2012年8月アーカイブ

アポロシアターに立つ日を夢見て

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APOLLO THEATERで1934年から開催されている『アマチュア・ナイト』。
プロへの登竜門で、数々の有名アーティストがここから輩出された事でも
有名なそのイベントを観に、治安の悪さでは有名なハーレムに地下鉄で向かう。
ホラね、着いた早々、ボロボロのTシャツ姿の黒人オヤジやアンちゃん達が、
ラップでお馴染みのあの声で「タバコ持ってねーか?」だとか
「1$持ってねーか? 1$でいいからよ、メーン?」とか絡んでくるし。
メーン?じゃねーよメーンじゃ。その度にこちらも、ロバート・デ・ニーロ並みに
眉をひそめたオーバーな演技を交え、
「すまんね。これが最後の1本なんだよ。」などと余裕綽々たる態度で断って
はいるけれど、正直、心の中では「もうホントに勘弁してくださいよー。」と、
カツ上げに遭っている中学生にも似た心境なのだよ。

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会場へ入る。其処では、イカした出演者には観客からの惜しみない歓声と
拍手の嵐が。反対に少しでも下手な出演者や、たとえ歌が上手くても、
イケ好かない奴には、たとえそれが妊娠9ヶ月の妊婦であろうとなかろうと
容赦無いブーイングが会場中に飛び交い、最終的な審査も観客の歓声の
大きさで決まる。もしオイラがあそこで唄ったら歓声かね?それとも?

で、結果、今夜の優勝者はジャグリングのアンちゃんだったわけで、
ヘイメーンオヤジやアンちゃんたちの呼びかけを肩でかわしながら歩く駅までの
帰り道、「よしっ、日本に帰国したらまずジャグリングの練習をしよう。」と、
そんな浅はかな考えを思いめぐらす雨上がりのハーレムの夜_______。

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良くも悪くも"アメリカ"ですよ

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ロックフェラーセンタービルからの帰り道、わざわざ遠回りして
タイムズスクエアを歩いていた時にふと思ったのだよ。
「この街は惜しみなく電気を使う街だ。」と。
エネルギー資源大国という事もあるだろうけれど、
過去に空襲や大震災に見舞われていないせいもあるのだろう。

コイツらに『もったいない』だとか『みんなの為の節電』だとか唱えても、
結局は他人から教えられただけの『思いやり』と同じで、
その皮を一枚引っ剥がせば、ヒステリックな正義をすぐに振りかざして、
どっからか電気や物資を奪ってくるに違いないと思えてならない事ばかりを
目の当たりにするN.Y滞在6日目の夜_______________。

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幅7.6cmのこちらと向こう

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ヤンキースタジアムの左翼、318ft(約97m)。
たとえボールがそれ以上の距離を飛んだとしても、
ポールのこっち側じゃファールで向こう側は
ホームランなのだよ。
たとえ同じ距離を飛んだとしてもファールじゃ
誰も認めてくれない。ルールとはいえなんか嫌だね____。

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省みぬ正義感

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_____________今回はちょいと小難しい話をば・・・。


「懲りねぇなぁ。また、作ってやがる。」
リバティ島からマンハッタン島を眺めると、高層ビル群の真ん中付近に、
周りの高層建築物が低く見えてしまうほどの建築中のビル。
建築中の新ワールドトレードセンタービルながらふとそんな事を思った。

先に言っておくけれど、ボクはアメリカという国が嫌いなわけではない。
ただ、己の価値観で計り知れぬモノをすべて『悪』と決めつけ、
その価値観や権威が傷つけられようものなら時にヒステリックに、時に
利己的に他国の人の命をまるで虫でも殺すかのように消し去ってしまう。
そして消された命に関わる人々の「悲しみ」や「恨み」も考えずに、
それでいて権威だけは保ちたいらしく、再び其処に『バベルの塔』よろしく、
『権威の象徴』を建ててしまう所がなんともアメリカらしい。
機能性や効率から見ても、はたして必要性があるのだろうか?
9.11テロであのビルが崩れさって以来、あのビルで仕事が出来なくて
どうしても困った者がはたして何人いるのだろうか。
要するに『省みない』のだよ、この国は。

そんな『権威』を守るため、リバティ島に渡るフェリー乗り場に限らず、
イベント会場や公共施設で行われている『空港並みの所持品検査』。
他人を疑わざるを得ない、そんな事態を招いたのはいったい誰か。
今日も金属探知ゲート前でズボンからベルトを引き抜きながら、
ボクは日本語で言う。
「すべては自業自得ですよ。」_________________。

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あえて迷子を選ぶ楽しみ

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こちらに来て約2週間余りが経ち、地下鉄の乗り方にも
ずいぶん慣れたのだよ。うん、時々は急行に乗ってしまい、
目的の駅を見事に通り過ぎる事もあるけれど、それはそれで
予期せぬ出逢いに導いてくれているようで楽しいし、
実際、今までの旅の中で、それで出来た友達の方が多いのも
これまた事実なのだよ。

遠回りばかりしている自分の人生みたいだと、自虐的な
笑みを電車の窓に映しては、周りのニューヨーカーたちに
不気味がられているマンハッタン地下鉄B線_______。

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本当のWin-Winとは?

