18年目のパンコール島にて

重い重い荷物を背負ったり引きずったりしながら、先月の27日、なんとか無事にマレーシア・パンコール島に到着し、今回で18年目となるパンコール島滞在を島の仲間たちとのんびり笑い合って過ごしている中、ついついFacebookの方ばかりを更新して、こちらを忘れている薄情者からアナタヘ。


昨年の滞在中に足の手術やらなんやら痛い思いばかりしたので、今年はだいぶ自重して、仲間たちとのビーチバレーもフットサルもサッカーもすべて、笑い声のする輪のちょっと外側で、体育の授業を見学している生徒の如く見ているのだよ。


おかげでボートの上で独り釣りをする時間も含め、例年に比べ独りの時間が多く、心地良いほどに吹く潮風の向こうに、水平線に沈む夕陽に、深夜遅くにたまに香る雨の匂いに、その時々にアナタの少しだけ憂いを含んだ笑顔を思い出す、海とジャングルのその隙間で。


BGMは『My funny valentine』_____。

小学生を担いでの出発

2018.01.25.jpg

ほらね、やれば出来る子。
とは言っても、大きなスーツケースの内側に残されたスペースは写真の青い部分でも解るようにあと僅かしかなく、これでは約2ヶ月もの間、パンツやシャツといった向こうでの着替えも、毎年昼間に着ているビーチ用のシャツもズボンも常備薬も収まりきらないわけで、結局は明日の晩に再会する友人にあげる予定の、写真の奥に写るバックパッカー時代の大きな登山用リュックサックも使う羽目になってしまったのだよ。

スーツケースの総重量約19kg。リュックサックの総重量約6kg。カメラバッグの総重量約4kg。あと、これにipadや携帯電話、その充電機器、マレー語辞書、冷房避けパーカーを入れたショルダーバッグ約3kgで、合計32kg。これは全国小学生の平均体重で言うと5年生(11歳)と6年生(12歳)の丁度中間ぐらいで、6時間後の早朝から土曜日の昼過ぎまで、マレーシアへ到着後は気温30度を超す蒸し暑い熱気の中を、ボクは第二次成長期を迎える人間をずっと担いだり引き摺ったりしながら移動せねばならんと云う事らしい。
時々は引き摺る事の出来るスーツケースの重さを差っ引いても13kgあり、これは常に両肩には3歳児を乗せているのと同じなのだよ。常に両肩にぶら下がる3歳児。水子の霊にしても育ち過ぎていて心底げんなりする。

なにはともあれ、無事にパンコール島に着いて体力も気力も戻ったらこの戯れ言を更新するつもりだけれども、今回ばかりは本気で途中で倒れそうな気がして不安な出発6時間前____。

渡航ブルー

48年振りの異常なほどの冷たい夜の空気に覆われた『THE 冬』の東京で、それでも暖かい人たちと他愛も無い話で笑い合える居心地の良さとその幸せに、少しだけ後ろ髪を引かれながら自宅に戻り、そろそろ荷造りに掛からなければいけないのだけれども、ここ10年、毎年出発日近辺のこんな日は、マリッジブルーならぬ渡航ブルーになるその原因が目の前に堆く積まれた大量の土産物の山なわけで、その中でもスーツケースの中で一番嵩張る其奴を手に和歌を詠んでみたよ。

何がいい?
聞いてもないのに "源氏パイ"
いつになったら飽きてくれるの?_____お粗末。

未だ荷造りする気もおきないほどの

____「バカデカいスーツケース貸そうか?」
18年目のマレーシア・パンコール島への越冬を前にして、今年も日本から持って行く大量の土産にウンザリしているボクに、☆ひろさん奥方が提案してくれた心優しいその申し出をやんわりとお断りする理由は、ボクのパンコール島までの道のりが彼女らが想像しうる旅行とは全然違うからなわけで____。

まず写真1を見て欲しい。
【写真1】
2018.01.24_01.jpg

これは島から日本に戻る時のモノなので、スーツケースの中身はほとんど空で、そのせいか幾分表情も穏やかではあるが、往路はスーツケースの重さが毎年18kg〜20Kgになり、そんな重たいスーツケース(大)に加え、一眼レフカメラ用バッグ(レンズ3個入)と、ipadや充電機器や冷房避けのパーカーが入ったショルダーバッグという、そのひとつひとつが以外と肩にズッシリとくるものばかり。今年はさらに、毎年初日の晩に空港まで迎えに来てくれる友達に、ボクがバックパッカー時代に使用していた『登山用リュック(45L〜55L)』をあげるのでそれも加わる。

