2010年2月アーカイブ

タマキン爺さん

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先日、いつもの海岸で知り合ったご年配の日本人観光客Tさんへ。

浜から波打ち際に向かう貴方が履いていたそれが海水パンツではなく、
普通のブリーフだという事に気づいた時点で、ボクはこの後起こる事を
多少は予測出来ていたのかもしれません。
しかしながら、まさか貴方がそこまで潔い日本男児だとは、
知り合って間もないボクごときに理解出来るはずもなく、
ただただ事の成り行きを見守る他ありませんでした。
そして貴方が海から上がってこられたあと、
貸し浮き袋の影とはいえ、バスタオルも巻かずに
濡れたブリーフをおもむろに脱ぎ、フリチン姿になられた時には、
いつもは静かなビーチが一瞬どよめきに包まれたほどでした。
海岸に居た誰もが、そう、ブランコに揺られていたカップルまでもが、
生まれたままの貴方の姿を一瞬見ては、そこから視線を逃がす事と
その後の互いの気まずさを取り繕う事だけに集中し、
ボクと仲の良いボート屋の若いスタッフたちにいたっては、本気で
「アイツはクレイジーか!? ここはイスラムだぞ!」
貴方と同じ日本人であるボクに詰め寄る始末。
彼らのその言葉に対する満足な反論を見つけ出せない未熟なボクは、
敢えて
「彼は、いや彼こそカミカゼだ。」と一度は貴方を擁護する側に
立ってはみたのですが、当然のように周囲の動揺は収まらず、
このままでは日本とマレーシアの友好関係も危ぶまれると
危惧したボクは、真っ白いお尻をこちらに向けながら
濡れたブリーフをしっかりと絞った後、前屈みの状態でゆっくりというか
ヨロヨロとよろめきながらズボンを履こうとする貴方の
お尻の間のモノを指さし、わざと落ち着き払った態度で取り繕いながら、
こう言いました。
「ビッグワン。」(リバーブ深めで)

大先輩の貴方に若輩者のボクが忠告など本来は出来るはずも
ないのでしょうけれど、ひとつだけ言わさせて頂きますと、
ブリーフを絞るのはズボンを履いた後でも良かったのでは
ないでしょうか___________________。

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パンコール島のビーチボーイたち

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ビーチボーイは危険か?と問われれば、
パンコール島に関してだけ言えばNoである。
ビーチで声をかけられ怖い思いをしたという
日本人観光客の声をよく耳にするけれど、
商売の為に声をかけているだけであって、
ナンパしているわけではない。
そりゃ色黒で顔の造りが濃く、どう見ても
怪しそうな目つきの兄ちゃんが多いし、
そんなヤツラから声をかけられたら、怖いとは思うよ。
それにしても彼らを無視して通り過ぎる日本人のなんと多い事か。
ボートを利用する気がないのなら普通に
「ノーサンキュー」か「また今度ね」と断ればいいし、
利用する気があるなら、ちゃんと事細かく料金交渉すればいい。
無理な金額なら彼らから「他に行け」と断って来るし、
たとえ他に行っても無茶な金額を言えば、
そこでも罵声を浴びせられるはずである。
大切なのはお互いがハッピーになる事で、
値切りに値切ってハッピーなのはアナタだけなのだよ。

オッチャン興奮してしもーたせいで話が脱線してしもた。
とにもかくにもこの島のビーチボーイたちは安全である。
しかし夜ともなれば、これはビーチボーイに限らず、
島の若者や外国人バックパッカーも含めて、たまに目が
血走っていたり、逆にトロンとしていたり、明らかに
何らかの薬物を使用している輩がチラリホラリ見受けられる。
そういう時の彼らとは関わりを持たない方が安全。
他の島などで薬物をすすめられて怖い思いをしたというアナタ。
昼間話せ昼間。
彼らも昼間は至って穏やかで人懐っこいヤツらなので、
昼間限定のお付き合いをすればいいだけの事。
昼間でもクスリをすすめてくるようなヤツだったら、
ソイツは根っからアウトなヤツなので、そこで縁を切ればよい。

