2008年12月アーカイブ

色褪せないモノ

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新宿Naked Loftでのライブを終え、
古くからの友人とタクシーに乗り込んだ深夜0時過ぎ。
「お腹空きすぎて気持ち悪いね。」ということで、
自宅に機材を置いてから、後から合流したFくんたちと
コ○スに行き、今日初めての食事を摂り、
その後、疲れ果ててタクシーに乗り込むFくんたちを
店の前で友人と二人見送ってから自宅に戻った深夜2時。

「コイツ、覚えちゅう?」
「この子可愛かったよねぇ。」
クローゼットの奥から引きずり出して来た高校時代のアルバム。
遠い昔の記憶やときめきとすり合わせながら、
僕らの思い出話は尽きる事がない。

そのアルバムのいたるページに貼られた
たくさんのライブの写真。
今見ると、決して「イケてる」とは
言い難い時代遅れのジャケットが、
あどけなさの残る顔にマッチしていない少年は、
それでもマイクスタンドを斜めに持って熱唱している。

「この頃からやってるんやもんねぇ・・・。」

ライブ後の打ち上げ写真に写る少年たちが
いきがってくわえている煙草の煙と、
今吸っている煙草の煙が混じり合う午前6時の月曜日___。

怠惰な日曜日

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外は晴れているというのに、
あまり高く上らないその冬の太陽が
日没を待たずして向かいのマンションの
向こう側に沈んだ午後2時過ぎ。

明かりもつけないままの暗いリビング。
その床と自分の煙草の煙の間で、
「次は何処へ旅をしようか。」
「それより熱いコーヒー飲みてぇなぁ。」などと、
取り留めもない事をただただ思う
そんな怠惰な日曜日もボク的にはOK。

ふと「出番だ!!」がよぎった日

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今が俗に言う「その時」なら
やらねばネバネバ
勢いつけて転がるんなら
多少の傷は覚悟して

遠のく意識向こう側で
ホラ「優しい人」の声
「平気なんでしょ?まだやれるでしょ?」
ホラね所詮は他人事

周りはいつでも適当な事を言うもんさ
俺たちコケてもヤツら気にもせず「次」を求める
嗚呼 無情の世界
こっちの事情も考えずに 今夜も開始のベルが鳴る

さぁ出番だ!! 出番だ!! 茶番だ!! でも本番だ!!
さぁ出番だ!! 出番だ!! 茶番だ!! でも本番だ!!


 
答えが其処にあると言うなら
行かねばネバネバ
たとえ明日(あした)がハズレくじでも
心は鬼にして

魅惑の香りすれど 足もとは今日も棘(いばら)の道
涼しげな笑みは 今出来る精一杯のスタンス
嗚呼 不浄の世界
あちら立たせばこちらが立たず 今夜も余計に汗をかく

今我慢だ!! 我慢だ!! 我慢だ!! でも浪漫だ!!
今我慢だ!! 我慢だ!! 我慢だ!! でも止まんな!!

__________________________『出番だ!!』henssimoより

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来年4月からJR東日本のホームの喫煙スペースが廃止される。
新宿駅の電車も止まらぬホームの先っちょの灰皿が無くなるだけの
事だけれど、タバコを吸わない人は何故か喫煙者からの煙害に厳しく、
タバコの煙より体に害を及ぼすであろう車の排気ガスには優しい。

知らぬ間に

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2日後に出る筋肉痛などは以前からうすうす感じていた事だし、
今でも気合いと多少の無理さえすれば、駅の階段も2段飛びで
上ってゆけるし、ライブでもあんな風に飛び跳ねたりも出来る。
強盗団と格闘だって実際出来たし。まだ言うかまだ言うよ。
要するに心の準備が出来る分、抗う事だって出来るのだよ。

それに比べ、「自分の知らぬ間に」は結構ショックが大きかっ
たりする。例えば、うすうす感づいていた彼女の浮気が発覚す
るよりも、自分の知らぬ間に浮気されていた事の方がショック
の度合いが大きいように。

新宿2丁目の行きつけの店で、マスターの老眼鏡を借りた際に
発覚した「老眼」という名の自分の知らぬ間の老い。
自分の知らぬ間にやってきて、抗う事も出来ないこの種の老いに、
口では言い表せないショックを受けたその晩。

帰宅後、急いでズボンを脱ぎ、下着の前だけずりおろし、
確認を済ませたボクの声が1人の部屋に響く。
「ちん毛セーーーーーーフ!!」

ご職業は?