2018.01.24_02.jpg
さぁ、想像してみてね。これらを全てを担ぎ、または引き摺り、湿気をたっぷり含んだ気温30度超の炎天下で、スロープも満足に無い、時に側溝の蓋が剥がれ落ちたクアラ・ルンプール市街の、日本とは比べ物にならないほどガタガタしたその舗道を、半ば20Kg弱のスーツケースを浮かせた状態で、10年前に遭った強盗団のような輩に目を付けられる事なく、いかにも「俺、力ありますよ。隙さえありませんよ。」的なスピードで颯爽とホテルから長距離バスターミナルまで歩くボクの姿を。眉間に皺を寄せながら、それでも精一杯浮かべた涼しげな表情の裏で、奥歯がすり減るかと思うほど腕に力を込めるその道。

クアラ・ルンプールから高速バスで片道約3時間半。
パンコール島への港町ルムッに到着し、ここまでくれば治安的には問題ないのだれど、バスを降りてから港まで徒歩5分、やっぱりガタガタの道を移動し、港のチケット窓口でフェリーの切符を買ってもう安心・・・ではない。最後の難関がフェリーに乗り込む直前と直後の浮桟橋に待ち受けているのだよ。
【写真3】
2018.01.24_03.jpg

浮桟橋とフェリーを結ぶブリッジは木製の板1枚。
想像しにくいアナタの為に簡単な【説明イラスト】を描いてみたので、上の【写真3】と照らし合わせて思い浮かべてみてほしい。

【説明イラスト】
2018.01.24_04.jpg

この急な階段をカメラバッグとショルダーバッグを肩からずり落ちないようしっかりと肩にかけ、重量20kg弱のスーツケースを両手でしっかり担ぎ上げた状態で降り、バランスを崩さないよう、海に落ちないように木製の板をフェリーまで渡らないとならない。その距離2歩。たった2歩、されど2歩。もちろん、手摺りなどは無い。何故なら木の板なのだから。
高齢者などはフェリーのスタッフが荷物も身体も介助してくれるのだけれど、ボクにはもちろんそんな者は付かず、片手をクイックイッ「はよ行け」と促されるのみ。下船時も同じで、ここ数年は毎年日本から重い荷物を持ってくるボクを心配して、ボート屋の主人が島の浮桟橋まで出迎えてフェリーからの荷下ろしを手伝ってくれる。

以上が、ボクが毎年繰り返しているパンコール島までの重い重い、違った、長い長い道のりなのだよ。否が応でも今週土曜日にはこれらの試練が待っているかと思うと、げんなりする。
かといって、慣れないバカデカいスーツケースぢゃ余計にオタオタして、クアラ・ルンプールで遭いたくもない犯罪被害にあったり、海に落ちたりしかねないでしょ。

現地の友人家族や島の子供たちへの土産さえ無ければ、ショルダーバッグとカメラバッグだけで行けるんぢゃないかと毎回思うのだけれども、それを選ばなかったからこそ今のボクがあるという自分なりの誇りを胸に、今回も腕の筋肉プルプルさせながら行ってきますね___。

誰かお願い

誰か空港の免税店でアイコスのミントを1カートン買って、パンコール島まで持って来てくれんかなー。税金分も足してちゃんとお代は払うのになー。4月まで1週間に1人のペースで島まで持って来てくれたら紙巻きタバコに戻らなくてすむんだけどなー。帰国後にライブ2本控えて、せっかく取れてきたタールをまた喉に貼り付けたくないんだよなー。え?やめる意思はないのかって? ないよ、まったくない。

と云ふ事で、パンコール島までアイコス・ミントを買って来てくれた方。
お食事奢ります。ボートにもタダで乗せます。バイクで島内案内もいたします。出来る事ならこの身体も捧げたいのですが、なにぶん最近は前も後ろも役に立つかどうか自信がございませんので、なんなら現地の若い独身男性および女性を紹介します。

