし合わせて、担当医の判断を仰ぐのだけ
れど、「聞こえているはずですが・・・。」という医師の判断に、
「いや、そうじゃなくて・・・。なんて説明したらいいのか解らないんですが、
 風を切る音というか、あらゆる音の一番上の、自分としては一番気持ち
 の良いその部分がまったく聞こえないんですよ。」
と、それこそ何度も食い下がった覚えがあり、
「ひょっとしたら内耳骨の何処かに障害が残っていませんかね?」という
自己診断に、困り果てた担当医も違う大学病院を勧めたほど。

自分の声のその僅かな響きが聴き取れないとどうなるか。
ボクの場合は、唄い方が解らなくなった。口腔内をどんな形に開ければ、
前のような響きが出るのかいろいろ試してはみたけれど、いかんせん、
その肝心の僅かな響きが左耳では聴き取れない。解りやすく言うと、
ヘッドフォンをした状態では、僅かではあるけれどセンターポジションが
右に寄っているのだよ。両方がバランスよく聞こえてこそ、確信を得られ
る超高音域のそれが「不安定」なのは自分にとっては何も聞こえないの
と一緒なほど「不安」を感じるのだよ。おまけに、周りの音量、自分の声の
音量にかかわらず、ある程度の音量を越えると、左耳は「ザザーッ」という
破れた障子のような音しかしせず、本当に役立たずになってしまう。

で、不安ゆえに自ずと唄い方が変わってしまう。時としてそれは今までの
自分の響きでない事すら自身では判断出来ないそれを、そんな事情まで
は知らないバンドメンバーたちに時に「練習不足なんじゃないの?」と
一言で片付けられ説明するのももどかしく奥歯で歯がゆさを噛みしめる。
試行錯誤の日々はやがて「苛立ち」や「諦め」といった様々なストレスになり、
当時付き合っていたの彼女(現・二代目)にどれだけ当たり散らした事か。

さて今現在。左耳は以前に比べ良くなった感はまったくないけれど、
今でも自分の歌声や楽曲に温かい眼差しをくれる方々のお声を指標に、
心の中では「左耳が治ったらもっと良いヤツ出来るけどね。」という
天の邪鬼な自分を諫めつつ、一生治らないなら治らないで、それも
自分が背負うた十字架として、時に再び無様に藻掻きながらも、
この表現者の道を歩く事で、誰かが笑顔になってくれるのなら、
やっぱりボクはこのまま歩いてゆくだけなんだろうと。もちろん、端から
見れば「小憎たらしい涼しい笑顔」はそのままで_________。

 

スガシカオがんばれー。

嬉しい知らせ

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あれは丁度今年の1月2日の朝、マレーシア・パンコール島の定宿内に設置
されたレストランでの出来事。
ボクの目の前で脳梗塞で倒れた大柄なノルウェー人の彼の体を皆で支え
ながら本土の病院に運ぶのに、大変な思いをしたのを今も鮮明に覚えている。
(2012年1月2日「A long long day」と1月10日「病院巡り」参照してね)。

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あの時は、亡くなる5日前まで看病をさせてもらっていた自分の東京の
親代わりである新宿2丁目のマスターを天国に見送る為に一時帰国して、
再びマレーシアに戻って来て日が浅かった事もあり、何かと「人の生死の
境」に直面せざるを得ない自分自身が持って生まれたその星を「またか。」と
少し恨んだりもしたのだよ。

そのノルウェー人の彼の奥方から昨夜メールが届いた。奥方のメールでは、
まだ左手は不自由ながら、ゆっくりではあるけれど自立での歩行も可能との
事。_______良かった良かった。たぶん来年辺りには再びマレーシア
・パンコール島で悪戯っ子の笑みを浮かべる彼と逢えそうだよ。
あっ、でももう二度とあんな大きくてクソ重い図体を運んだり、病院で彼に
オムツを履かせるのに、見たくもない欧米人のチンポを見て、密かに自信を
失ったりしたくないので、倒れるならなるべく他所で倒れてくれ_____。

2012.11.15_01.jpg

深夜のヤケ喰い

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「今日はもう限界やろ?」
というアレンジャーでもある西込氏の言葉に壁に掛かった時計を見ると
深夜1時。かれこれ8時間はぶっ通しで唄い続けていたらしく、最後に
録った自分の声を確認してみると、馬鹿正直なマイクを前に、さすがに
気力だけでは腹筋や背筋、そして喉の疲れは隠せないようで、
「そうやね。ごめんよ、遅くまで。」と、ヘッドフォンを外しブースを出た。

