2012年2月アーカイブ

コーラル・ベイにて

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普段自分の居るビーチの隣に位置する此処コーラル・ベイは、
ボート屋の数も少なく、道路からも離れているので、
比較的静かなせいか、外国人観光客の多くがここの砂浜で
日光浴や海水浴をしたりして日中を過ごす。

つまり。
モスリム教徒ゆえに海に入る時でも肌を隠さねばならない
ローカル観光客で賑わう他のビーチに比べ、此処は
白人おねーちゃんを始めとする外国人おねーちゃんたちの
肌の露出度がダントツに高く、ビキニ姿はもちろんの事、
時折、トップレス姿のおねーちゃんたちも拝める。

な、なんとけしからん。此処はイスラムの国だぞっ。
そんな小言を洩らしながら、木陰で涼むマレー人のオヤジ達の
目線はいっこうにおねーちゃんの乳から外れない。
白人ねーちゃんの乳見たってしゃーないじゃん。
と、瞬きを忘れたかのようなオヤジ達を鼻で笑うボクの視線も
やっぱりオヤジ達と同じ方向。

小さく崩れる波の音と海から吹く風がとても気持ち良い、
オヤジ達の鼓動以外は穏やかな、とても穏やかな昼下がり____。

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波を挟んだコチラとアチラ

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旧正月の賑わいが通り過ぎ、島のビーチもいつもの静けさを取り戻したかの
ように思えたのも束の間、今度はタイプーサムというヒンドゥー教の祭りで
またまた連休を迎え、ローカル観光客賑わうパンコール島。

今日も宿泊客以外は上陸を禁じられている高級リゾートの島、
パンコール・ラウ島まで客を乗せてボートトリップに出掛けるわけだけれども、
その都度その都度マレー語で、
「此処は1泊3万円以上。もしもオイラがお金持ちなら、毎日此処の
 テラスから、あんなふーに優雅にボートの上のキミらに手を振っていたはず。」
と、この先も到底ないであろう戯れ言を交えた説明も
すっかり板についてしまった事がちょっぴり哀しかったりするのだよ_____。

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金色の帯の端にて

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コンジキノオビノハシニテ。

Kさん。
たぶんアナタが生きていたら、
心配でもう何回も電話してきてるよね。
大丈夫。ケンカもしてない。危ない事もしてない。
病気にもなっていない。ついでに言えば、
やっぱりこっちでも子供とオカマだけには
モテてますよ不本意ですけどね_______。

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ヘトヘトなりに楽しんでます

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チャイニーズマレーの女の子二人につきっきりで
シュノーケリングをしているエロオヤジ、違った、
ボート屋の主人ノンさんの姿を遥か遠くに見ながら、
ボクはボクで彼から預かったボートを操りながら
イカ釣りを楽しむ。

が、一人で釣りをしながら潮流も気にしていなければならず、
ならば錨を降ろしてしまえと海に放りこんだら錨が岩サンゴに
挟まっていざ上げる時に往生したし、おまけにルアーが珊瑚に
引っかかったりすると、リールを片手で巻き取りながらもう一方
の手で操船しなきゃならんし、其処が浅瀬だったりすると、
エンジンの上げ下げまでせにゃならんし、おかげで操船技術が
上達したよ。
イカは一匹も釣れなかったけどね________。

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最後の切り札

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ある晩にはエリック・クラプトンのTears In Heavenを唄い、
イングランド人の夫妻から、
「アメイジング! アナタ喋るのは苦手なのに、歌の発音は凄くいいわね。」
と、褒められてんのか貶されてんのか解らない賛辞を頂き、
ある晩には酔っ払ったヨーロッパ人たちが踊る前でStand By Meを唄い、
ある晩には「照るしのウタ」や「ベリーベリー・イージーライダー」といった
自身のオリジナル曲をところどころマレー語に変えて唄い、
ホテルカリフォルニアがリクエストされれば、歌詞を覚えてなくても
どんなにキーが高くてもやっぱり唄う。