今日は夜から東京にも雪が降るとかどうとか。
嗚呼、もっと早くにパンコール島に行くべきだった、と出発日の金曜を待ち望む週明け___。

セイシをかけた闘いの果て

連日徹夜の甲斐あって、なんとか某CDジャケットデザインの仕事もうっすらとではあるけれど、先が見えてきた。丁度、夜が明ける今頃はiTunesライブラリーの中に収録されたジミヘンのギターが徹夜明けのボクのとろっとろに溶けた脳みそをかき混ぜるせいで、「こんなに徹夜続きだと精子が死んぢゃう。」とワケのわからぬ心配をしてみたりもする。
昨年3月のパンコール島で数日間出した40度を越える高熱の時に、たったひとつの保冷剤を額にあてるか股ぐらにあてるか悩んだ末、やはりここは脳みそを守る事を優先しようと股ぐらを切り捨てたあの晩。圧倒的戦力に勝る米軍の火炎放射に、「熱い熱い」と逃げ惑いながら次々に倒れてゆく我が子たちに「オマエたち、1匹でも生き延びてくれ」と願ったっけ。

ダメだ、徹夜明けで脳みそが馬鹿になっているせいで、今さら役に立つかどうかも分からないヤツの事ばかり考えてしまう。

さて、金曜日に日本を脱出するに向けて、アマゾンで注文していた現地の友人への土産が次から次へと届いたのだけれども。果たしてこの量をどうやってスーツケースに詰め込もうか考えただけでゲンナリしてきたので少し寝ようね、コタツで。おやすみ___。

2018.01.21.jpg

ライブ演る、生きて帰国したらね

「え? こんなに寒いのに今年はまだ日本に居るの?」

会う友人たちに聞かれる度に「居るよ、居たくて居るわけぢゃないけどね。」と能面のような無表情で答える日々も来週木曜日まで。金曜からは18回目のマレーシア渡航が待っているものの、年々失われてゆく体力に加え、昨年は現地で脚の手術入院やら数日間40度を越える高熱にうなされたりしたものだから、今年は不安の方が大きかったりもする。

おまけに、出発まで一週間を切った今も、急遽入った某デザイン&制作の仕事に追われ連日徹夜の日々で、今の時点で時給に換算すると250円ぐらいになってしまっているこの仕事を果たして出発までに入稿出来るのか不安で仕方ない。当然、渡航の支度もしていないわけでさらに不安が増すばかりなのだよ。

と、ここまで不安な事ばかり書いてしまったので、希望も書こうね。
日本に帰国後の5月に東京で、6月に郷里・高知で、ヘンシモギターの冨士と二人でアコースティック・ライブを演ります。乞うご期待!!
墓石のCMソングで高知ではお馴染みのあの曲も唄うので、良かったらまた元気な顔で逢いませう。

さて、仕事に戻ろっかね、ファイト____。

2018年が明けてしまいました

本当は昨年のうちに更新するつもりが、とうとう2018年が明けてしまった。

数ヶ月前からずっと続くこの脳内での耳鳴りも左肩の痛みも、年相応に多少出て来たお腹の贅肉も全部持ち越したままでの年越しとなったわけで、じゃあ今年も昨年同様まったく他人様の前で唄わないのか!?

ま、そのうちこの耳鳴りの事を「俺、実はWi-Fiが聞こえるようになった」だとか「宇宙からのメッセージがね・・・」だとか言い出したとしても、これを今でも読んでくれているアナタはきっと「ここら辺はWi-Fiがたくさん飛んでるしね」と、菩薩様のような眼差しで話を合わせてくれるに違いないだろうから、そんなアナタの為に今年は少し唄ってゆこうかなと。

昨年のアナタの憂いをチャラにするライブが出来ずに本当にごめんなさいね。
心優しきアナタの今年1年がなるべく笑いの多い年になりますよう。
そしてたまにライブで一緒に笑い合いましょう____。

2018.01.01.jpg

来期パンコール島キャンプ日程

今回で18年目を重ねるマレーシア・パンコール島の日程がようやく決まったのでお知らせしておきますね。
1月26日出国、4月4日帰国。

毎回のようにこの期間は日本の携帯電話番号にかけられても出ませんし、おまけに今回はSIMフリーのスマホを使用中につき、あちらで買った携帯電話SIMカードと日本のSIMカードをスパッと挿し替えるので、たとえ貴方が電話をしてきても、こちらはその事すら気づかないでしょう。
あちらでの電話番号はいつものように此処にでも載せておきますので、ご連絡はそちらかメールか各種SNSアプリで宜しくです。