自分が描くそれは、すなわち『誰かに喜んで貰えるカタチ』であると
素直に思えるようになってから、音楽というものが一段と楽しくなった
のも事実であると同時に、一段と高い山のようになったのもこれまた
事実なわけで、レコーディングの度に味わう『其処に辿り着けない
自分の力量不足』の味は、とてつもなく苦くて酸っぱくて、いっその事
すべて吐き出して終わりにしてしまおうかと、この歳になっても思うのだよ。

「おぅっ、辞めるんなら辞めてしまえ! ピッチャー交代や! ヘタクソ!」と
野次を飛ばす柄の悪いオッサンを、牛ハラミ弁当と牛カルビ弁当で
ようやく黙らせた深夜3時___________________。


早めに越冬準備始めました

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2012.11.18_01.jpg
上の写真はマレーシアの首都であるクアラ・ルンプール(以後K.L)での
12年前までの定宿。ゲストハウス『ムーン・ライト・ロッジ』だったっけか。
(ドミトリー1泊5RM=約140円)。
すでに名前も値段もうろ覚えなのだけれど、当時は共同トイレ・共同シャ
ワーにもかかわらず日本人を始めとする世界中のバックパッカーに人気の
安宿だったのだけれど、相次ぐ宿泊客の虫刺されトラブルに始まり、周辺
地域の治安の悪化という事も重なり、此処に宿泊する人種も徐々に変わっ
てゆき、ボクが最後に確認した頃には、不法労働移民者たちのねぐらに
なってしまっていたのだよ。ちなみに、数年前ボクが不法出稼ぎ移民の
強盗団に襲われたのもこの宿のすぐ傍。(『強盗なのだよ-前編-』参照)

ま、写真右に写っている当時のスタッフもスタッフで、宿泊客の忘れ物で
ある新品のショルダーポーチを「マイ ニューバッグ! マイ ニューバッグ!」と
歓喜の声を建物内に響かせながら、それはそれは大切そうに四六時中
首から提げているようなダメダメなヤツであり、万が一客が取りに戻って
来た時の場合を考えて値札を付けたままという、そのズル賢さがなんとも
切ないのだけれど、その彼の陽気さに旅の疲れを何度癒やして貰った事か。

 

______で、約6年前からのクアラ・ルンプールでの定宿がこちら。
ホテル名は伏せさせてね。
2012.11.18_02.jpg

1泊100RM=約2800円(サービス料別)。
「あら、アンタもずいぶんお金に余裕が出来たんじゃない?」と思われた方、
それは違うぞ。虫刺されによる過度のアレルギー症状のせいで、現地で
何度も通った病院の治療代や薬代の事を考えると、精神的なダメージを
差っ引いてもむしろこちらの方が安いのだよ。
マレーシアに到着した翌日には高速バスに乗ってK.Lを脱出するボクの
ような人間にとって、ここのホテルはバス・ターミナルへの移動も楽だし、
窓からの眺めもまぁまぁ良い方だし、シャワーはお湯も出るのに加え、
ボロいけれど一応バスタブも付いてはいるし、何よりも壁を虫が這ったり
はしない。いや、たまに室内の壁に小さなヤモリが這っているのだけれど、
ヤモリは虫を喰ってくれるので此処では大切な『同室者』だ。

ということで、マレーシアへの往復航空券の支払いはもちろんの事、
1泊目に泊まるこのホテルの予約・支払いも済ませ、パンコール島での
定宿にも予約の電話を入れたし、来年1月後半から日本を留守にする
のだよ、わっはっはっはーあっかんべー。
だって寒いの大嫌いなんだもん、死ぬもん、仕方ないじゃんか。
はいはい、春一番が吹く頃には帰って来るってばよ。
はい其処のアナタ、羨ましいとか言わない。良くも悪くもこれしかボクが
ボクである為のバランスを保ちうる最善の方法がないわけで。
そんな一見「かたわ」なボクから見れば昨日から今日、今日から明日
へときちんと日々をその場所で繋いでゆけているアナタの方がずっと
羨ましいのだから。所詮は無い物ねだりみたいなモノだよ。
それでもまだ羨ましいとかまだ言う其処のアナタ、だったら来ればいい
じゃんか、言い訳ばかり並べてないで。連絡くれれば迎えに行くし。
おっと、男のアナタや、恋人とカップルで来ようとしているアナタを、
島から約5時間もかけてK.Lまで迎えに行くほど自分はお人好しでも
ないので、島の船着き場まで来てね、チュッ__________。