何度も言うようにこの島のビーチボーイたちは安全である。
そりゃ時には「夜景が綺麗な所に連れて行ってあげる。」
なんて誘われるかもしれない。
安全ではあるが中にはプレイボーイもいるしスケベイも多い。
つーか男はみんなスケベイなんじゃー。
但し、この島のビーチボーイに限っては、強姦するわけでも
なけりゃ、しつこく金品を要求してくるわけでもない。
肉体関係を迫られた所でアナタがちゃんと断れば、
彼にしてみれば「チェッ。口説けなかった。」で済むし、
アナタにしてみれば、食事を奢ってもらった挙げ句に
バイク運転手付きのナイトドライブが出来てラッキー。
この島だけに関して言うと、全て自己責任でどうにでも
なるのだよ。
でも、いざその場になったら断る自信がないかもというアナタ。
すべてはこの島の海に沈んでゆく夕陽の綺麗さのせいに
してしまえ。

という事で今日も夕陽が綺麗でヨカッタヨカッタ_____。

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島から島への"観光旅行"

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もはや旅とも呼べない「旅だったよーな気がする」
そんな首までどっぷり浸かりきったパンコール島での日々に
少しだけ変化をつけようと、普段から仲の良いボート屋の
友人マッツを誘って島を出たのが朝の8時半。
そして今ボクは、どういうわけかランカウイ島にある、
床には蟻が這い、おまけに水シャワーしか出ないシャレーの
ベッドの上で体の痛みと闘いながら、隣のベッドで寝ている
マッツのいびきを聞いている。

経路を簡単に説明すると、
港町ルムッ→長距離バス(6時間)→クアラ・プルリス
→フェリー(1時間)→ランカウイ島→出迎えてくれた友人の車(30分)
→チェナン海岸→ホテル探し→チェックイン。
マッツを誘った時点でもはや1人旅でもなんでもない、
そんな島から島への観光旅行。
パンコール島を出たのが朝の8時半で、ホテルの部屋に荷物を降ろした
のが夜の7時半。フェリーや車の待ち時間も含め合計11時間もの
移動時間を要した初日。
ボクもマッツもランカウイ島初心者という、なんとも頼りない二人して、
その移動途中で何度「ランカウイ バハヤー(危ねぇー)。」と、
田舎者丸出しな言葉を口にした事か。

で、現在真夜中。
晩飯の後、長時間に及んだ移動の疲れを取ろうと入ったマッサージ屋で、
背骨が折れるかと思うほどの強烈なマッサージを受け、その痛みの
せいでろくに眠る事も出来ない。
初日にして早くもパンコール島を恋しく思う気持ちはあれど、
いやいや今日海岸で見たこの島の夕陽も綺麗だったし、明日はリベンジ
するつもりで、ランカウイを楽しんでやるんじゃー! あ痛たたたっ。

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↑ランカウイ島 パンタイ・チェナン

死を身近に感じる時

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___旅先で死ぬとしたら、ひょっとしてコレかも。
と、今までに何度か思った事がある。
1度目はベトナムのとある田舎町で頭にライフルを
突きつけられた10数年前。
2度目は最初に手足に水疱が出来て、その痛みと
痒みに苦しんだ8年前。
3度目は2年前のクアラ・ルンプールで遭った強盗団と
言いたいけれど、それよりもパンコール島の海で
鼓膜が破れた瞬間。
そして4度目がまさしく今なわけで。
万が一助かっても普通の怪我じゃ済まんだろーね、うん。

そんな事を頭の片隅でずっと思いながら、
宙ぶらりんの足下に広がるランカウイの海や
遠くに見える島々を鳥の目線で眺めた数分間。
いや高いのなんのって。正直怖かった。

↓なすがままの状態
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↓着地する少し前。ベルトが股間に食い込んで痛いんじゃっちゅーに。
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※パラセイリング1ラウンド60RM(約1,650円)