これも毎回の事ながら、貴方の日本からのお越しをお待ちしております。
「行ってみた〜い♪」と鼻に掛かった声で言うオンナに限って絶対来やしない事ぐらい、これまでの長い渡航歴の経験から痛いほど解ってはおります。解ってはおりますが今回も敢えて言いますね。

可愛い貴女はクアラ・ルンプールの空港まで片道4時間半かけてお迎えにあがりますし、そうでもない方、及び、髭剃り痕の残る可愛い貴方は島の港まではお迎えにあがりますし、いやいや、ツカサさんに負担はかけたくないという心優しいアナタは島のビーチでお迎えいたしますので、私作のパンコール島情報サイトをご参考の上、是非遊びに来て下さいまし___。

2017.11.30.jpg

お面を探す散歩の末に

再来月からの18回目のマレーシア渡航に向け、そう言えば島の子供と交わした「そんなにウルトラマンが好きなら今度ウルトラマンのマスクを持って来てやるよ。」という約束を思い出し、値段の高いマスクは無理だとしてもウルトラマンのお面程度ならあげられるし、丁度、今夜で今年最後の酉の市・三の酉が開催されている新宿花園神社なら屋台も出ているだろうしと、晩飯探しのついでにフラリと家を出た夜8時半。

神社が近づくに連れ、去年買った熊手を返しに行く人たちが目につき始め、神社に向かう人々の塊はみるみる大きくなって、屋台が並ぶ神社入り口付近の舗道からは歩くペースもグンと遅くなるほどの賑わいを見せる中、参道奥までの両脇に並ぶ屋台の一軒一軒を、イカ焼きの醤油の匂いやベビーカステラの甘い匂いに惑わされながら、いやいや、まずはお面だお面、と目的の屋台を探す。

けれど、境内中を人混みに交じってウネウネと歩くも最後まで見つける事が出来ず、熊手を買った人たちに送られる威勢の良い三本締めの掛け声が響き渡る夜の空の下で独り途方に暮れながら、せっかく来たんだから酉の市の雰囲気だけでもカメラに収めて帰ろうと、参拝客の行列が並ぶ本殿にスマホを向けてパシャリ。
「最近はお面もネット通販の時代かぁ、なんだかなぁ。」と、時代の流れに取り残されたような寂しさに晩飯を買う事すら忘れ、見世物小屋のアナウンスのおばちゃんのダミ声に背中をさすられながら、神社を後にした。

自宅へ戻り、ジャージに着替えコタツに潜り込み、しばらくして、さっき撮った写真を確認しようと寝転んだ態勢のまま覗いたスマホの画面。写真の左下の方に映り込んでいるその屋台に、嗚呼自分は本当に老いたんだ、老いたのでなければ呆けたのだと痛感した2017年11月の終わり____。

2017.11.29.jpg

子供染みた言い理由

「どーせオンナがおるがやろ、おるに違い無い!」

先日、帰省した折の食事の席で、約40年ぶりぐらいに偶然再会した元同級生に、自分はここ17年間ほど冬はマレーシアにいると言った時のその元同級生の反応。人づてに聞いた話によれば、彼は中学校を卒業してから頑張って働き、事業の成功もあり10億円以上もの金を稼いだ成功者であり、隣に座らせたタレントの卵だか鶏の卵だかわからぬ若い女性にメロメロの中年男である。ボクとの共通点は中年男というぐらいで、収入金額も歩んできた道もまったく違う彼の物差しからすれば、ボクは「マレーシアにオンナがいるので17年間もせっせと通っている」という理由が一番納得がいくのだろう。

別段、腹も立たない。
自分の身近な人の中でも、その話題が出る度「オンナがいるのよ、きっと。」と、意地の悪いお局さまのような笑みを周囲に撒き散らす年老いたオカマを現に一人知っているし。

ま、大人になるという事は単にチン毛が生えてくる事ではなくて、様々な場面で清濁併せ呑むその度に心のあちこちに汚れがへばりつき、その汚れにも鈍感になってゆくと云う事でもあり、戸籍まで汚した自分が言える立場でない事は重々承知しているのだけれど、それでも声を大にして言おう。