困った時の神頼み

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昨日、木枯らし1号が吹いてから気温もグッと下がった東京。
久々に足を向けたゴールデン街の帰り道にある花園神社では丁度
酉の市(二の酉)前夜祭が開催されていたので、ゴールデン街側からの
入り口である神社への階段を上ると・・・・。

未だ残る昭和風ファッションに身を包んだヤクザたちやチンピラたちや
この街独特のお水系・風俗系のお姉ちゃんやお兄ちゃんに酔っ払い達。
この上なく柄の悪いその風景の中に独り紛れ込みながら、
「ボクの周りの人たちがなるべく笑っていられますように。」
と、去年の今と同じ願いを小銭に託し、
「あっ、ついでに今やっているレコーディングがうまくいくように。」
と、ついでながらこちらは本当の『神頼み』という、神様からしてみれば、
それは己の日々の努力でしょとあっさり願いを取り下げられそうになる
ところを、「そこをなんとか・・・。」と食い下がる愚か者の月曜日__。

2012.11.19.jpg
「欲しい、でも、うーん。浪漫、でも、うーん・・・。」
と、衝動買いでは到底変えぬその価格の物が映るモニター
画面を前に、体を左右に揺らし続ける駄々っ子な水曜日。
そんな駄々っ子の気を逸らすために、『物欲』に対しての
子供と大人の違いというモノを考えてみた。

子供は後先考えずただただその物が欲しいというのに対し、
大人はいろいろな事を考えるもので、この物を使う事によって、
支払った代金以上のモノが自身に返ってくるかどうかだとか、
自分のような小心者は、果たして最終的に元が取れるかだとか、
人それぞれにその考え方は違えど、その欲求に対して第三者目線
というか大人目線というか、それっぽい『理由付け』をあれこれ探し、
時にそれは自分自身の背中を押してあげる為だったりもするし、
また反対に自身を我慢させる為だったりもする。

と、ここまで書いて、子供だったら話の退屈さに寝てしまうだろうけれど、
いい歳のそれも捻くれたオッサンの気を逸らせるわけもないので、
ねぇねぇ神様神様、明日辺り目が覚めたら何処かの大金持ちの
ご老人がやって来て、
「実はかくかくしかじかで・・・。私が死んだら全財産をキミに。」
とはならんもんかね? ま、たとえ仮にそんな事が起こったとしても、
「とりあえず"今"40万円ほどくれればそれで満足です、はい。」と、
言ってしまいそうなくらいに、今はそれが欲しいのぢゃ_______。

平面と立体のお話

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「グルーヴ感を感じるにはどうしたらいいですか?」という若者からの、
ボクからすればある意味とんちんかんな質問にボクは、
「鉄球を先につけた鎖を4分(1小節を4つに分ける)のリズムでブンブン
 振り回しながら、16分(1小節を16つに分ける)のリズムで貧乏揺すりを
 5分間したら解る。」
と、ぶっきらぼうに答える。
純粋な子はこの時点でボクという人間そのものを否定して、その後
話しかけても来ない。________鉄球鎖を回そうともせずに。

そもそもグルーヴなんぞ音楽うんぬん関係なしに、それこそこの世の
あちらこちらで感じられるモノだったりするのに、それを感じない本人の
感受性に問題があるのではないかと、喉元まで出そうになるのだけれど、
よくよく考えてみると、最近の若者の大半がパソコンやテレビといった2D、
いわゆる小さな平面の中だけで音楽を始めとするすべての物事を捉える
習慣がついてしまっているようなので、こちらが例えばこちら側に引っ張る
力だとか相手側に押し出す力、すなわち「圧力」の話や、実際の物のスケ
ール感や質量の話をしても、なんとなく反応出来ないでいるのがなんとも
可哀想ではある。ややもするとそれは、想像"力"の乏しさにも繋がってくる
話なのだけれど、それを話し始めるとさらに長くなりそうなので、また後日。

要するに、グルーヴ感を感じたり表現したいのならば、まず2Dばかりに
向いている自分の感受性のアンテナを自らグイッと3Dの世界に向ける
事も大切なんではなかろうかとオッサンは声を大にして言いたい!!

