2011年4月アーカイブ

愛された場所

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H夫妻とボクと元嫁の4人で、
灯りの消えた一軒の寿司屋を見に来たのが12年前。
それから12年間、この店は新店主のH夫妻のもと、
旨い酒と肴の発信基地として灯りを灯し続け、
時にはH氏の呼びかけにミュージシャンたちが集い、
その「Blues In The kitchen」と呼ばれる
ライブと酒と肴の宴は、この12年間で27回にも及んだ。

その「Blues In The kitchen」を支えたミュージシャン
たちが集まってくれた最後の宴も終わり、
名残惜しそうに店を後にしてゆくみんなの後ろ姿を
見送りながら、明日で再び主を失うその店の前で、
12年前、デザインから発注までを自らがした
この店の暖簾をてのひらで撫でる。___お疲れさん。

「酒と肴の旅 はま」明日で閉店。

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赤身10貫!!

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夜、マイクやらマイクスタンドやらを預かる為に
中野新橋の「はま」へ。
昨日も書いたように今夜で12年間の営業に幕を下ろす。

店に着いて早々、大入りのお客さん相手に
カウンター内も厨房も大忙しなのだけれど、
そんな事はお構いなしに「マグロ赤身10貫!」と、
いつもここに来る度に食べていた自分の晩ご飯メニューを
注文するボクの声に、「あいよっ!」と店主である
H氏の威勢の良い返事が返ってくる。
さすが。うん、これでなきゃ。

店主のH氏は、昨年夏、千葉県柏にある東京大学海洋
研究所の敷地内に「お魚倶楽部 はま」をオープンし、
それ以来そちらにかかりっきりで、奥方のAちゃんは
相変わらず中野新橋駅近くの回転寿司「すし丸」
きりもりで忙しい。ちなみにこの「すし丸」の垂れ暖簾の
デザイン・制作もボク。こっちは閉店しないように
頼むぜホントに。

何はともあれ、全てが始まった場所でもあるこの店、
酒と肴の旅 はま」が無くなるのは本当に淋しいものだよ。
Blues In The kitchen」の様子が収められたアルバムの
片隅で、まだhenssimoを結成する前の、まだお肌もピチピチな
ボクと冨士とルイスが楽しそうに演奏をしている姿を眺めながら、
このままずっとH氏の寿司を摘んでいたい週末________。

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二回目と二代目

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未だ背中に背負ったモノの重みをけっして忘れたわけでは
ないのだけれど、それでも敢えて言うなれば、
たぶんこれから先もずっと、オッサンを騙すのが上手な
手練れの乙女たちに適当に騙されるのだろう。
いや騙されるに違いない。
けれど今度は、最後の最後に帰るべきその場所を
見失わぬよう、その窓に灯りが灯る限り、
今度こそ今度こそ己の眼を開けてその場所へ帰ろう___。

平成23年4月5日午前6時7分、
234567な右肩上がりな本日大安吉日。
所管区役所に婚姻届けを提出し、
ここに「冨岡ツカサ二代目嫁」の誕生しました事を
謹んでご報告いたします。

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区役所まで道も迷わんで。2回目やし。

そーゆーご職業ですが何か?

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「そーゆーご職業は、なにせ収入が不安定ですもんねー。」

不動産屋の車中。
ボクの職業を知った途端に商売っ気を無くしてしまった
ほぼ初対面に近いアカの他人のその彼が、
運転席からバックミラーにぶつけて後部座席のこちらに
飛ばしてくるその言葉や態度に、改めて自分自身の
社会的地位の低さを確認させられるも、
「そーゆーご職業」に好きで就いているので、
いちいち反論するつもりもさらさらなく、
ただただ窓の外で咲き誇る東京の桜を眺めながら、
そーですねーなどと作り笑いで空返事_________。

ピースな遺影4

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ここんところ、毎週末、部屋探しに追われ
身も心もクタクタになっていたのは事実だけれども、
そんな事は言い理由にもならない。