待てども待てども

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待てども待てどもバスは来ず___。

目印の無いバス停で
待てども待てどもバスは来ず。
真夏日和のクアラ・クダー
待てども待てどもバスは来ず。
まだまだ先は長いのに
待てども待てどもバスは来ず。

その時僕らの目の前に
停まったSUZUKIの軽ワゴン。
ドライバーのオヤジが言う
オマエら何処まで行くんだ?と。
アロースターと答えると
それなら15と指立てる。

隣で同じバスを待つ
別のオヤジが持ちかける。
3人で割りゃ安いだろ?
それとも来ないバス待つか?
返事も途中に腰上げて
乗り込むSUZUKIの軽ワゴン。
内装ヒョウ柄 軽ワゴン
ダッシュボードもフッサフサ。

たぶんおんなじバスを待つ
ヨーロピアンのカップルよ
羨ましそうに見られても
おまえら座る席は無し
そんなに哀しい目をするな
このウタやるから唄っとけ。
待てども待てどもバスは来ず_________。

 ※15RM=約420円

↓クアラ・クダーのバス停にて
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※ランカウイ島からパンコール島への帰路ルート

パンタイ・チェナン→TAXI(30分)→ランカウイ島フェリーターミナル→
フェリー(1.5時間)→クアラ・クダー→闇TAXI(30分)→
アロー・スター→バス(1.5時間)→バターワース→バス(3時間)→
ルムッ→フェリー(30分)→パンコール島(

日々勉強なり

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ボート屋業務を終えたノンさんのバイクの後ろに
またがって、ほとんど毎晩のようにノンさんたちが住む
その村に行き、家の前にテーブルを出してそこで涼んでいる
ノンさんの親戚たちと他愛もないおしゃべりをしたり、
子供たちの宿題を見てやったりするのだけれど、
その子供たちの宿題が難しい。
いや、所詮は小学生の宿題なので算数にしても理科にしても
問題自体は簡単なのだけれど、質問がすべて「英語」で
書かれている為、英語の苦手なボクにとって、
その質問を読み解くトコロで詰まってしまう。
「う〜んとね、ちょっと待ってよ・・・。」


半ばあきれ顔で頬杖をつく子供たちと
真剣に頭を抱えるボクの頭上で、
今夜もまばたく冬のオリオン_____________。

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道草ワインデイング・ロード

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どんなに疲れていようと、毎夜、村から定宿のあるビーチまで、
片道だけで30分弱はかかるその道を、文句のひとつも言わず
バイクで送ってくれる優しい男ノンさん。
けれど帰り道に知り合いの顔を見つけては、
そこで長い時間話し込んだり、真っ暗な海岸で
いつ上がってくるかも分からぬ地引き網漁を意味もなく
見学してみたりするので、今まで一度たりとも
30分で帰れた試しがない。
ボクの方も彼にわざわざ送ってもらっている立場なので、
「早く帰ろうや。」ともなかなか言えず。
そして今夜も_____________________。


「おっ、開いてる。」
バイクを止めて彼と入って行く散髪屋。
「旧正月も近いし、小綺麗にしとかんと。」

店の主人と他愛も無い世間話をしながら髪を切ってもらう
ノンさんの様子を待合椅子に座って眺める事30分。
店を出て再びバイクにまたがっての帰り道。
どれだけ小綺麗にしようが、彼のトレードマークというか、
こだわりというか、そんな「ジャンボ尾崎より長い襟足」が
夜風にたなびいて、後部座席のボクの鼻の穴をくすぐる。
「ヘックシュン!」
「どうした?ツカサ、風邪か?
 よし、あそこの店で温かい物でも飲んで行こう。」