などと偉そうに言ってはみたけれど、いにしえの時代より、自分を含めた
世の男性たちは2D・3D関係なく『エロ』に同じ反応を示す。ライブで言う
ところのオール・スタンディング状態なわけで、いやはやエロ恐るべし。
こちらの研究も怠らずしてゆきたいと思う木曜日__________。

思い出20,000円

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今ではまったく使わなくなったフィルム式の古い一眼レフカメラと
広角レンズを始めとするレンズ達を売るべくバックに詰め込み、
冷たい小雨降る新宿の街を買い取り店まで歩く。

その昔、糖尿病で眼の見えなくなった知り合いから
「写真を撮るのが好きなら。」と、譲り受けたそのカメラで、
当時はデジタルカメラはもちろん携帯電話のカメラも無かった
時代だし、カメラはそれ1台しか持っていなかった事もあり、
『下手の横好き』の言葉通り、今のこのグータラな自分では考え
られない程、たくさんの人や風景をそのファインダー内から
覗いてきた。
そんな思い出の詰まったカメラを何故?とお思いのアナタ。
前にも言ったでしょ、「ボクには欲しい物があるのぢゃ。」と。
そりゃあ、そのカメラやレンズたちをボクにくれた知り合いの思いや、
買い取り店に向かう途中、写真を趣味とする友人たちの顔も数名
チラホラと浮かんでは来たのだけれど、今ではフィルムのカメラも
レンズも性能の良い物があるし、わざわざこんな古い物を他人に
譲るのもなんだか悪い気がしたのだよ。
ま、店のカウンターで査定をする店員さんが、そのひとつを手に
しながら、「この手の明るいレンズはいまだに需要があるんですよ。
デジカメにも使えますしねー。状態もまずまずだし。」と言った時には、
「あーやべー、知らなかった。」と動揺したのも事実なのだけれど。
結果、そのレンズ以外はほとんど価値がないようで、フラッシュや
フィルターなどその他のアクセサリーも含めて20,000円なり。
所詮『道具』とはいえ、オイラの思い出は市場価値2万円かよ、ちぇっ。
しかも欲しい物の10分の1にもならねぇ・・・。

音楽もカメラも、その時代のニーズによってその値段や価値を
決められてしまう。ニーズに応えて変わり続けるのも大切な事さ。
でも、敢えて変わらずに『不敵な笑み』を浮かべているヤツの方が
愛おしかったりするものだ。
と、「物欲に負けたその口で言うか!!」 な勤労感謝の日_____。

嬉しさと寂しさが交じる時間(とき)

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なんだか世間の連休特有の高揚感にも取り残されたままで
あっという間に3連休も通り過ぎてしまった小雨降る週明けの月曜。

昨夜から今日の昼過ぎまで、来月発売予定のマキシシングルに
入る予定の曲たちの最終チェックをメールのあちらとこちらで
やりとりしながら、あーでもないこーでもないと。

で、宵の口にはマキシシングルに入る曲たちの最終音源が
今回のレコーディングで大変世話になった西込氏から届き、
製作会社の方にも最終期限であった本日夕方に無事納入して
くれたらしく、ホッと胸をなで下ろしたのも束の間、業界内では
かなりの売れっ子な西込氏からの請求が果たして幾らになるのか、
まるでメニュー表の無い寿司屋で大トロを頼んだような不安感にも
似た気持ち。高校の後輩割引ってないもんかねぇ。

でもまぁ、彼の所にこの曲たちを持ち込んだ時点から、本当に
タメになる様々なディレクション(指示)やアドバイスを惜しみなく
与えてくれたおかげで、藻掻きながらも楽しい時間が過ごせた
わけで、彼には本当に感謝してもしきれないぐらいなのだよ。
でも、高校の後輩割引ってないもんかねぇ。

で、今現在は西込氏から届いた曲たちを何度も何度も何度も
独りの部屋で聴いては、「どうしようもない寂しさ」も含めて、
いろいろな意味で自分の曲を愛でているのだよ。
だって9日からはコイツら一人歩きしてゆくのだし、
それまではまだボクだけの、ボクだけのモノ。
せめて今ぐらいは可愛がらせてよ___________。

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プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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