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自分たちだけで盛り上がらない夜に限ってこちらに手招きしてくる
地元のミュージシャン。
彼らにとってボクは「困った時の代打」的な存在で、マレー人からすれば
"日本人ミュージシャン"という物珍しさも手伝いおのずと人は集まってくる。
それでもいまいち盛り上がらない夜だってそりゃたまにはあるけれど、
そんな時はこれを唄えば大合唱が起こるコトも覚えたよ。
アン♪アン♪アン♪ とっても大好きドラえーもんー♪

オイラのお陰でこの冷めた雰囲気をここまで盛り返してやったのに、
今夜も分け前無しかよっ、このケチ禿げカッパ!
ま、厳密に言うと、オイラのお陰というよりも
完全に"ドラえもん"のお陰なのだけれどね__________。


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そう言えば、ここのところ島内でのバイク事故が多発していて、
先月も夜中に峠で事故っているマレー人観光客のカップルを
病院までフォローしたり、つい先日は知り合いのビーチボーイが
ノーヘルで事故って本土の病院に緊急搬送されたりで、
警察も普段と違いピリピリしていて取り締まりも厳しくなっている中、
ノーヘルで釣り竿担いでバイクで走っていると、島の警察の検問に
引っ掛かってしまったのだよ。
おまけに国際免許なんぞ申請しているわけもなく。

ノーヘルは罰金300RM(約7800円)。
免許不携帯は同じく300RM。合計600RMという長期旅行者に
とっては多額なお金を頭の中で一枚二枚と思い浮かべていると、
まずは警官の一人がマレー語で「IDカードを見せろ。」と言って
きた。どうやらすっかり日に焼けたボクの事をマレー人だと
思っているらしいので、マレー語を普段の3倍遅く喋る、早い話、
ちょっと知恵の遅れた人のフリをして、穏やかな笑顔を絶やさず、
「ID? オイラ、日本人だぁよ。」と答えると、
「じゃあパスポート見せろ。」と別の警官が言うので、
「パスポートはホテルだぁよ。此処での滞在中はボート屋の
 手伝いをしているだぁよ。でも無給だぁよ。」と、
あくまで笑顔は絶やさずに、ついでに肩に担いだ釣り竿の事には
絶対触れてくれるなと願いながら答えると、
「解った解った。解ったからもぅ1回戻ってヘルメット被ってこい。」って
明らかに面倒くさそうな表情で注意されただけで許してもらえたので、
引き返してヘルメット被って、再びその検問の前を手を振りながら
バイクで通ると、警官6人が全員笑顔で手を振り返してくれたよ。
今回は許してくれても二度目は無いな、と思い、その日以来、
バイクで峠を越える時は必ずヘルメットを被っている今日この頃。

お馬鹿のフリをするのが嫌な方は、日本で国際免許は
申請日当日に付与されるので面倒くさがらずに。
それと、島内でのバイクの運転はヘルメット着用をお忘れ無く__。

バレンタイン・デー?何それ?

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日本はきっとバレンタイン・デーで人によっては浮かれたり沈んだりして
何かと忙しいでしょうけれど、こっちは今日もいつもと何ひとつ変わりなく、
穏やかな風と穏やかな海に包まれてますよ___________。

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そふそふ。今日、ボートに乗ってくれた若き日本人男子3人。
バレンタイン・デーなのにキミら何してんの?というボクの
冷やかしにも元気な笑顔で「関係ないっすよー!!」。
キミらの未来に幸あれ。

生かされる者として

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「こんな時に眠るように死ねたらどんなに幸せだろう。」と、
けしてそれは若い頃に思ったような破れかぶれ的な理由からではなく、
どちらかというと満たされた中で迎える最期の場面というべきか、
そんな事をふと想像するようになったのも、やはり自分が歳を
とったせいだろう。今回のパンコール島での滞在中、そんな場面に
何度も出くわす。
_________例えば。
コーラル・ベイの木陰でビーチチェアにもたれて波の音を聞いている時。