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_____________________省みる事。
未来(あした)を共に歩んでゆく為に、やはりそれは大切な事で、
その点においては日本はあの戦争に負けて良かったのかもしれない。
何処かの国のように、ただただ相手への恨みの念を忘れぬ為に
銅像を建てたりはしないし、勝手に他人の家に土足で入るような
真似もしない。
喧嘩(話し合いとも言うが)には『仲良くなる為の喧嘩』と
『最初から相手を傷つける為だけの喧嘩』があり、前者はその基礎に
「相互理解努力」というなかなか難しいハードルがあるのに対し、
後者は「恨み」や「ひがみ」が片方にあるだけで成立してしまう。
友人同士しかり、恋人同士しかり、家族しかり、そして国同士しかり。

もちろんボクは当然の事ながら、現在の日本もけして『聖人君子』で
はない。こちらN.Yに留学している『官僚』や『役人』の「勉強の為の視察」と
称した必要以上に乗り継ぎの多い個人旅行や日本人街での惚け様の噂を
直接耳にしたりすると、彼または彼女らに支払われている『手当』は、
間違いなくボクが、アナタが支払った税金であり、その金を使わせて
頂いている立場にありながら、日本国民の生活向上の為に「公僕」と
してのスキルを上げるわけでもなく、またそれとは別に、何もせずとも、
ただその日を生きているだけで彼らに自動的に支払われる1万円以上
の日当を、本当に生活に困っている日本国民に何故回せないのか、と
首を傾げるその度、何の情報も知らされず、ただ純粋に家族を守ろうと
いう思いで散った先人たちの魂や今現在を頑張って頑張って生きている
仲間や家族、そして子供達がこんな苦労をしなくて済む未来の為にも、
そろそろ日本の日の丸に染み付いた汚れも虫も、一度ザバッと洗濯を
せねばならない時に来ているのではないだろうかと思いながら、
雨上がりのN.Yで迎える終戦記念日。

我が国と何処かの国の子供達が、本当の意味で『手を繋げる未来』が
来る事を心の隅で願いながら________________。


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清濁併せ飲みながら

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N.Y滞在も残すところあと5日にもかかわらず、痛風再発で昨日は
部屋から1歩も出られず。逆から考えると、自分自身の内に問いか
けるには丁度良いタイミングかもしれない。というのも、こちらに来て
改めて自分が何に心を奮わせるのか、そして何が嫌いで何が好き
なのかが、以前よりも増して色濃くなったわけで。

たぶんボク自身、これからも己の中の「負」よりもほんの少しだけ多く、
これを読んでくれているアナタを含めた『誰か』の笑顔が見たいが為に、
唄だったりその他の何らかの方法で、「人として大切なモノ」を示して
ゆくだろうし。ただ、照れ臭さも多分にあって、普段は相変わらず、
斜に構えた風体なので、そこは誤解されても絶対に直さないけれども
ね、ベロベロバァ____________________。

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所詮はN.Yの地下鉄が15分ほど来ないだけでイラッとする人間ですから。

TVも街でもパンパンパン

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____「銃乱射に巻き込まれてないかねぇ?(笑)」

朝までの夜更かしがたたり、結局先ほど昼過ぎに、S新聞記者のI氏からの
同郷訛りの電話に起こされたN.Y滞在最終日。
どうやら午前9時頃、ボクが泊まる部屋から大通りを5分ほど歩いた
エンパイアステイト・ビル付近で、銃の乱射事件があったらしく、負傷者9名、
容疑者を含む2人が死亡したとの事。
_____どおりで。夢と現実のはざまでサイレンが鳴り響いていた事を
今思い出した。
つい2週間ほど前も、やはりここから歩いてほどないタイムズスクエアで、
ナイフ片手に逃走する男が、観光客賑わう中、警官に射殺されるという
事件があったばかりで、比較的治安が良いとされる地域でもこれなのだから、
やはりアメリカは警官も含め、銃をパンパン撃つのになんの躊躇いもない
社会だと云う事なのだなと、改めて思うのだよ。

さて、最後の思い出を作りにN.Yの街に繰り出すとするか。
流れ弾を喰らわないようにせいぜい注意しながら______。

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裾野の広さと構造と

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N.Y滞在最終日の夜、S新聞記者のI氏と二人で、スタッテン島の野球場で、
『スタッテンアイランド・ヤンキースvsブルックリン・サイクロンズ』の
試合を観戦。
MLB傘下のマイナーリーグのひとつで、I氏いはく、日本でいうところの
6軍ぐらいらしい。しかし6軍といえど、ヤンキースとメッツの下部チーム
同士の地元対決という事もあり、日本では考えられないぐらいの観客数の
多さに正直驚いたと共に、運営難に苦しむ『四国アイランドリーグ』などの
独立リーグを含めた日本の野球の活性化のヒントが様々な箇所に見られ、
プロ・社会人を含めた野球機構そのものの再構築こそが、これから夢を
掴む若者や、夢を仕舞うベテラン選手などの活躍の場を増やせるのでは
ないだろうかと、ミュージシャンのくせにそんな事を暮れてゆくN.Yの空に
思ってみたり。

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野球観戦後、マンハッタンにフェリーで戻り、自室までの帰路を辿るボクの
少し前を、10歳にも満たない黒人の坊やがバスケットボールをドリブルしな
がら、父親と母親の後ろをついていっていたのだけれど、ドリブルの途中で
さりげなく自分の股の間を通したりするのを目の当たりにした時、
「そりゃー金メダル取れるはずや。」と素直に思ったのだよ_______。

MTBlog50c2BetaInner

プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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