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実はここ1ヶ月、時間があれば不動産屋の敷居をまたいでいた。
けして与太者の冷やかしなどではなく、不動産屋で探し当てた
物件のうち数件は、実際内見にまで行ったりして、
真剣モードで引っ越し先を探していたのだよ、ボクなりに。

けれど最後にいつもネックになるのが審査っちゅーヤツで、
収入証明が必要だの、自営業者はダメだの、やたらうるさい。
こちとら上京してウン十年、爪に火を灯すような暮らしの中、
喰うモノ減らしてでも家賃だけはしっかり払ってきたので、
自慢じゃないが家賃滞納は一度も無い。
「この人は○十年連続で家賃滞納はございません。」みたいな
証明書をどっかで発行してくれんもんかねぇ。
ま、「ご職業は?」「ミュージシャン。」っていうやりとりのくだりで、
既にザルから漏れ落ちてゆく感は否めないないのだけれど。

大家からすればプロもアマも関係ないわけで、音を出す人種には厳しく、
今日もまた不動産屋から出て、日が落ち寒風吹きすさぶ商店街を
ポケットに両手を突っ込み背を丸めたポーズで家路を辿るボクが
唄う歌。
「♪ギターに弾きに貸す部屋はねぇ♪ギターに弾きに貸す部屋はねぇ♪」
「ロクデナシII(ギター弾きに部屋は無し)」ブルーハーツ_______。

泳げぬイルカ

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「先生。もう泳げますかね?」
_____この言葉をボクはもう何回言った事だろう。
それは「愛してる」や「金貸して」よりもずっと多く、
今年頻繁に言った言葉ランキングの中で
「牛ハラミ弁当大盛りで」の次に位置するぐらい上位に食い込む。

今年2月に破れた左耳の鼓膜(2008年2月5日「破れた鼓膜」を参照)の
治療の為に訪れた某医大の治療室。2回の手術を経て、通院日数も
延べで軽く二桁台をカウントし続けるこの日。
それもやっと今日で最後かもという最終チェックのベッドの上で、
既に顔なじみとなっている担当医に、ボクはもう言い飽きた台詞を
今日も言う。

「先生。もう泳げますかね?」

耳の中を電子拡大カメラみたいな機械で覗きながら、担当医師が言う。
「・・・来年、もう一度塞ぐ処置をしましょうね。」

えーーーーーーーーっ!? 2回もの手術はなんやったのーーーーーっ!?
いったいいつになったら治るの!?

どうやら最近聞こえが良くなっていたのは、
耳垢が穴をうまいこと塞いでくれていたらしく、
耳垢を吸引器で吸い出すと、なるほど、聞こえが悪くなった。

 

イルカに戻る日は遠い____________________。

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痛(ツー)

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「変」
先日、今年一年を表した文字が発表された。

ボク個人的な今年一年の文字は?と聞かれれば、迷わずこう言う。
ツゥ。「痛」だよツゥ。

思えば、今年1月に旅先で手足に出来た水疱の痛みから始まり、
海でイカを追いかけ深く潜りすぎたせいで破れた鼓膜の痛みやら、
強盗団に襲われナイフで切られた腕や殴られた胸の痛みやら、
生まれて初めて味わった足の神経痛の痛みやら、
それに普段の頭痛や胃痛や、ついでにパチンコで負けた時の心痛も
加えて、本当に痛い痛い一年だったのだよ。

で、たぶん今年最後の「痛」を取り除く為、
今日から歯医者に通い始めた。

来年は「当」とか言える年にならんもんかね。
いやいや、車にアタるとか食いもんにアタるとかじゃなくて___。

あやふやな箱

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テレビの映りがおかしくなって一年。
スポーツ中継では選手の足もとの芝生は年中枯れ草色だし、
旅番組ではいつも夕暮れだし、
ドキュメンタリー番組ではやけに血色の良い病人ばかりだし。
しかしまぁ、「色」なんてモノは感触を伴う「形」とは異なり、
目でしか認識出来ないなんともあやふやな情報で、
大半の人が「赤」といえばそれが「赤」と認識されるわけで、
人間以外には別の色に見えていて、本当はそれが真実かもしれぬ、
などと負け惜しみを言いつつも、やっぱり自分も人間なのだし、
なおかつ幼い頃から現在に至るまで、触感も匂いも伝えられない
そのあやふやな箱に首までどっぷり浸かっているテレビっ子。