砂浜に座って夕焼け空を眺めている時。

宵の口、ノンさんの村でハンモックに揺られながら、閉じた瞼の裏で
子供達の遊び声を聞いている時。

それぞれ時刻こそ違うけれど、どれもそこに肌を優しくさするような
心地良い風が吹いている。


しかしながら、半端者は半端者なりに想ふ事も多々有り、
まだまだ生きねばならぬ責任というか、
穏やかに死ぬ権利がまだ与えられていないのだよきっと。
「そろそろコイツも止めねばならぬかねぇ。」
マラッカ海峡に沈む太陽が染めるその雲に、重なるように
浮かんでは消えるたくさんの笑顔を見送りながら、
指に挟んだタバコを砂浜に押しつける夕暮れ時_____。

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ノンさんとボク

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「ツカサがこの島に居られるのもあと少し。
 釣りがし足りないなら思う存分してから日本に帰れ。」

まだまだボートに乗ってくれそうな観光客たちの間を
ガソリンの入ったポリタンクを下げて砂浜へと降りてゆくノンさん。
そう言えば、いつかマレー人の若い学生たちからは通常の料金は取れ
ないと、格安の値段でボートトリップをして、後で他のボート屋仲間から
「そんな事してたらつぶれるぞ。」と笑われたり、島の子供達を無料で
乗せ、生まれて初めてのボートトリップにはしゃぐ子供達の笑顔に、
舵をとるノンさんの顔も嬉しそうだったり。
彼はけして商売が上手い方ではない。ボクの泊まっているホテルの
パパのような金持ちにはこの先なれそうもない。
選ぶ友達を間違ったかな、と皮肉を言うボクに、
それはオレも同じさと彼が笑う。

そして今日も______________。
団体客を乗せて走る他のボート屋たちの軌跡をまたいで、
ボクだけを乗せた彼のボートが夕日に照らされた沖を目指す。

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ボートトリップはいかが?

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およそ2ヶ月に及ぶパンコール島滞在も今日で最後。
いつもと同じ時刻に起き、いつもと同じ笑顔で皆と挨拶を交わし、
いつもと同じようにバカな事を言い合って皆と笑い、
いつもと同じようにボートに乗り、
いつもと同じようにイカ釣りを楽しみ、
いつもと同じように暮れてゆく空を眺め、
いつもと同じように皆で賑やかな食卓を囲み、
いつもと同じように皆で歌を唄い、
いつもと同じように自分の巣に戻る友を見送った後、
一人真夜中の砂浜に降りて、
小さく砕けた波の狭間で光る夜光虫を見ながら少しだけ歩き、
誰も居ない海岸通りへの階段を上り、
テーブルと椅子だけが残されたボート屋の
そのいつもの椅子に腰掛ける。

「ハロー! ボートトリップはいかが?シュノーケリングは?」

静まりかえった暗い通りに向かって放つボクの拙いマレー語を
夜の風だけが優しく見送ってくれるパンコール島最後の夜__。

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おぼろ月夜

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開け放った窓辺から
部屋の冷気と入れ替わりに入ってくる
湿り気をおびた温かい風と街の喧騒が
日に焼けた頬を撫でてゆく中、
もうすでに朧気になりつつあるその笑顔に、
きっとこれも淡い夢なのだろうと
聞き分けの悪い童心に言い聞かせる、
そんなマレーシア最後の夜_________。

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帰国したよ

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寒い日本に帰ってきたよ。

必ずしも速いとは言えないインターネット環境の中、
Facebookの方ばかり更新してこちらがおろそかになっていたので、
こちらを読んでくれている数少ない方々の為に、
途中で止まった時間を今からユルリユルリと巻き戻してゆこうと思う。
あの日の夕焼けを思い出しながら_____________。

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うーんたぶん無理。いや、きっと無理。
そりゃまっとうな社会人のアナタからすれば、
こんな雪の日でも仕事に出掛けるのは至極
当然の事でしょう。
例えばこれがデートとかなら少しは話も違って
くるのでしょうけれど仕事ですものね、シ・ゴ・ト。
えーえーわかります、わかりますとも。
みなまで言わずとも重々承知しております。
でもね________________。



無理なものは無理っ!
ほんじゃまた。

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MTBlog50c2BetaInner

プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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