5月11日(土曜日)

 いよいよ高知ライブに出発!前夜は期待感でワクワク、ドキドキして眠れず。
......遠足を控えた小学生か?しかし、その原因は「henssimo初の地方ライブ」じゃ
ないんだなぁ......。オイラにとってはまず、"久しぶりに飛行機に乗る=羽田に行く"
ということの方が嬉しい。東京駅と羽田空港、行くとしたらどっち?という質問が
あったら、即「羽田!!」と答えるだろうな、きっと。ま、そんな質問をされることは
ないのだが。
 羽田到着は午前8時半。搭乗する飛行機はJAL121便、10時45分発......。
そりゃ早すぎるだろう?と思うことなかれ。何たって羽田ですぜ、ハ・ネ・ダ!
メンバーとの待ち合わせ時間(10時)まで、久しぶりの空港内散歩をするのさっ♪
 というわけで、まずはJALのカウンターへ行き、自分の分を含めた全員の
搭乗手続きを済ませる。高知に持っていく楽器や荷物をさっさと預けて身軽になった。
何と手際がいいんだ、俺! さすがだ、俺!
 さてと、そんじゃJAL以外の航空会社の動向をリサーチしておくか......。
ふむ、ANAもJASも高知行きは空席がずいぶんありそうだな
......お?大阪行きは満席か。平日はビジネスマンで混むこの路線も、
土曜日は観光客が多いんだな、ウン。
......で?今日の機種に変更はないのか?......などとオイラの頭はフル回転。
あっちのカウンターを覗き、こっちのカウンターを覗き、としているうちに、
あっという間に10時。そろそろ、メンバーを迎えに行ってやるか。
 待ち合わせ場所に行くと、すでに冨士の姿が......
「財布、忘れたぁ!」と、挨拶なしにいきなり話し始める冨士。
「はぁ?」......ったく、相変わらずのマイペース男である。
 続いてルイス到着。って、おい、何だ、その荷物の多さは?
「なんかさぁ、あれもこれもって増えちゃってさぁ」......両手にいっぱいの荷物である。
「ほら、これ、搭乗券。手続きは終わってるから、あそこに行ってさっさと荷物を
預けてくるように!」とオイラ。う〜ん、なんて手際がいいんだ! さすがだ、俺!!
 ところで、ツカサが来ないぞ、ツカサが!
......と思っていたところに、当の本人から携帯に電話が......
「タクシーに乗ったんだけど、首都高が事故渋滞でさ。ちょっと遅れるワ」
 首都高?......彼の家からだったら、山手通りをまっすぐ南下すれば羽田やんけ!
案の定、羽田に着いたツカサの口からは「9000円もかかった!」との言葉が......。
あ〜あ、タクシーの運ちゃん、道、知らなかったんだ。
そういう時は俺に聞けよ、俺に! な?
とまあ、ドタバタしつつも、全員無事に搭乗。今日の機種は『ビーロク』の愛称でも
お馴染み(←俺にとってだけ)のボーイング767だ。約260の座席があるこの飛行機は、
大きくもなく小さくもなく、といった感じ。
 途中、心地よい揺れでスーッと眠ることもできた。いよいよ高知だぁ!


5月12日(日曜日)

 前日、俺とルイスは高知市内の格安ホテルに宿泊(ツカサと冨士は実家に滞在)。
朝9時すぎに隣室のルイスを叩き起こして、いざ高知見物へ!
目的は、もちろん高知市内を走る路面電車だ。高知では、まだまだ路面電車が
盛り上がっているのだなぁ。何て素晴らしい!しかもいろんな種類の車輌が走って
るじゃないか!
「え〜? わざわざ乗るんっすかぁ?」
ブツブツ言うルイスを無理矢理引っ張って、さっそく乗車だ。
はりまや橋から高知駅前まで乗り、まずはJR高知駅を見学。おぉ、JR四国のシンボル、
特急「南風」だぁ!
 ここで豆知識......「南風」は決して"ミナミカゼ"と読むのではなく
"ナンプウ"と読む。わかったかな?......よし、じゃ、次!
 今度は高知駅からはりまや橋を過ぎて高知港の近くまで路面電車に乗車。
電停の名前は「海岸通り○丁目」とかいってたな。そこで電車を降りて、
しばし港を散策。ここには、大阪や東京からフェリーが来るらしいけど、すでに出発した
後のようであたりは閑散としている......って、ちょっと閑散とし過ぎかも。
いるのは釣りをしてるオッチャンだけ。思いっきりノ〜〜ンビリしてるぞ。
 再ぶ電停に戻り、電車に乗る......。と、我々が乗った電車の後ろに新型の2両編成が
走っているではないか! これは乗らなければ!! というわけで、急きょ3つ目の
電停で降り、すぐ後ろから来た電車に乗り換える。
「おぉ! なんと洗練されたオシャレな車体なんだぁぁぁぁ」と喜ぶオイラ。
それを見て「フンッ」と鼻で笑うルイス。まあ、いいさ。この車体の良さはキミには
わかるまいて。
 新型車輌に乗ったはいいが、あっという間にはりまや橋に到着。
ここからホテルまでは徒歩なのだ。
「そろそろお昼の1時ですね」
「そうだなぁ。じゃ、ホテルに戻って夕食まで昼寝だな」
......ウソです。この後、ちゃんとライブ会場に行きましたって。
ライブもちゃんとやりましたってば。
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5月13日(月曜日)

 行きはJALだったが、帰りはJAS。12時10分発の244便だ。
ツカサ、冨士とは空港で待ち合わせ。まだ高知空港をじっくり探索していなかったので、
早めに行こう!と言うオイラに、ルイスが「おみやげを買いに行こう」などと言い出す。
嫌がらせか?お?
 それでも空港に着いたのは11時半。オイラが手際よく搭乗手続きを済ませてやると、
ルイスは喫煙所へ。そんなら、オイラは空港内を探索だぁ!......と、勇んで歩き始め
たのだが......あれ?もう終わり?高知空港って小さいんだね。
この小ささがローカル空港の情緒なんだよなぁ。
 高知からは東京だけでなく、名古屋、大阪、広島、福岡、宮崎、沖縄と、
けっこうあちこちに便がある。それもちっちゃな飛行機で。羽田じゃ、なかなかお目に
かかれない機種がけっこういるんだな。これも地方空港の情緒ってやつですよ、ええ。
 冨士が空港に到着し、あとはツカサを待つのみ。そこにツカサから電話。
「え〜っと、ちょっと遅れる。今、タクシーで向かってるから」......またかよ!
 出発時刻15分前に、ようやくツカサが到着。その手には発泡スチロールの箱が......。
「な、何? それ?」
「カブト虫の幼虫っす!」
「それ、機内に持ち込むの?」
「当たり前っす。そうしないと、幼虫死んじゃうから」
 機内に手荷物を持ち込む場合、その荷物はX線検査を受けなければならない
(ハイジャック防止のため)。X線を浴びた幼虫たち......ちゃんと普通のカブト虫に
育つんだろうか?突然変異とかで、違う生命体になったりしないのか?
 JASの機種はMD-90。今はボーイング社に吸収されてしまったM・ダグラス社製の
小さなジェットだ。久しぶりに乗ったので、ここでもワクワクするオイラ。
しかし、その隣には発泡スチロールの箱を足元に置いたツカサが......。
しかも飛行中、箱の中でずっと「ガサガサ」って音が......。
その幼虫たち、今ツカサの家にいる。ちゃんとカブト虫になってくれよ〜〜(祈)
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