R(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)。
この三つは光の三原色と呼ばれていて、
これらの色の混ざり具合で様々な色に見えるのね。
ウチのテレビは、そのうちのG(グリーン)の発色が
限りなくゼロに近い状態で、3つのうちどれかが欠けると
「白」さえもまともに発色出来ない。
毛利元就は偉いやね。テレビが発明されるずっと前に
3本の弓矢で息子達に諭してたもん。
もしも息子が4人いても同じ事言うてる気は多少すれど____。

探し物は何ですか?

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「どうしてもみつからないんだよねぇ。」
と首を傾げるボクの隣で、
「それ去年の今頃も同じコト言ってたよ。
 結局前の奥さんが持って行ったってコトになったじゃない(笑)。」
と笑う友人たち。
友人達によると、どうやらボクは去年も、今年と同じように
部屋の隅々までくまなくそのみつかるはずもないモノを
探し、結局無かった事を周りに愚痴っていたらしいのだけれど、
当の本人であるボクは覚えていない。

こりゃとうとう呆けが始まったか?ご愁傷様。
口の悪い友人達に見送られ家に帰ったその晩。
夢に元嫁が出てきて言った。「アレなら持ってっちゃったよ。」

夢にまで見るほど気になったのは元嫁か、
はたまた『布団乾燥機』か________________。

幼心を連れて

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「ボク、イオンの方がえいのになぁ。」と
すっかり企業戦略にハマっている甥っ子・兄に、
「イオンの社長になるより、お城のお殿様の方が恰好えいでぇ。」と、
子供だましにもならぬ適当な事を言いながら、
彼の手をひいて高知城まで城壁横の階段を上った。

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10分後、本丸の建つ丘の上に着く頃には
ボクの方がバテてしまい、ベンチで一服休憩。
タバコを燻らせながら、ボクは天守閣を指さして、
念のため甥っ子・兄に尋ねてみる。
「ところで・・・アソコまで上りたい?」
「うん!のぼりたいっ!」
そーですか・・・。じゃ上りましょ。
言い出しっぺはボクなわけやし。
馬鹿と煙と子供は高いトコロが大好きなのだ。

ということで、彼を片方の腕に抱え、本丸内の展示物には
一切目もくれず、ハシゴみたいな急な階段をダッシュで
上る事数階、天守閣に到着。甥っ子・兄を降ろす。
手すりから乗り出そうとする甥っ子・兄の上着の襟を
しっかり掴んだまま高知の景色を眺める。

天守閣の四方、東西南北どの高知の風景にもたくさんの
思い出があり、その少々色褪せた思い出たちが再生して
は冬の夕陽に溶けてゆく。初恋の子の微笑みが。
日が暮れるまで遊んだ悪友たちの笑顔が。
さきほどまで甥っ子・兄を抱えていた側の腕を、
力なくプランプランさせるボクの視線のその先で____。
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甥っ子・兄「イオンどっちやろーねー。」

甥っ子・兄よ。
どんなにオマエがイオンっちゅーヤツに恋い焦がれても、
所詮相手はオマエの金目当てぢゃ。

日曜市

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朝ホテルから出て実家に帰る途中、少し寄り道をして「日曜市」を歩く。
江戸時代から300年余り続く街路市で、毎週日曜は高知城の追手門から
追手筋に沿って、終日催されるこの市。
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追手筋で生まれ幼少時代をそこで過ごしたボクにとっては
見慣れた風景なのだけれど、どうしても買いたい物があったのだよ。
それがコレ。
『冷やしあめ』一杯100円。
甘いのだけれど意外と喉ごしスッキリ。
京都のソレとは少々違いシナモン(ニッキ)は入っていない。
好みでおろしショウガを入れてくれる。
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やさぐれモード継続っ!!