子供の頃のままピッカピカにしておきたい箇所のひとつやふたつはあるでしょーよ___。

家族の時間

| コメント(0)

その山肌の表面に朝陽が当たるか当たらないかの早朝。
王様の如く椅子に腰かけた甥っ子3rd(4歳)が見守る中、皆せっせと雑草を抜く。
自分が何故ここに連れてこられたのかも理解出来ていない幼い王様は、眠気で閉じそうな瞼をしばしばさせては、時折、皆の懸命な働きに背を向け、空宙に視線を漂わせながら歌を唄う。

「つーちゃんは王様やないき、サボらんとこっち来て草抜きや。」
今年中学生になり、そんなもっともな事を言う甥っ子1stに対して、「ちん毛がボーボーになってから俺に意見せい。」と大人げ無い反論と共に王様の傍を離れないボクはここでも怠け者である。

2017.11.05.jpg

家族がこうして揃ってお喋りしながら草を抜く事が大切、と一向に父親の墓に砂利を敷こうとしない我が母親を指さしながら「この人が死んでから此処に砂利を敷くぞ、草が生える隙間もないくらいびっしりと。」と、わざと憎まれ口を叩いてみると、「そんな悲しい事言われん。」と甥っ子1stと2ndに諭された。祖母にあたる我が母親に対し普段は生意気な口をきく二人だが、うん、一応は優しい人間に育っているらしい。

父親の37回目の命日を高知で迎えた11月第1週のお話____。

パブロフの犬の如く

| コメント(0)

【条件反射】
___動物において、訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動のこと。
(Wikipediaより引用)

どうも自分は、こんなふうに急に気温が下がると、自ずと旅の支度を始めてしまうらしい。といって先立つモノがあるわけでも無く、正直ワクワクやドキドキといった感情も最後の恋心と一緒に何処かへ置き忘れたままなのだけれど、そんな心と裏腹に身体だけは元来の怠け者に似つかわしくなく、それはそれはテキパキと行動するようで。

というわけで先日、まだ渡航時期も期間も何も決めていないのに、10年前に更新したパスポートの再更新を済ませ、ついでに国際免許証の更新も済ませたのだよ。

2017.10.17.jpg

これまでの10年間、いかにも「なんかしでかしそうな」怪しい口髭を蓄えたパスポート写真に加え、日本とマレーシアの出入国を記録した数多くのスタンプだけを見れば、ボクの素性を知らない人からすれば不審人物に見えるのも仕方の無い話なわけで、過去にN.Yの空港では「なんでこんなにイスラム圏ばかりなんだ?」と入国審査官から聞かれたので、「友達がたくさんいるから会いに行っているだけ。」とバカ正直に答えたらその後15分放置されるという嫌がらせを受け、当のマレーシアでも入国時に「なんで毎年来ているの? ひょっとして仕事じゃないの? 」と不審がられ、日本に帰国する度に税関では「怪しい物は持ってませんよね?」と尋ねられるのにも慣れてしまった今日この頃。

いくら髭を剃ろうが無柄の服を着ようが前髪をおろして出来るだけ可愛く見せようが人相の悪さは消せない事だけは解った、そんな顔写真が貼られた新しいパスポートを手に、これからの10年間も、マレーシアの入国審査官の前で「友達に会いに来たんだよ。」と胸を張って馬鹿正直に答えてゆこうと思う。
カウンター越しに見えない尻尾をブンブン振りながら____。

9月のまとめ

随分とこれをサボっている間、沖縄・伊平屋島から上京してきてたホテル家族と新宿を彷徨いて飯を喰ったり、喫煙器具と種類がドンドン増えた挙げ句、遂にはヴェポライザーにまで手を伸ばし、端から見たらジャンキーに間違えられてもおかしくないほどプカプカしても「でもこれ煙じゃないもん蒸気だもん」と言い理由を並べてみたり、浮かんだメロディを自宅に帰るまで他の通行人に頭のおかしい人に思われないように繰り返し閉じた口の中でハミングしたり、気づけば財布に千円札1枚しか入ってなくて今時の中学生でももう少し持っとるわ!と自身に突っ込んでみたり、そんな感じでいろんな事を騙し騙しではあるけれど、こなしていっている9月___。