解ってはいたけれど、
今夜も真っ直ぐ帰れそうにない。ま、いっか_______。

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世界共通ウラオモテ

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「ツカサ〜ン♪良いオトコねっ♪」と、
鼻にかかった甘え口調でそう言ったかと思えば、
すぐにそっぽを向き、さっきより1オクターブ低い声色で
「でもアタシのタイプじゃないのよね。」
と、早口で吐き捨てる彼。
そう、彼はオカマである。

「NIPAH BAY VILLA(ニッパーベイビラ)」の
スタッフの中では古株の彼。ボクが一番最初に
この島にやって来た10年前は、それはそれは
純情そうなオカマ少年だったのに、今では厭味のひとつどころか、
ふたつもみっつもこれでもかと言うくらいの「立派なオカマ」になった。
そんな彼とお喋りをしながら、
なるほど、オカマの仕草や厭味の言い方は世界共通なんだな、と、
仲の良い新宿2丁目のマスターやその友人を思い出すひととき。

ちなみに彼はインドネシア出身。
ミス・インドネシア。バナナジュースをちょうだい。」
そっぽを向いた彼にそう言うと、
「あらぁいやだぁ〜。超特急で作らせるわね〜♪」
と、弾んだ声の返事が返ってくる。

なるほど、喜ばせるコツも世界共通らしい_____。

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わがまま一貫

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「辛い物が苦手だったら、東南アジア来んなっ!」
と、人前では「辛い物通」ぶっているボクも、実は最近、
辛いのが苦手になり、島の友人たちとの食事の時などは、
食堂の店員に、メニューや食材を指差し、
「これサンバルソースじゃなく、オイスターソースで炒めて。」と、
相手からすればなんとも面倒臭いニッポン人な今日この頃。

なので今はボート屋のノンさんの奥方までに余計な気を使わせている。
元レストランシェフの腕前を持つ彼女が出してくれる手料理は、
ボクの嫌いな食べ物は一切無いというか、
逆を言えば飲み物も含めて、すべてボクの好物ばかりを出してくれ、
おまけにチリソースは別皿に分けてくれる。

「今夜は魚料理ないの? それにこのスープ辛くないし・・・。」
不平不満を漏らす家族&仲間の輪の中で、たった一人舌鼓を打ちながら、
大好きなニンニク味の利いた牛肉入りスープをすする
なんともまぁワガママな夜________________。

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トモダチ

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「オマエは自分の事ばかりで
 周りのヤツの気持ちを考えてない!」

そのまま自分自身に返ってきそうなその言葉を、
語気を強めて彼に言い放ったボク。
一瞬彼の瞳がとても哀しそうに揺れた。
彼の名はジェイボン。本名アダム・・・・うんちゃらかんちゃら。
ビーチボーイ。かなりのお調子者でいい加減ではあるけれど
悪い奴ではない。
ヒアリングの能力に長けているせいか、
日本語を始め各国の言葉をカタコトずつではあるけれど話せ、
それに惹かれて彼のボートを利用する客も多い。
アイデアというかその場の思いつきも天才的なモノがあり、
数年前には彼に「天才バカボン」ならぬ
「天才じゃないジェイボン」の称号と手作りTシャツを
進呈した経緯もあるボクと彼の仲に、その時だけは
一瞬張り詰めた空気が流れた正午前のビーチ。
「ツカサとノンさん(ボート屋の主人)は気難しい〜。」と、
持ち前のいい加減さですぐに笑顔を持ち直したジェイボン。


そんなジェイボンがバナナ・ボートを始めたので、
パンコール島にお寄りの際は是非ご利用下さい。
ただ、ボートとバナナを繋ぐロープが海の真ん中で
しょっちゅう切れますが。ええ、いい加減ですから___。

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刺激中毒

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なるほど。黒い。
どおりで向こうでは現地語で普通に道きかれるし、
日本人に声をかけても逃げられるわけだ。
さて、今から一ヶ月前に遡って、土産話のようなモノを
書き記していこうと思う。
とりあえず帰国して3日目の今の悩みは、
日本の飯がすべていまひとつガツンとこない事なのだよ。

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プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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