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行き場を無くしたカップルに挟まれ、

チッと舌打ちをしながら出そうも無い自分の台を
拳の先で軽くこづくクリスマス・イブの夜。

やさぐれるボクの肩をポンと叩いて
先に帰る常連のおっちゃんがボクにくれた、
前歯の抜けた笑顔と「メリークリスマス」___。
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野生の本能

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ウミガメ。
海の中で出逢うと、時折ではあるけれど、イノシシみたいに
こちらに向かって一直線に突進してくる、あの堅い固まりが。
彼らは動物食の強い雑食性(魚類、貝類、クラゲ等を食べる)で、
つまり、魚を喰うという事は泳いでる魚に追いつける泳力を
持っているわけで、なるほどあの固まりがそんな速度で体当
たりしてきたら、痛いとかいう問題ではない。竜宮城に連れ
て行ってくれるどころか、病院もしくはあの世送りにされる。

高知の桂浜水族館は昔から入場者がウミガメにエサ(キビナゴ)を
あげられるようになっている。数年前、ウチのバンドのルイスが
エサをやる際に、箸ごとウミガメにガバッと持っていかれ、
もうじき指が食いちぎられそうになり、
「ひぇ〜! 危ねぇ〜コイツ。」と、ヤツラの本能を体感した。

要するに、ウミガメも噛むし、犬だってネコだってネズミだって、
噛みつく。動物が「噛みつく」のはいわば本能である。
エサを捕食する為、自分の意志を示す為などなど、生きてゆく為の
本能なのだ。飼い慣らされたペットでさえ、時に人間から教え込ま
れたルールを忘れ噛みついたりする。

ヒトは、特にニッポン人はいつから噛みつく事を忘れたんだろう__。

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上から見ると目つきがめっちゃ怖い。
この目でボロボロと涙を流すと思うと、その2面性がさらに怖い。

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小さな手に誓うコト

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キラキラした目で笑うキミの
キミの瞳にボクは
いったいどんな風に映ってるんだろう

キラキラした日溜まりの道に
伸びるふたつの影が
離れぬよう離さないよう手をつなごう

キミの遠い未来まで 付き合う事は出来ないけれど
それでもボクは星となり その頬を撫でる風となり
いつだって どこでだって そばに居るから

今は約束のひとつも
守れないでいるけど
いつかきっと いつかきっと
_____________その小さな手に誓うコト


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やっぱ鍋でしょ

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今夜の鍋パーティー。
前菜にふぐ刺し&ちちこ(カツオの心臓を煮たモノ)。
タラ、鶏肉、鶏のつみれ、エビ、牡蠣、豆腐、白菜、えのき、
それとFくんが丹誠込めて皮から作ったという餃子。
別の友人Fが下ろしてくれた大根おろしにポン酢。
Hちゃん、そこのもみじおろしを取ってくれぃ。
ついでに飲み物も取ってくれぃ。
ありがとありがと旨いね旨いよ。

仕上げは雑炊にしよーかねー。
タマゴをとじてくれぃ。
ありがとありがと旨いね旨いよ。

デザートはこれまたFくんの手作りのシフォンケーキと、
ハーゲンダッツのアイスクリーム。
出来ればコーヒー入れてくれぃ。
ありがとありがと旨いね旨いよ。

みんなほんとにありがとね。

新宿蠅

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新宿ゴールデン街から新宿2丁目へ。
空中で同じ軌跡を描くハエのように、今夜も新宿の街を飛ぶ。
どちらの店にも、心温かい「オトコマエ」な店主がいる。
ま、前者は女性ママで後者はオカマなのだけれど_____。

2008年を振り返る

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この一年を総括していろいろ書こうかとも思ったけど、
書いちゃ消し書いちゃ消しで、果たしてオマエは何が
言いたいの?とパソコンの前で自分自身に問うてみた。

あれやこれや思うトコロはたくさんあるけれど、
結局はたいしたコトも言えないのだよ。

ただ・・・

「ありがとう」
その言葉をボクはこれからもずっと言い続けるし、
また、言われるコトをし続けていこうと思う___。

大晦日

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☆ひろ氏、五十嵐公太氏らと共に、赤坂・円通寺に
除夜の鐘を突きに行ったのだよ。

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ちなみに今回のボクの整理券番号は「55」。
光太郎さんは「56」で、
「やったぁー! 確変ゲットォォォ!!」
「チッ、リーチ外した。」
と、一昨年とまったく同じ会話をする
このオッサン二人の煩悩は海の砂ほどありて、
到底108つでは振り払えぬ年明け5分前_____。

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プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

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