「すまん、忘れちょった。」
出入り口を示すダウンライトだけが点いた薄暗いリビング。
収納ボックスの上で毎日こちらに向かってピースサインを
し続けてくれるお婆の遺影に1日遅れで手を合わせながら、
忙しさにかまけて大好きなお婆の命日を忘れていた
自分の愚かさを一人反省する深夜2時。

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2丁目定例会にて

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様々な職種と下は30代から上は60代半ばまでの
幅広い年齢層の面々が集まる新宿2丁目の常連たちの会合。

ここ最近、自分が幹事役を仰せつかっているのだけれど、
やれ鶏肉は食えないだの、やれ喉に詰まらせやすい物は
ダメだの、そんな口うるさい長老連中の口を塞いでは、
知人であるI氏が経営する新宿「先斗町」に、毎回ぶち込ん
でいるのだけれど、料理もさる事ながら臨機応変に
対応してくれるI氏はじめ店のスタッフたちのおかげで、
口うるさい長老たちも満足なご様子。
そんな酔っぱらいたちの姿を末席から眺めながら、
次はボクの高校の先輩であるU氏の店がある三鷹まで来い
とは、なかなか言い出せない小心者の木曜日______。

節電で見えてくる影

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夏に向けて、計画停電や節電の話がニュースで
取り上げられる今日この頃。
東京では自販機の輪番停電をメーカーが自主的に
実施するらしいのだけれど、ここ数日、
不思議とパチンコ業界の話題がニュースからも
聞こえてこないのは、やはり何らかの圧力があった
のだろうね。ここ数年のマスコミ業界・イベント業界の
太いスポンサーなだけに、箝口令でも敷かれてるのかね?

自分は震災よりこっち、まったく足を運んでいないし、
行く気にもなれない。
だから言うわけではないけれど、大量の電気を使用する
パチンコ屋に対しても国や自治体からの強制的な節電命令が
あって然るべきだと思うのだよ。
それか新たにパチンコ税を導入して、復興予算に回すとか。
ま、昔っから警察利権を始めとする様々な利権の温床である
この業界に対して、民主党の某担当大臣は完全に見て見ぬ
フリを決め込んでいる様子で、まったくなんの為の大臣なのかね?

とりあえず自分はまだしばらくはパチンコはしないのだよ___。

大にして大の話

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自分が小学生の頃は、学校のトイレでうんこをする
行為自体が、子供社会においては恥ずべき行為に当たり、
ましてや授業を中座してトイレに行ったりしようものなら、
その当事者は即座に「うんこ」や「クソ」を絡めたあだ名を
名付けられ、ややもするとそれは人間関係が大きく入れ替わる
中学卒業までずっと続いたりするので、学校のトイレ、
いや自宅・親族宅以外の家でうんこをするというのは、
子供社会においては大変大きな問題であった。ウンコだけに。

当時、ガキ代将だった自分も、授業中などに不意に襲ってくる
便意と、その地位を一瞬で奪い去られてしまう事への不安と、
万が一漏らしてしまったらという、それこそ地位からの失墜
だけにとどまらず、子供社会においての基本的人権をも確実に
無くしてしまうであろう最悪の事態に対しての恐怖に対し、
額に脂汗を浮かべながら、何度先生の言葉を上の空で聞いた事か。

それから数十年。歳をとると恥ずかしい事が少なくなるのも
事実で、「出物腫れ物所嫌わず」という諺にも背中を押され、
今では逆に仲間達から「オマエは犬か?」と言われるぐらい、
何処でもしてしまう程の太々しい神経を持ち得た自分。
と、ここまでが長〜〜〜い前置き。

で、今日、外出先の某喫茶店のトイレの個室に入ったのだけれど、
便座の蓋が自動でスーッと上がるタイプのヤツだったのね。
どうぞとばかりにその口を開けた気の利きすぎるそれを見ながら、
つくづく思ったのだよ。
蓋ぐらい自分で上げられる、というか自分で上げさせろ、と。