やめない宣言

紙巻きタバコをやめて約2ヶ月。
昨晩、試しに紙巻きタバコを1本吸ってみたのだよ。
まるで口の中で焚き火しているかのような風味に耐えながら、喉から気管にかけて入ってくるそれはやっぱり本物の煙で、嗚呼これだよこれ、タバコはやっぱりこれぢゃなきゃと、このまま焚き火風味さえ耐え抜けば、また紙巻きタバコが旨く感じる事も出来るようにもなるのだろうけれど、そんな気持ちは2口目で灰皿に押しつけたタバコと一緒に折れたさ。

IQOSとPloom Techでニコチンを適度に摂取するその合間に、電子禁煙パイポと言う名の簡易Vapeで蒸気だけは好きなだけプハーッと吐き出しているので、目立ったストレスなどは感じてはいないのだけれど、吸いたい時に簡単に吸えたり、最悪水に濡らしてもタバコ代程度の気分が凹むだけの紙巻きタバコに比べ、それぞれの手入れに手間がかかったり、水なんかに濡らした日には、充電どころか本体が使用出来なくなるので、スマホ並みに気は遣わにゃならんし。

無水エタノール入りのボトルを前に、爪楊枝や麺棒でチマチマとカスを取り除いている時や、Vape用リキッドを充填している最中、その細かい作業からくる内へ内へのマクロ感は半端なく、嗚呼あの頃自分が思い描いていた未来はこんなんだっけと長いため息のひとつもそりゃあ出るさ。
___でもね。

カタチが変わろうが、たとえ手間暇かかろうが、本当に好きなモノは絶対やめないどけね、あっかんべー___。

2017.08.24.jpg

蒸気機関車の如く

以前にも書いたように、今年の誕生日を境に紙巻きタバコをやめたのだよ。
(『短編か長編かはさておき』2017年6月29日参照)

最近、喫煙者の間に拡がりつつある加熱式タバコIQOSを皮切りに、数々の理由あって、タバコとVapeのハイブリッド的な存在であるPloom Techを購入し、Ploom Tech経験者なら多くの方が経験する、ややもするとニコチンの入ったタバコカプセルより蒸気の素でもあるグリセリン等を染み込ませたカートリッジの方が早く消耗する問題を解決するべく、Vape専門店で店員さんに薦められるがままに買ったVape用リキッドをカートリッジに注入しては、タバコカプセルの味もニコチンもとっくに無くなっているのに、ブルーベリー&メンソール風味の蒸気だけをプハーッと楽しむようになり、ついに昨夜、アマゾンで電子禁煙パイポ(もうこれは完全に蒸気しか出ません)を注文するという、もはや蒸気だけを吐き続ける暴走機関車の如く、先の見えぬ底無し沼に自らズブズブと足を踏み入れているような気がしてならない今日この頃。

う〜ん、メロン風味も気になるし、やっぱり夏だからここはモヒート風味かね____。

マレーシアで左脚のばい菌による化膿からの手術。

約1週間に及ぶ40度に達する高熱、これもマレーシア。

約2ヶ月間ずっと痛風、これまたマレーシアだけど、これは持病だ仕方ない。

そして、これは初告白なのだけれど、マレーシアに渡航してすぐの頃から現在まで症状が酷くなったり治りかけたりの攻防を繰り返した頭皮湿疹。一番酷い時には脱毛症まで発症し、いやいやこれはひょっとすると加齢によるAGAなのかもしれぬと、帰国してからつい先日まで、途中、某衆議院議員の「このハゲーッ!!」の怒号がTVから流れる度、「いやーやめてあげてー!」と耳を塞ぎ、外出時には片時も帽子が手放せない不安な日々の中で、ギターをかき鳴らしてビールを飲み干す同世代の某人気ミュージシャン兼俳優の姿が映るTV-CFを前に、未だ都市伝説しまかに囁かれる彼のように値段の高い植毛医療を受けられるほどの稼ぎも無い自身の運命を嘆きながら、一生懸命に頭皮マッサージだけを繰り返す自分に、今年の誕生日プレゼントとして家のテーブルに置かれたのは、『機動戦士ガンダム』モデルの発毛シャンプーと発毛剤。そして毎日欠かさず食べた『こんぶの煮物』。