ボクたち人間は果たして「便利」の方向を見失って
しまっているのではないか。
この事を声を大にして言いたかったのだよ。うんこだけに___。

花より団子

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「驚かせてやるんだからKには内緒にしててね。」
今日で数えの70歳になる新宿宿2丁目のオカマスターK氏の
誕生日を祝うべく、K氏本人には内緒で、はるばる四国から
出てきた60歳半ば過ぎのオカマ、いや失礼、四国の御仁と、
(「無知な善意のテロリスト」2011年3月21日参照)
新宿の某一流天ぷら料理店で夕食を済ませ、2丁目に向かう。

途中、厭味の意味も込めて買った一輪の
芍薬(シャクヤク)の花を手に、
「立てば芍薬、座れば牡丹〜♪ねぇ、Kはどんな顔をするかしら?」
などと、相変わらずのおネェ言葉で、崩れた鬼瓦のようなその顔を
さらに崩し、悪戯っ子のような笑顔を浮かべる姿が可愛くも見える。
自分の名誉の為に言っておくけれど、ここでの「可愛い」は、
異性に対しての「可愛い」という感情ではなく、例えるならば
お爺ちゃんやお婆ちゃんが可愛く見える時のようなものなので
くれぐれも誤解の無きよう。

K氏の店に到着し、最初は予想通りというか、まーご想像通りの
サプライズとK氏の喜びようであったのだけれど、
ほどなく、K氏抜きで某一流天ぷら屋に行った事が本人に知れ、
お年寄り同士、いつもの罵り合いが始まる。

「アンタ、誕生日のボク抜きで行くとはどーゆー事よ?」
「あらアンタ、天ぷら嫌いって言ってなかったかしら?」
「彼処の天ぷらは別よっ! アンタ、ケチねー。!」
「あら、それがはるばる出てきた友達に対する言葉かしら?」
「あらアンタ、いつから友達になったの? お偉いのねー。」

お互い命に関わる大病を患っている最中の年寄りとは
思えない、そんな二人の元気な罵り合いを見守る花一輪。
果たしてこのオバチャンたちは、この芍薬(シャクヤク)の花言葉が
「はじらい・はにかみ・内気」と知っているのだろうかと、
ふと思った月曜日___________________。

役立たずの案内役

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午前。
昨夜オーストラリアから到着したばかりの
中学時代の同級生とその旦那にお茶の水で
久しぶりの再会を果たし、その足で楽器屋巡り。
ギタリストでもあるオーストラリア人の旦那Kev氏に対し、
自分のギター知識では到底、案内役すら務まらないと
思ったので、予め声をかけておいたギターキチガイの
友人Fを先頭に、楽器店の並ぶその坂を下ってゆくのだけれど、
それはそれは丁寧に一店舗一店舗ずつ店に入っては、
ギター売り場のフロアで、今日が初対面とは思えないほど、
あーでもないこーでもないとギター談義に花を咲かせる
オーストラリアのギターキチガイとニッポンのギターキチガイ。
ちなみにKevは日本語も堪能で、おまけに土佐弁も話せる。凄い(笑)。
そんなギタキチの二人に付き合いきれるはずもなく、
自分は自分で勝手に店内をウロチョロとしている最中、
其処に飾られていたGuildのアコースティックギターが
気にはなったものの、試奏なんてしようものなら、
「この素人が!!」とギタキチの二人に言われそうなので止めた。

午後。
みんなで昼食を済ませ、同級生夫妻と別れた後、
携帯電話の機種変更に行ったのだけれど、
これについてはまた別の機会に書くとして。

夕方。
パソコンを買い換えるという四国の御仁と新宿で合流し、
家電量販店で「そんな高いのは豚に真珠」だとかの
役にも立たぬアドバイスをくれてやりながらも、
無事に用事を済ませ、焼き肉をご馳走になった後、
K氏の店で昨夜に引き続きお年寄り二人の罵り合いを楽しみながら、
そう言えば昨夜から今まで2時間ほどしか寝ていないなぁと、
重たい頭をグリングリンと回す火曜日____________。

それにしても今日は、まるで季節が冬に戻ったかのようで、
一日中とても寒かったのだよ。

オッサンフリーズ

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うーむ解らん....。
オッサン、スマートフォンと格闘中___。

習うより慣れろ

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店主K氏お手製のタケノコご飯に釣られて、
今宵も新宿2丁目へ。
常連客たちも帰った23時過ぎ。
先日の誕生日プレゼントの花たちが賑わうカウンターの
あちらとこちらで、ボクは買ったばかりで
使いこなせぬスマートフォンと、
マスターはマスターで、誕生日にボクらがプレゼントした
水中デジカメと、それぞれ格闘する金曜日______。

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オッサンにとってのスマートフォン

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今夜も弄る。
チンチンではなく買ったばかりのスマートフォンの話だ。
でも正直そろそろ飽きてきた。だって所詮電話だもの。
髭剃り機能ぐらい付いていれば毎日愛してやれるのに。

毎年恒例、休眠会社

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高校の先輩でもあり尊敬するベーシストの一人でもある
西込 加久見氏のゼミの見学を中座し、
大御所☆ひろ氏夫妻の夕食に同行させてもらった後、
新宿2丁目に立ち寄り、午前1時過ぎに帰宅。

いよいよ提出期限が今月末に迫っている我が「休眠会社」の
決算書の作成をせねばいかんのだけれど、
気力残量は既にエンプティで、シャワーも浴びずに
ベッドに潜り込む火曜日_______________。

貸借対照表って解りますか?

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我が休眠会社の銀行通帳に記帳された、
毎年法人税の分だけ数字が減って行き、たぶん来年は
その法人税さえも払えないであろう心もとない残高に、
まるでただ沈みゆく船に一人残り最期を見届ける
船長のような気分に毎年させられる決算書の作成。

本来こんな事、ミュージシャンのすべき事ではないと
舌打ちしながらも、何処かでこの会社をたたんでしまえない
自分がいる限り、やるしかないのだよトホホホホ。

そんな自分に深夜遅くまで付き合ってくれ、
自分の作業をただただ見守ってくれるFくんとHちゃんたちも
所詮はミュージシャンなので、見守ってくれるだけで
実質役には立たず、あーこんな時にKちゃんがいたらなぁー、と、
数年前から連絡の取れない友人で、
この休眠会社の出資者の一人でもある銀行員の友人を思い出す、
毎年4月末恒例の「その日だけ社長」ごっこ________。

点と点

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午前。
渋谷区にある税務署と都税事務所それぞれに書類を提出し、
法人税の支払いを済ませた後、安堵感と汗ばむ陽気に誘われて、
公園通りの坂道を下る。
途中、通りの反対側の歩道に人々の長い行列が出来ていて、
それが丁度ハローワークの前だったので、
「嗚呼、自分もいっその事ミュージシャンなんぞやめて、
 あの列の後ろに並んでしまおうか。」とも思ったけれど、
どうやらそれは職探しの為の行列ではないらしく、
交差点を挟んでまだまだ下に続いているその行列の先を
見てみると.....。

あーそーいえば、今朝テレビの司会者が「ipad2」の
緊急販売がなんちゃらかんちゃら言ってた事を思い出し、
つくづく日本は平和だなぁと思う反面、
テクノロジーがもたらす便利さを求めて並ぶ目の前の行列と、
被災地で炊きだしに並ぶ人々の行列とが、
あまりに点と点過ぎて、なんとかこれを線で結ぶきっかけ作り
のような事が出来ぬものかと自分なりに思考を巡らすも、
寝不足の脳みそはどうやら一足先に昼休みに入ってしまったらしく、
ただただ頭蓋骨の内側でアイスクリームのように溶けてゆく、
そんな感覚に襲われる今年初の夏日____________。

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プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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