そんな涙ぐましい努力の甲斐あってか、頭皮湿疹の方はまだ完治とまではいかぬものの、脱毛の悪サイクルからは解き放たれた模様で、嗚呼本当に諦めないで良かった。いつからか「根性」という言葉を何処かに置き忘れて来てしまったはずなのに、意思を持たぬ毛根が見せてくれたそれに、9回裏ツーアウトからのヘッドスライディング甲子園球児の姿を重ね合わせる夏の午後。毛根のくせに、有り難う毛根。

と、感涙にむせぶ暇もなく、今度は右耳に激痛を伴う難聴。先週、病院に行ってきて医師の診断を受けたのだけれど、9年前に3度の鼓膜再生手術を受けて尚、やっぱり聞こえの悪い左耳は予想通りに圧力検査や聴力検査をスカ〜とやり過ごすのはまだしも、頼りの右耳がこんな調子で、病院で処方された薬を外耳に塗りながらツキンツキンとする痛みに耐えている現状。

と、ここまで書いた今年1月から現在まで、たった8ヶ月の間に起こっているこの「痛み」のどれもが原因不明という、それが一番怖かったりするのだけれど、万が一、この全てがひとつの線として繋がった時に、ボクはまた良い作品を生み出せるような気がする、あくまでも前向きにしゃがみ込む中年ここにあり___。

ハッパ? 工事用ダイナマイト!!

___8月8日。
元博奕中毒者には身体が微妙に疼く日。その響きに、父親より愛人を連想してしまう日。それよりもなぜ「母の日」を今日にしなかったのだろう、覚えづらくて仕方ないとふと思う日。頑張っているアナタに拍手を贈りたくなる日。
という事で、先月の旅の戯れ言を今になってまとめたので、お時間ある時にでも是非___。

エンディングロール

____「毎年、同じ場所に行くの飽きない?」

周りによく聞かれるこの質問。
蒼い蒼い海や満天の星空や夜光虫たちの輝き等々、この島が見せてくれる風景に対して、最初の頃に味わった感動やドキドキ感はもう無いし、正直ここ数年は、加齢による体力への不安もあって、旅の準備段階において出るため息の方が、ときめきよりも遙かに多い。

_____でも。
大好きな映画は何度観たってやっぱり大好きでしょ。ストーリーもシーンのカット割りも分かっているのに、1年に1度は観てしまう大好きな映画。そして何より、其処に登場する人物たち。そう、逢いたい人らが其処に居るから行く、ただそれだけの事。
これは、こちらも17年間よく飽きもせず通っているマレーシア・パンコール島にも同じ事が言えるわけで、例えば、その島に自分が逢いたい人たち、自分に逢いたがってくれている人たちが一人も居なくなったら、その時にこの旅は終わるのだろうと。人生もこれまた同じ。

そんな事を思いながら、フェリーの舟尻で徐々に小さくなってゆく伊平屋島を背景に、今回島で逢った人々らの笑顔がエンディングロールのようにながれてゆく27年目の『オレ夏』。

BGMは『Actor's Way』by布施 明____。

2017.07.18.jpg

最終日の備忘録

昼過ぎ。
現在は本島で暮らす宿の孫息子や孫娘たち、病院のため本島に行く宿のお父さんお母さんを見送るために港へ。村祭りも昨日で終わり、フェリー乗り場は長蛇の列。
また来年逢うその日まで、みんな元気でいようね。

2017.07.17.jpg

夕方。
宿の長男や島の友人らと船を出し沖釣りへ。実質、今年の釣り納め。

夜。
宿の孫や曾孫たちと晩ご飯がてら居酒屋『釣り吉』へ。皆勤賞達成。
途中、島の友人が経営する別の呑み屋へ呼ばれて移動。

宿に戻り、明日、島を離れるのに荷造りひとつしていない事に気づき呆然とする午前0時___。

MTBlog50c2BetaInner

プロフィール

冨岡ツカサ
職業:旅人
もといミュージシャン
マレー語,小型ボート操船

最近のコメント

アイテム

  • 2018.01.25.jpg
  • 2018.01.24_04.jpg
  • 2018.01.24_03.jpg
  • 2018.01.24_02.jpg
  • 2018.01.24_01.jpg
  • 2018.01.21.jpg
  • 2018.01.01.jpg
  • 2017.11.30.jpg
  • 2017.11.29.jpg
  • 2017.11.05.jpg

月別 アーカイブ